2017年8月15日火曜日にシドニーの純和風旅館、豪寿庵(Gojyuan)において、沖縄県民間大使であり料理研究家でもある比嘉恵子氏による沖縄郷土料理教室が開かれました。
今回は2回目の開催ということもあり、前回参加のリピーターの方もいらっしゃって和気あいあいの雰囲気に包まれ、とても賑わいました。
料理デモンストレーション
今回は、午前11時から午後1時時半までの2時間半にわたって開催されました。
平日にも関わらず、15名の参加者が集まり、沖縄に行ったことのあるシドニー地元の日本語を話さない方たちも含めて、参加者全員が女性という形になりました。
今回の料理デモンストレーションで披露したのは以下の3点です。
- ジーマーミ豆腐(ピーナッツ豆腐)
- シークワーサーゼリー(沖縄のデザート)
- 人参しりしり
ジーマーミ豆腐のデモンストレーションでは、ミキサーのかけ方や、鍋にいれるタイミング、そして、オーストラリアで材料を手に入れる方法まで、とーっても細かいアドバイスでご教授してくださり、皆さん自宅で早く作りたい様子でした。
シークワーサーゼリーのデモンストレーションでは、シークワーサーの名前の由来話があり、沖縄の方言でシーは酸っぱい、クワスは食わせる物の意味で、サーは沖縄訛りという説明が面白く、また実際にシークワーサーの香りを楽しんだり、原液を飲んだりと初めての方には刺激的な体験となったようです。
人参しりしりのデモンストレーションでは、オーガニック人参の素材そのもののうまみを最大限に引き出したおいしい召し上がり方を学びました。皮ごとすりおろした人参は普通よりだいぶ小ぶりなのに、極上の甘味と歯ごたえで栄養がギュギュギューっと詰まっていて、その素材そのものの味に驚きました。
全ての料理にこのオーガニック人参の葉が飾りつけられており、初めて人参の葉を食べたという方も多く、意外な発見だったことでしょう。
料理を食べてみた
デモンストレーションの後は、講師の比嘉恵子さんが作ってくださったお料理を、皆さんで楽しみました。以下は料理の感想です。
ジーマーミー豆腐
もっちもっちとした食感のジーマーミ豆腐は、それはそれは言いようがない程幸せな気分にしてくれる一品でした。スーパーで売っているピーナッツ豆腐とは比べ物にならない程で、口に入れただけで、ピーナッツの香ばしい香りが口の中に広がり、プルっプルの食感に舌が唸ります。やめられない止まらないとはこのことでしょうか...毎日食べたい一品です。
シークワーサーゼリー
クエン酸たっぷりのミカン科であるシークワーサーは、美容効果、免疫力向上と優れものですが、ゼリーとの相性抜群で、サッパリとしており、いくらでも食べれる最高のデザートです。紫外線の強いオーストラリアに打って付けの一品です。夏はこのデザートで決まり!
人参しりしり
これさえあれば、ご飯が何倍でも食べられそうなほどしっかりした味です。色も鮮やかなので、お弁当のおかずにも適しています。子供から老人まで万人受けするような味です。また、グリーンパパイヤで作っても美味しいらしく、これまた食感に期待出来そうです。簡単なのに、栄養たっぷりで心も体も満足できるあったかーい一品でした。
サーターアンダギー(ボーナス)
サーターアンダギー(黒糖を使ったドーナツ)も恵子さんのお心遣いでご用意されており、デザートとして召し上がりました。これがまた、外はカリっ、中はモチっとたまらない美味しさで、参加者の皆さんが、このレシピを伝授して欲しいとの要望で、急遽レシピ公開となりました。
料理教室のまとめ
今回も、料理についてのとーっても細かいアドバイスの連続で大変勉強になりました。またまた、恵子さんならではの情報が盛りだくさんあり、あっという間の2時間半でした。
沖縄料理がこんなにも美味しくて健康食だとは...。と初めて沖縄料理を食べられた方は驚きを隠せない様子でした。
沖縄に似たような気候のオーストラリアにもってこいのメニューばかりでした。
ごはんとお味噌汁と一緒に食べたお料理はボリューム満点だったのですが、参加者の方から『おかわりーっ!!』とのリクエストに大爆笑の会場でした。
第三回開催が楽しみです♬ 今回行けなかった方は、是非次の機会に参加されてみてはいかがでしょうか?
以上、シドニーの豪寿庵で開催された第二弾 沖縄郷土料理教室のレポートでした。
第一弾料理教室の記事:シドニー豪寿庵で本場沖縄料理ワークショップ開催【レポート】
沖縄民間大使、沖縄料理研究家、そして、沖縄のラジオ「FMよみたん チャンスの女神」のパーソナリティーでもある比嘉恵子さんについてもこちらの記事で詳しく紹介しています。