海外に在住する日本人が日本へ一時帰国する際、意外と悩むのが日本滞在中の医療保険をどうするかという問題です。
長期間海外に住んでいる方の多くは日本から住民票を抜いており、日本の国民健康保険にも加入していません。
以前は、一時帰国の期間だけ住民票を日本に戻して国民健康保険に加入するという話もよく聞きました。しかし2026年現在、生活の本拠が海外にあり、日本への帰国が一時的なものである場合は、国民健康保険に加入できないことを明確に案内する自治体が増えています。
例えば、千葉県我孫子市は2026年2月、生活の拠点が海外にある人が日本へ一時帰国する場合は国民健康保険に加入できないと明記しています。埼玉県朝霞市も同様の案内をしています。
そこで一時帰国中の病気やケガに備える方法として候補になるのが、
- 居住国で加入する海外旅行保険
- 世界各国からオンライン加入できる旅行保険
- 日本国内で加入できる一時帰国者向け保険
- クレジットカード付帯の海外旅行保険
です。
この記事では、一時帰国者が国民健康保険に加入できる条件から、民間の旅行保険、逆海外旅行保険、そして当サイト経由でも実際に申込みが発生しているEKTA海外旅行保険の口コミ・評判、補償内容、注意点まで詳しく説明します。
※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。保険への加入を決める際は、必ず最新の保険約款・補償内容・免責事項をご自身で確認してください。
国民健康保険
一時帰国者は国民健康保険に加入できる?
厚生労働省によると、国民健康保険は原則として「日本国内に住所を有する方」を対象とする制度です。
問題になるのは、一時帰国の際に住民票を日本へ戻せば「日本国内に住所を有する」と認められるのか、という点です。
2026年現在、複数の自治体がこの点について明確な案内を出しています。
例えば我孫子市は、
生活の拠点が海外にある方が一時帰国する場合、国民健康保険に加入することはできない
としています。さらに、1年以上日本に滞在する予定として国保に加入した後、1年未満で再び海外へ転出した場合、事実関係によっては資格の取消しや医療費の返還を求める場合があると案内しています。
朝霞市も、生活の拠点が国外にある一時帰国者については国民健康保険に加入できず、場合によっては資格を遡って取り消すことがあると説明しています。
したがって、
「数週間日本へ帰るので、その間だけ住民票を戻して国保に入る」
という方法を当然に利用できるとは考えない方がよいでしょう。
住民票を戻せば国民健康保険に入れる?
住民票を日本へ移しただけで、必ず国民健康保険に加入できるわけではありません。
重要なのは、書類上の住民票だけではなく、実際の生活の本拠が日本にあるかどうかです。
例えば我孫子市では、日本人が海外から帰国して1年以上日本国内に滞在する予定の場合は転入届を行う一方、一時帰国の期間が1年未満なら住所は外国にあるものとして扱うと案内しています。
本帰国して日本で生活を始めるケースと、数週間~数か月だけ滞在して再び海外へ戻るケースは別と考えた方がよいでしょう。
具体的な判断は自治体によって行われるため、不明な場合は滞在先の市区町村へ確認してください。
一時帰国で国保に入りたい理由
一時帰国者が日本の健康保険を利用したい理由としてよく聞くのが、
- 病気やケガに備えたい
- 子供が体調を崩したときに病院へ行きたい
- 日本滞在中に歯科治療を受けたい
といったものです。
私自身もオーストラリア在住なので、一時帰国すると歯科へ行くことがあります。
オーストラリアでは歯科治療が高額になることが多く、内容によっては日本で全額自己負担した方が安く済むこともあるためです。
ただし、通常の虫歯治療、定期検診、クリーニングなどを目的に旅行保険へ加入しても、通常は補償対象にはなりません。
旅行保険の歯科補償は、旅行中に突然発生した激しい痛みや事故などによる緊急歯科治療に限定されることが一般的です。
日本一時帰国で使える保険の選択肢
一時帰国中の医療費に備える方法は、大きく分けると次の4つです:
- 居住国で海外旅行保険に加入する
- 国籍・居住国を問わずオンラインで加入できる旅行保険を利用する
- 日本の保険会社が提供する一時帰国者向け保険を利用する
- クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する
短期の一時帰国であれば、まず現在住んでいる国で購入できる旅行保険と、世界各国から申し込める旅行保険を比較すると分かりやすいでしょう。
在住国で海外旅行傷害保険に加入
日本から海外に行く人が入る海外旅行保険に入るように、海外から日本に行く人が入る海外旅行保険です。
海外に住む日本国籍を持った日本人でも、ビザの種類にかかわらず、日本一時帰国の際に現地の海外旅行保険に加入することが可能です。
オンラインで簡単に見積もり、申し込みが可能な海外旅行保険を提供する利用者も多く評判も良い保険会社をリストしました。
お住いの国で日本への渡航前に旅行保険に入れば、万が一、日本で病気をしたり怪我をした時の医療費用がカバーされます。
