ポートスティーブンスは、シドニーから車で約2時間30分、ニューサウスウェールズ州の北へ向かった海岸にあるリゾート地です。南半球最大級の海岸砂丘、野生のイルカが暮らす穏やかな湾、白砂のビーチがそろい、日帰りでも滞在でも楽しめます。
この記事では、2011年と2022年1月に訪れた際の写真をもとに、実際に回った観光スポットをご紹介します。シドニーからの行き方と、Klookで探せるツアー情報もあわせてまとめました。写真は訪問当時のもので、現在の施設や海岸の状態とは異なる場合があります。
※当記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。交通・ツアー等の案内は2026年10月20日確認。料金、空席、行程、催行言語は予約日・プランにより変わります。
シドニーからの行き方
いちばん自由に動けるのはレンタカーですが、車がなくても長距離バスや日帰りツアーで楽しめます。以下の所要時間は出発地・目的地・交通状況で変わる目安です。
| 手段 | 所要時間の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 車(レンタカー) | 約2時間30分~3時間以上 | M1を北上し、ネルソンベイ方面へ。道路工事・渋滞・経路変更があるため、出発日にナビと道路情報を確認 |
| 長距離バス(Port Stephens Coaches) | 乗降地と時刻表による | Sydney ExpressはCentral発、Chatswood・Pymble・Hornsby等を経由。原則1日1便(クリスマスを除く)。大人片道A$45、往復A$65 |
| 電車+路線バス | 約4~5時間以上 | CentralからNewcastle Interchangeへ移動し、Port Stephens方面のバスへ乗継ぎ。接続待ちを含め旅程検索で確認 |
| 飛行機 | Newcastle Airportから地域入口まで約25分、Nelson Bayまではさらに移動 | 最寄りはニューカッスル空港。メルボルンやブリスベンなど他都市から訪れる場合に候補 |
| 日帰りツアー | 終日 | シドニー発のプランなら移動と主要体験をまとめやすい。現地集合の商品と区別する |
Sydney Expressの上記運賃は、公式サイトの2025年12月20日適用料金を2026年10月20日に確認したものです。所要時間と最終到着地は予約時に確認してください。現地ではビーチや砂丘が広く点在しているので、公共交通で行く場合はネルソンベイに宿を取ると動きやすくなります。
参考:Port Stephens CoachesのSydney Express時刻表・運賃/Transport for NSWの乗換案内
自分で運転して回りたい方は、オーストラリアのレンタカー比較・予約ガイドも参考にしてください。
写真でめぐる観光スポット
砂丘、港町、クルーズ、ビーチと、ポートスティーブンスの魅力をひと通り体験できる7か所をご紹介します。
1. ストックトン砂丘(Stockton Sand Dunes)
ポートスティーブンス観光の主役です。全長約32kmのストックトン・ビーチに沿って、南半球最大級の動く海岸砂丘が広がります。一帯はWorimi Conservation Lands(ワイミ保全地域)で、先住民ワイミの人々にとって大切な文化遺産が残る土地でもあります。
- 砂丘ツアーとサンドボード:4WD車で砂丘の体験エリアへ入り、斜面をボードで滑り降りるのが定番です。一面の白い砂の景色は、まるで砂漠のようです。
- ラクダ乗り:ビルビ・ビーチ(Anna Bay)では、ラクダに乗って海岸を歩く体験もあります。年齢・体重・同乗等の参加条件は運営会社に確認してください。
- 車で入る場合:許可されたビーチ走行には車両許可証が必要で、砂丘全域を自由に走れるわけではありません。閉鎖区域・文化遺産保護区域を守り、初めてなら許可事業者のツアー参加が安心です。
2. ビルビ・ポイントとアンナ・ベイ(Birubi Point / Anna Bay)
砂丘の入口にあたる岬です。砂丘と海岸を見渡す景色、岩場、サーフクラブ周辺の施設があり、海辺の散策にも向いています。砂丘ツアーやラクダ乗りの集合場所になることが多いので、最初に立ち寄るのにぴったりです。集合場所は予約確認書で確かめてください。
3. ネルソンベイとダルボラ・マリーナ(Nelson Bay / d'Albora Marinas)
ポートスティーブンス観光の拠点となる港町です。マリーナ沿いの遊歩道には、レストランやカフェなどが並びます。イルカ・クジラのクルーズ船もここから出発します。夕方は港の前の小さな砂浜で、カモメを眺めながらのんびり過ごすのがおすすめです。
4. イルカ・クジラウォッチングクルーズ
湾内には野生のバンドウイルカが一年を通して暮らし、ドルフィンクルーズは人気の体験です。湾の入口や岬の眺めも迫力満点。イルカは野生動物なので、遭遇や船への接近が必ず保証されるわけではありません。
ザトウクジラを探す目安のシーズンは5~11月。初夏から冬にかけて北上し、春には子どもを連れて南下する親子が見られることもあります。催行期間は会社・海況で変わるので、予約時に確認しましょう。
船酔いしやすい方は、海況、航路、乗船時間を確認してから選びましょう。日差しが強くても風で冷えることがあるので、帽子に加えて薄い上着もあると便利です。
5. ティーガーデンズ行きフェリー(The Original Tea Gardens Ferry)
