オーストラリアの車検の制度、値段、手続きについて | Australia Here and Now (オーストラリア ヒアアンドナウ)

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オーストラリアで車検を通す(Registrationを更新する)

2017/03/04

regorenewal

オーストラリアでは、車検のことをレジストレーション(Registration)と言います。略してRego(レジョ)とよく呼ばれます。

車検の更新手続きは、州によって書く書類の呼び方の違いや、手数料に若干の差はありますが、基本的な手順はどこの州でもだいたい同じです。

しかし、州と州の間での車検の互換性は無いので、別の州で取った車検を、満期の際に、そのまま違う州で更新することは出来ません。新たにその州で車検登録し直す必要があります。

だからといって、別の州で登録された車、または、バイクの車検が有効なうちは、そのまま運転していて問題ありません。別の州で車検登録された車でも、満期が来てからその時に住んでいる州で車検を取り直せばいいのです。

車検に必要なもの

NSW州のケースを例に説明します。車検更新は以下の3つのステップからなります。

  • 車両検査(Vehicle Safety Check/Pink Slip Inspection)
  • 強制保険(CTP/Green Slip)加入
  • 更新手数料と車両税の支払い

車両検査(Vehicle Safety Check/Pink Slip Inspection)

NSW州では、車両の検査をビークル・セーフティー・チェック(Vehicle Safety Check)、または、ピンクスリップ・インスペクション(Pink Slip Inspection)とも呼びます。過去には、検査の用紙がピンク色であったので、ピンクスリップという名前で呼ばれるようになりました。

料金は、普通乗用車は$39、オートバイは$23と法で決められています。これは、何も問題が無くチェックだけで済んだ場合の費用で、修理が必要な場合は別途実費となります。

ビークル・セーフティー・チェックは、車検(レジストレーション)更新の場合の検査で、更新ではなく、登録がない場合の新規登録、または、登録を一度抹消した車の再登録の場合は、別名ブルースリップと呼ばれる、セーフティー・アンド・アイデンティティー・チェック(Safety and Identity Check)が必要になり、費用は、普通乗用車は$63、オートバイは$38です。

日本では、車検は整備工場に全てお任せで、自分で検査場に持っていくという人はごく少数ではないかと思います。こちらでは、検査は各地にある個人経営、または、民間組織経営の整備工場が行っており、整備工場は、基本的には検査だけで、車検更新手続きは行ないません。行ってくれるところもありますが、通常は自動車のオーナーが、強制保険や更新手続きを個別に行います。

Registration (Pink Slip) Inspection e Safety Check

e Safety Checkの看板がある整備工場へ行きましょう

車検を通すときは、“e-Safety Check”の表示がある整備工場へ持っていきます。大抵は、工場の外に“e-Safety Check”と書いた看板があります。また、ウェッブサイトがある整備工場なら、“e-Safety Check”が可能であることを謳っています。

“e-Safety Check”は、車検の為の車両検査ができる整備工場であることを示す表示です。検査を通過すると自動的にデータが車検管轄機関(NSWはRMS - Roads and Maritime Services)に送られます。RMSの窓口、または、オンラインで車検を更新する際には、既に車検をパスしたという記録が、システム上のあなたが所有する車のデータに追加されているのが確認できます。

Vehicle Inspection Report

e-Safety Check Report

お住まいの地域で“e-Safety Check”ができる整備工場があれば、True Localという、ローカルビジネスの消費者レビューサイトがあるので、整備工場の名前で検索して評判を確認してから持っていけば間違いないと思います。

車検でチェックされる項目(自家用車の場合)には以下が含まれます。

ブレーキ、ハンドブレーキが機能すること
ライト類、ウインカーが全て作動すること
ホーン(クラクション)が鳴ること
シートベルトが機能すること
シートの劣化状態(スプリングが見える程の穴はNG)
ボディーやシャーシ(骨組)の状態(サビはNG)
窓ガラスの状態(ヒビはNGだが小さい欠け位ならOK)
タイヤの減り具合(溝は確認マークのレベル以上)
ミラー類の状態(割れはNG)
車輪とサスペンションの劣化具合(危険なレベルでないこと)

基本的に、安全面での機能に問題が無ければ、たとえエンジンの調子が少しくらい悪くても車検はパスします。

通常の所要時間は、実際に走行させてのブレーキチェックを含めて15-20分くらいです。事前に予約した時間に持っていけば、そのまま乗って帰れます。車検中に問題が見つかれば、修理代が余分にかかってきますが、持ち主に知らせる前に勝手に修理をしないのがルールです。

整備工場によっては、走行させずに5分くらいで終了し、本当にちゃんと見たのかというところもあります。

ちなみに、新車は購入してから3年間は、車両検査が免除されます。

強制保険(CTP/Green Slip)加入

強制保険の“CTP”は“Compulsory Third Party”の略です。正式には、“Compulsory Third Party insurance”と呼ばれます。“Green Slip”とも呼ばれるのは、保険証書が緑色の紙だからです。

CTP Insurance

CTP Insurance

強制保険料金は、州によってかなりの差があります。また、車の種類とドライバーの経験と年齢、そして、保管場所によっても金額が変わってきます。一般的に26歳以下のドライバーの保険料は高くなります。また、保険会社によっても大きな差があります。

