日本ではありえないオーストラリアの日常の行動

オーストラリアの28代首相はサーファー

この記事を書いている2016年8月19日に、オーストラリアの28代前首相であるトニー・アボット(Tony Abbott)が、早朝のサーフィン中に怪我をして仕事前に病院で傷口を縫ったというニュースを見ました。トニー・アボットは首相現職時代もサーフィンをしていました。首相がサーフィンなんて、日本じゃありえないですよね。

58歳のトニー・アボットは、早朝、NSW州のマンリービーチでサーフィン中に浮遊していた他のサーファーの板のフィンで足を切ったようですが、気づかずにその後もサーフィンを続けたそうです。サーフィンの後で行きつけのカフェで朝食を取っている時に血がカフェの床にしたたり落ちてきた為、結構な傷であるということに気づいて、マンリー病院の救急棟で手当てを受けたということです。

この他にも、過去には、トニー・アボットが女の子のサーファーが乗っている波にドロップイン(“前乗り”とも言い、誰かが既に乗っている波に前から割り込んで乗ることで、ルール違反とされます)をしたというのが写真付きで記事になったりもしました。

日本で見られない行動いろいろ

オーストラリアでは、いたるところで日本ではないであろう光景を見かけます。

例えば、街ではよく、制服の警察官や消防士が普通にレストランやカフェでくつろいでいたり、スーパーで買い物している姿をよく見かけます。

それと、よく聞くのはバス運転手が乗客の女の子をナンパしたという話です。それがきっかけで結婚したというカップルに出会ったこともあります。

もっと、身近な例だと、季節を問わず裸足で都会の街中を歩く人たちや、夏に上半身裸で街中を歩く男子たち。真冬も半袖、半ズボンの大人たちや、革ジャン来ているけど下は半ズボンの人とかは、普通に見かけます。日本にいたらちょっと危ない人扱いされそうです。

これは私もやりますが、スーパーで買い物する時に、ブドウとかみかんなどの果物を勝手に試食してから買うことを決めたり、ジュースや水を支払する前に開けて飲みながら買い物したり(後でレジで支払いします)は、かなり一般的ですが、日本ではありえないのではないでしょうか?

労働環境

一般的な労働環境についてですが、基本的にサービス残業はしません。男性でも奥さんや子供の具合が悪いとかで、緊急休暇を取ることが広く認められています。また、奥さんの出産時と出産後に男性が数週間会社を休むのも一般的です。有給は取って当たり前のものなので、数週間連続で休んでも誰にも咎められません。逆に有休を使わないと変わった人扱いされるくらいです。

よく、オージーは働かないとか、仕事がいい加減とかいう声を聞きますが、私の意見はそうではありません。日本人のようにきめ細かい配慮とかに欠ける人が多いかもしれませんが、オージーでも仕事熱心で、できる人はたくさんいます。

残業しないのは、社会全体がそうだから、長く働く必要がないのだと思います。例えば取引先の人たちも長い時間働いていれば、それに合わせて働くと、結果、残業の毎日になってしまいますよね。オーストラリアは、定時間働いて残業無しが普通で、取引先もそうだから、それ以上仕事する必要性が無いのだと思います。社会がそれでまわっているのです。

また、仕事中の休み時間は何をしても自由だという考えがあるので、制服の警察官や消防士がレストランやカフェにいるわけです。

こんな感じで、皆自由にやっていて、人に迷惑をかけない限り、誰も変に思ったり、文句を言ったりしないという気質があります。慣れると過ごしやすいですよ。

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