ネルソンベイから湾を横切り、対岸のティーガーデンズまで約1時間で結ぶ、歴史ある木造船のフェリーです。途中でイルカや海鳥に出会うこともあり、移動そのものを楽しめます。公式サイトでは片道A$24.50から案内されています(2026年10月20日確認)。
ティーガーデンズ側では、マイオール川(Myall River)沿いの静かな町並みを散策できます。川にかかる橋も印象的。大きなクルーズ船とは違う、のんびりした船旅が魅力です。往復なら帰りの便を先に確認し、欠航・変更にも注意してください。
6. ショアル・ベイとトマリー国立公園(Shoal Bay / Tomaree National Park)
ショアル・ベイは、山を背に白い砂浜と美しい海が続く場所です。湾側は外海より穏やかなことが多く、早朝には浜辺にペリカンがやってくることもあります。海況は日によって変わるので、穏やかに見えても子どもから目を離さないようにしましょう。
Tomaree Head Summit walk(トマリー・ヘッド・サミット・ウォーク)は、山上から海岸と湾を見渡せる人気の散策路です。階段や坂があるため、歩きやすい靴と水を用意し、出発前に国立公園の閉鎖情報を確認してください。周辺のZenith Beach(ゼニス・ビーチ)は、山と外海に囲まれた入り江で、眺めるだけでも印象に残ります。
7. フィンガル・ベイとフィンガル・スピット(Fingal Bay / Fingal Spit)
弧を描く白砂のビーチの先に、フィンガル島(Point Stephensの灯台がある島)へ向かう砂州が見えることがあります。砂の形や海の色が移り変わる美しい場所ですが、過去の写真と現在の地形は同じとは限りません。
重要:2026年10月20日確認のNSW National Parksの案内では、フィンガル・スピットは現在徒歩通行不可とされ、どちら向きにも横断しないよう求められています。島へのアクセスは当面ボートのみです。「干潮なら渡れる」と判断せず、砂州は陸側から眺め、現地の標識と最新の公式情報に従ってください。
安全情報:Tomaree National ParkのVisitor info
Klookで予約できるツアー
車を運転しない方には、シドニー発の日帰りツアーが便利です。ただしKlookには現地集合型、送迎のみ、体験を選択するプラン、貸切プランなどが混在します。Klookのポートスティーブンス・ツアー一覧で、出発地・送迎・ガイド言語・含まれる体験を比べてください。
| ツアー | 向いている方 | 予約前の確認ポイント |
|---|---|---|
| イルカクルーズ・コアラ・サンドボード付きガイドツアー | 自然体験をまとめて楽しみたい方 | 日本語を含む言語選択の表示あり。選択するプランの集合地・送迎・言語・含まれる体験を要確認 |
| ハンターバレー&アンナ・ベイのガイド付きツアー | ワインと砂丘の両方に興味がある方 | 訪問先、ランチ・試飲の有無、対象年齢を予約画面で確認 |
| ポートスティーブンス・イルカウォッチング付き終日ツアー | イルカクルーズを中心に回りたい方 | クルーズが基本料金に含まれるか、集合地とガイド言語を確認 |
| ポートスティーブンス&ネルソンベイの自然・イルカ体験ツアー | 湾と周辺の自然を楽しみたい方 | 予約可能日、行程、送迎範囲、ガイド言語を確認 |
| ポートスティーブンス・プライベート日帰りツアー | 家族・グループで貸切を希望する方 | 1人料金か1台・1組料金か、定員、クルーズ・砂丘体験の含有を確認 |
料金・評価について:日付・人数・年齢区分・出発地・パッケージを選んだ最終表示をご確認ください。同じ商品ページでも、送迎や体験の一部が別料金のことがあります。本稿の元資料にあった大幅割引価格は、現在の取得表示と一致しないため、確定の料金表として掲載していません。
最初の商品には日本語の選択肢が表示されていますが、日本語サイトで購入できることと日本語ガイド付きであることは別です。日本語プランの販売日、集合場所、キャンセル条件まで確認してから予約しましょう。
旅のヒント
- ベストシーズン:海水浴なら夏(12~2月)、クジラを見るならおおむね5~11月。イルカは一年中探せますが、野生動物との遭遇は保証されません。
- 日差し対策:砂丘は照り返しが強烈です。帽子、サングラス、日焼け止め、水を用意。風が強い日は砂が舞うので、カメラの扱いにも注意しましょう。
- クルーズは事前予約:週末やスクールホリデーは早めの予約がおすすめです。集合時刻、乗船場所、海況による欠航条件を確認してください。
- 海水浴:監視員がいる時間帯に、赤と黄色の旗の間で泳ぎましょう。ショアル・ベイも常に監視されているとは限りません。外海のビーチやゼニス・ビーチは、景色の穏やかさだけで遊泳の安全を判断しないでください。
- 滞在日数:日帰りも可能ですが、ネルソンベイに1~2泊すると、早朝のペリカンや夕方の港など、駆け足のツアーでは見逃しがちな景色も楽しめます。
- 予定を詰め込みすぎない:砂丘、クルーズ、トマリー山、フェリーをすべて日帰りで回るのは慌ただしくなります。日帰りなら砂丘+湾の観光、宿泊なら山歩きや対岸の散策も足すと余裕が生まれます。
まとめ
ポートスティーブンスは、シドニーから車で約2時間半を目安に、砂漠のような砂丘、イルカの暮らす湾、美しいビーチを楽しめる場所です。自分のペースで回るならレンタカー、移動と体験をまとめるなら日帰りツアーが便利です。
過去の旅の写真を楽しみつつ、出発前には道路・天気・ツアーの空席・国立公園の通行情報を確認してください。とくにフィンガル・スピットは、写真で砂がつながって見えても横断できるとは限りません。