車検(Registration)がある車、または、バイクを購入した場合、強制保険(CTP Green Slip)は前のオーナーが選んで契約した保険会社が提供するものが車検に付帯しています。

強制保険(CTP/Green Slip)は車両に車検の絶対条件として付帯するものなので、車両のオーナーが変われば、保険のオーナーも変わります。車検が有効な間は、更新の心配をする必要はありません。

車、または、バイクを購入して、車両の所有者登録内容の変更をする際に、強制保険(CTP/Green Slip)の内容も新しいオーナーのものに自動的に更新されますので、別途手続きをする必要はありません。

車検が切れる前になると、新しい車検証(Certificate of Registration)が封書にて届くのと、同じ頃に、強制保険(CTP/Green Slip)を提供する保険会社から新しい保険の値段を含む内容と支払いの詳細が送られてきます。

そのまま、同じ保険会社で提示された値段のままで更新することもできますが、別の保険会社の強制保険(CTP/Green Slip)を選ぶこともできます。

強制保険料金は、車の種類、ドライバーの運転歴と年齢、そして、普段駐車する場所(住所)によって金額に差が出ます。州によっても、州内の地域によっても、かなりの差が出ます。一般的には、26歳以下のドライバーの保険料は高くなります。

そして、同じ条件でも、保険会社によっても大きな差がでます。

NSW州での例として、30歳以上のシドニー在住のドライバーが2500㏄の無改造のターボなど特別仕様ではない、ノーマル仕様のファミリーカーの強制保険を購入するには、保険会社によって変わりますが、おおよそ、$750~$900くらいの費用が掛かるでしょう。

排気量が小さい車は安くなりますし、スポーツ仕様の車は高くなります。

各社の強制保険を比較できるサービスがいくつかありますが、私が毎回使うのはGreenSlip.com.auです。

GreenSlip.com.auは、オーストラリアにある、いくつかの保険会社が提供する強制保険(CTP/Green Slip)を一括で比較してくれる、便利なサービスです。

ご自分と車の詳細を入力して調べてみると、保険会社によって大きな差があるのがお分かり頂けると思います。

GreenSlip.com.au
www.greenslips.com.au

多くの保険会社が、任意保険と両方に入ると割引が適用されたりしますので、車検更新の際は、既に加入している任意保険があれば、同じ保険会社にするのがいいでしょう。

強制保険を購入した時点で、データが車検管轄機関(NSWはRMS)に送られます。

更新手数料と車両税の支払い

車両検査と強制保険の支払いが済んで、はじめて車検の更新が可能になりますので、先にこれらを済ますようにしてください。

これらが済んでから、事前にあなたの住所に郵送されている新しい車検証(有効化されていない)を持って、車検管轄機関(NSWはRMS - Roads and Maritime Services)の窓口、または、オンラインで車検(レジストレーション)を更新します。

Certificate of Registration

Certificate of Registration

車検(レジストレーション)を更新する際には、手数料と税金がかかります。

NSW州での更新手数料は“Registration Fee”で、$64です。 税金は“Motor Vehicle Tax”で、車両の重量によって変わります。自家用車は、重量976㎏までの車は$204、重量976-1154㎏は$236、重量1155-1504㎏は$289、重量1505-2405㎏は$441となります。更に重くなるほど、高くなっていきます。詳しくは、RMSサイトの以下のページをご覧ください。

NSW州車検の管轄はRMS(Roads and Maritime Services)ですが、実際の手続きはService NSWで行います。

まとめ

オーストラリアの車検は1年毎です。

車検に必要なのは、以下の3つです。

車両検査(Vehicle Safety Check/Pink Slip Inspection)
強制保険(CTP/Green Slip)
更新手数料と車両税の支払い

事前に、車両検査をパスし、強制保険を購入しておかなければ、車検を更新(手数料と車両税の支払い)することはできません。

各費用については、車の種類だけでなく、所有者の年齢、運転歴、住所、そして、強制保険で選ぶ保険会社によって値段に差がありますので、はっきり「いくらだ」とは言えません。上記の各項目を見て、自分に合った条件で見積もってください。

参考までに、例として、NSW州のシドニーに住む30歳位の人が排気量2500㏄くらいで、重量が1155-1504㎏のファミリーカーを所有していると想定すると以下のようになります。

    車両検査:$39
    強制保険:$750~$900
    更新(手数料と車両税):$353($62+$289)
    合計:$1142~$1292

これは、何も修理する必要がない状態の車の場合です。

バイクの場合の例は、「オーストラリアでバイクを購入する方法、保険と車検などについて」の車検のセクションを参照してください。

なお、強制保険は対人の損害に対してのみ賠償金が支払われます。

対物や災害、窃盗、また、自損事故をカバーするには任意保険に加入する必要があります。

任意保険については、「オーストラリアでバイクを購入する方法、保険と車検などについて」の任意保険のセクションで、バイクの場合について説明しています。

自動車の任意保険についても、基本的にはバイクの場合と同じですが、また別の記事で詳しく説明したいと思います。

以上、車検(レジストレーション)更新の手続きについてでした。

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