オーストラリアでアコモデーションを運営して稼ぐ

オーストラリアでご自分で自由に使える住居がある方は、部屋を貸すことで収入が得られます。

旅行者に貸す

オーストラリアでAirbnb(エアビーアンドビー)を使って宿を予約する方法」について別記事で書きましたが、逆に自分が住んでいる住居をAirbnbを利用して貸し出すこともできます。

市街地、または、観光地に近いエリアに物件を借りているまたは所有しているならば、Airbnbにホストとして登録して旅行者などに部屋、または、住居全てを貸し出すことが可能です。

旅行者に短期間貸すことのメリットは、単価をシェア(以下で説明)より高く設定しても、ホテルよりも安ければゲストを確保できるということです。

利用者は、「ホテルに泊まるのはお金が掛かり過ぎて嫌だが、バックパッカーの様な他の人と共同利用する部屋には泊まりたくなく、プライベート空間が欲しい」というタイプの人たちです。

ですから、一般的な価格帯は、ホテル以下、バックパッカー以上となっています。

また、何時貸すかは自分で設定するので、貸したい時だけ貸すという融通が利くというところも魅力です。

一定期間の滞在者に貸す

GumtreeのクラシファイドサイトやJams TV等の日本語情報サイトのクラシファイドに広告を出せば、ご自分の住居の空いている部屋を一定期間のシェアアコモデーション(share accommodation)としてシェアメイト(share-mate)を募集することもできます。

シェアアコモデーションとは、他人に部屋を貸しキッチンやリビングを共有するタイプの住居のことで、日本ではシェアハウスとして広く知られています。詳しくは「オーストラリアで住み心地のよいシェアハウスを見つけるコツ」に説明しています。

シドニーなどの市街地にはシェアアコモデーションを運営して生計を立てている人たちもいます。

自分が住んでいる住居の空いている部屋を貸しだすだけでは、家賃の足しになるくらいで、ビジネスにはなりませんが、中には数件のアパートを借りて、自分はそこには住まずに各部屋を数人に貸しだすことで、全ての物件で家賃と光熱費以上の収入を常に得て生活している人たちもいます。

シドニーの街中には1部屋を3人でシェアというシェアアコモデーションもあり、リビングにも人を住まわせて、2ベッドルームに9人~10人というところもあります。

上述のJams TVのクラシファイドの住まいのセクションを見ると、シドニーでこれらのルームシェアの広告が、結構な値段でたくさんあるのがおわかり頂けます。

通常、シェアメイトをとって部屋を人に貸すことについて、不動産屋に文句を言われることはありませんが、2ベッドルームなどの小さめのユニットに上記のような大人数で住むことは禁止されるケースがほとんどですので、見つかると住人の強制撤去通知を受け、従わなければ罰金が科されることがあります。

10人以上が住んでいたアパートから借主以外の住人全員が1週間以内に追い出された話を聞いたことがあります。

標準的なキッチンはこんな感じ

おわりに

Airbnbは、旅行者にホテルより安く、カジュアルだけれど快適な宿泊施設を提供することを目的としていますので、ホストとして宿泊者が満足できるサービスを提供する必要があります。

それなりの設備を整える必要があるということですが、それだけに1日1部屋$100くらい、立地条件や設備によっては部屋当たり1日$200以上の高い単価の売り上げが期待できます。シドニーハーバー沿いの年末に花火が見える部屋は、大晦日は1泊$1000以上でも借り手がいるそうです。

シドニーなどの市街地でしたら、それほど魅力的な部屋でなくても、ベッドとリネンとテーブル、椅子などを用意して、清潔にしていれば、1日1部屋$50あたりの収入は得られるでしょう。

また、好きな時に単発で出来るので自由も効きます。Airbnbのホストになって部屋を貸すには、こちらのAirbnb公式サイトをご覧ください。

シェアアコモデーションは、本来はシェアして暮らすということなので、入居する方も最低限の掃除やルールを守って居住者同士が快適なように共同生活することが前提となります。Airbnbのようなサービスは全く必要が無い代わりに、単価は低めに抑えないと借り手が現れません。

シドニーの都市部だと、場所や施設にもよりますが、1週間で1部屋、最低でも$200弱~高い所だと$400位が相場の様です。1部屋を2人以上でシェアするルームシェアでも、$100以上するようです。

ちなみに、シドニー都市部で2ベッドルームのアパートを借りるには、最低でも家賃が週$400後半くらいは掛かります。光熱費も掛かりますので、コストだけで1部屋あたり週$250位は掛かる計算になります。シドニーの中心部では2ベッドルームのアパートが最低でも週$700は掛かります。部屋数が増えれば、もちろん家賃も上がります。

よほど部屋数がある大きい建物か、たくさんの人を無理に住まわせない限り、シドニー都市部で1つの物件で利益を出す程の収入を得ることは難しいでしょう。

それでも、数件の物件を上手く運用して、働かないで暮らす人たちも実際に存在します。

また、賃貸契約をするには、契約期間(6か月か1年)の支払いが問題なくできるという貯蓄なり定職の給与明細なりの証明を提出する必要があります。

不動産手続きと管理が面倒でなければ、収入の一つの手段として検討してみる価値があるかも知れません。

関連記事:オーストラリアでの仕事の探し方と種類別ローカルジョブ求職法

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