オーストラリアで暮らすワーホリ・留学生にとって、SIM選びで本当に大事な条件は2つだけです。
①電波が一番強いTelstra回線であること。②日本の実家にいつでも電話できること。
この2つを同時に満たす格安SIM(MVNO)を探すと、驚くほど選択肢が絞られます。今回いろいろなブランドを調べた中で、Telstra回線かつ「日本への通話が定額プランに込み」になっているのは、Boost MobileとTangerineの2社だけでした。この記事では、なぜこの2社が頭ひとつ抜けているのかを、料金・エリア・日本通話の条件まで徹底比較して解説します。
そもそも、なぜ「Telstra回線」一択なのか
オーストラリアの3大回線はTelstra・Optus・Vodafoneですが、エリアカバー率・地方での安定性ともにTelstraが頭ひとつ抜けています。シドニーやメルボルンなどの都市部ではどの回線もそこまで差を感じませんが、
- 郊外へのドライブ旅行
- ファーム(農場)での仕事
- 地方都市への引っ越し
などで「圏外だった」「動画が全く見れなかった」というトラブルはOptus・Vodafone回線でよく聞く話です。ワーホリ・留学生は行動範囲が変わりやすいからこそ、最初からTelstra回線を選んでおくのが結局一番安心です。
なぜ「日本通話込み」が地味に重要なのか
海外生活で地味にストレスになるのが、実家への連絡です。LINEやWi-Fi環境があれば無料通話もできますが、
- Wi-Fiがない外出先で急に実家から電話がしたい
- ビザ関連や銀行など、日本の窓口に電話で確認したい
- 高齢の家族がLINE通話に不慣れ
といった場面では、普通に国際電話をかけられる安心感が意外と効いてきます。都度課金の国際電話は1分あたり数十〜百円以上かかることもあり、積み重なると馬鹿になりません。プラン料金の中に日本への通話が最初から含まれているかどうかは、地味に大きな差です。
Boost Mobile × Tangerine 比較表(2026年8月時点の目安)
| 項目 | Boost Mobile | Tangerine |
|---|---|---|
| 回線 | Telstra | Telstra |
| 日本通話込みの条件 | 28日間$39以上のプラン、および$180/$300/$365の長期プランで無料通話込み($14・$28プランは対象外) | 全プラン(30GB〜)で「上位15カ国」への通話が定額に込み。日本もその対象 |
| 目安料金 | 28日間 $39〜$74(データ量に応じて選択) | 月額 $30〜$60(初期割引時は月$15〜からのケースも) |
| データ量 | 60GB〜150GB程度(キャンペーンでボーナスデータあり) | 30GB〜160GB |
| eSIM | ◎ 対応(アプリからすぐ発行) | ◎ 対応 |
| データ繰り越し | プランによる | ◎ 最大1000GBまでバンキング可能 |
※日本通話込みの条件・料金・データ量は変更されることがあるため、契約前に必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。
Boost Mobileが向いている人
Boost Mobileは本家Telstraの回線をそのまま使うため、地方に行っても電波が落ちにくいのが最大の強みです。$39以上のプランなら日本への通話も定額内に含まれます。
- ファームや地方への移動予定がある人
- とにかく電波の強さ・通信速度を最優先したい人
- 大容量データ(100GB超)も欲しい人
- 長期(1年)のプリペイドプランを探している人
eSIMにも対応しているので、日本出発前にアプリで契約を済ませておけば、シドニー到着直後からすぐに日本の実家に電話をかけられる状態でスタートできます。
Tangerineが向いている人
Tangerineは全プランに「上位15カ国への通話込み」が標準で付いてくるのが特徴で、日本以外にも中国・韓国・インド・イギリス・アメリカなど留学生・ワーホリに縁のある国が幅広くカバーされています。初月〜数ヶ月の割引キャンペーンも強く、通常月額の半額程度で使えるタイミングも珍しくありません。
- 到着直後の固定費をとにかく抑えたい人
- 日本以外の国にも電話する可能性がある人(実家以外の国出身のシェアハウス仲間がいる、など)
- データ繰り越し(バンキング)で無駄なく使いたい人
結局どちらを選ぶべき?
- 月々ではない長期有効なプリペイドプランがデータ容量を最優先するなら →Boost Mobile
- 初期費用を抑えつつ日本以外への通話も視野に入れるなら →Tangerine
どちらもTelstra回線なので、通信品質そのもので失敗することはまずありません。あとは「日本通話込みの条件をどのプランからクリアするか」「今のキャンペーン内容」で選ぶのがおすすめです。
日本にいるうちにeSIMで契約しておくのが最強
どちらもeSIM対応なので、日本出発前にオンラインで申し込みを済ませておけば、シドニー空港に着いた瞬間にスマホの設定を切り替えるだけでネットも国際通話もすぐに使えます。到着直後に物理SIMを探し回る必要がありません。
よくある質問
Q. 「日本通話込み」は日本の携帯電話にもかけられますか? A. 両社とも固定電話・携帯電話の区別なく「日本国内の番号」への通話として案内されています。契約前にプランのCritical Information Summary(重要事項説明)で対象範囲を確認しておくと安心です。
Q. 通話時間に上限はありますか? A. Boost Mobileの対象プランは「標準通話が無制限」、Tangerineは「上位15カ国への通話が定額込み」という案内です。長時間の通話が多い人は、念のため公式サイトのフェアユースポリシー(不正利用防止のための上限規定)も確認しておきましょう。
Q. LINE通話があれば不要では? A. Wi-Fi環境がある場所ならLINE通話で十分ですが、外出先や地方でWi-Fiがない時、あるいは家族がLINEに不慣れな場合は、通常の電話回線でかけられる安心感が違います。「もしもの時の保険」として持っておく価値があります。
まとめ
Telstra回線の強さと、日本への通話込みという条件を同時に満たすSIMは、調べた範囲ではBoost MobileとTangerineの2社だけでした。留学エージェントなどが紹介するプランと比較する前に、まずこの2社をチェックしてみる価値は十分にあります。
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本記事の料金・プラン内容は2026年8月時点で確認できた情報をもとに作成しています。各社のプラン・キャンペーン・国際通話の対象国は変更される場合があるため、お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。