あらゆる状況での病気、ケガに対応し、損害賠償のカバー、そして、携行品やフライトキャンセルによるエアチケットや宿泊費用を補償するオプションも選択できます。
渡航先、希望する補償内容、日数、人数を入力するだけで、どのサイトも簡単に料金を見積もることができます。数週間までの短期滞在の保険料は、大抵の場合、日本で国民健康保険料より安く済むでしょう。
旅行保険は、大きく別けて、一回の旅行(Single trip)にだけ適用されるものや、一定期間の複数回の旅行(Multi-trip)に適用されるものがあります。数か国を訪問する旅行や、一定期間に国と国の間を何度も往復する場合にも、1つの保険で対応が可能です。
日本国外の定住される国で海外旅行保険に加入するメリットとデメリットは以下の通りです。
海外旅行保険に入るメリット
- オンラインで簡単に制限なく加入できる。国民健康保険のように何度も役所に行く手間がない。
- 短期滞在なら日本で国民健康保険に入るより安い。
- 病気・ケガ以外に、携行品や損害倍書、トラブルに見舞われた際の補償も選べる。
- あらゆるオプションが選べカスタマイズ可能。
例: スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツでの事故をカバーするオプション、レンタカーの事故をカバーするオプション、海外での結婚式を挙げる人の為のオプション、一緒に旅行するペットの為のオプション、COVIDのオプション、大型客船でのクルーズ旅行のオプション他
海外旅行保険に入るデメリット
- 保険を使う時のやり取りが日本語ではなく現地語である。
- 日本でかかった費用は一旦自己負担、居住国に戻ってきてからクレームする必要がある。(クレームの際、日本での医療費の支払いに対する請求書などを現地語に翻訳する必要がある。)
もしものための保険という観点では、定住国で海外旅行保険に加入することで事足りますし、わざわざ手間をかけて、高い費用を払って国民健康保険に加入するメリットはありません。
ちなみに、民間の海外旅行保険でカバーされる歯科治療は旅行先で、緊急の治療を必要とする予期しない歯の症状が発生した場合(我慢できない痛みが起きた場合など)のみで、虫歯治療など緊急を要しない歯の治療、チェック、クリーニングには適応されません。
その中で、この記事経由でも実際に申込みが発生しているのがEKTA Travelingです。
EKTA海外旅行保険とは?
EKTA Travelingは、海外旅行者向けにオンラインで旅行保険を販売しているサービスです。
公式サイトでは日本を含む世界各国を渡航先として指定することができ、日本語ページも用意されています。現在は**Start、Gold、Max+**のプランが表示されています。
Startプランは公式サイト上でUS$0.99/日から、補償額US$50,000と表示されており、医療、入院、医療搬送、緊急歯科治療、慢性疾患の悪化などが補償項目として掲載されています。実際の保険料は旅行先、日数、年齢、補償内容などによって変わります。
日本への一時帰国用として料金だけ確認することも可能です。
EKTA海外旅行保険の口コミ・評判は?
「EKTA 保険 口コミ」「EKTA 評判」でこの記事を訪れる方が以前から多いため、この点について少し詳しく見てみます。
EKTA公式サイトは現在、第三者プラットフォームの評価として、
- Trustpilot系のレビュー:4.9/5
- Google系のレビュー:4.8/5
などを表示しています。ただし、これはEKTA公式サイトが掲載している評価値であり、AHNが独自調査した評価ではありません。
レビューには、
- 料金が比較的安い
- オンラインで加入しやすい
- 海外旅行中でも加入できる
といった肯定的な内容がある一方、EKTA自身が掲載するレビューの中にも、カスタマーサービスの返信や保険金請求処理に時間がかかったという趣旨のコメントがあります。
AHN経由でも実際に申込みがあります
AHNではEKTAを以前から紹介しており、直近1年間だけでも当サイト経由で複数件の申込みが成立しています。
少なくとも、日本語でEKTAを調べて実際に購入するユーザーが存在することは確認できています。
ただし、これは「申込みが行われた」という事実です。
実際の保険金請求時の対応や利用者満足度までAHNが確認できているわけではありません。
そのため、
「EKTAは絶対に安心な保険です」
と断定するのではなく、料金だけでなく、補償条件、保険金請求方法、免責事項なども確認してから加入することをおすすめします。
EKTAは怪しい?どこの国の保険?
EKTAは海外の旅行保険サービスのため、日本ではまだ馴染みがなく、
「EKTAはどこの国のサービス?」
「安心して利用できる?」
と気になる方もいるでしょう。
EKTAの「Terms of Business & Use」によると、サイトの運営・保険商品の販売仲介を行っているAura Global FZ-LLCはUAE(アラブ首長国連邦)に拠点を置く企業です。
EKTAは日本を含む世界各国の旅行者を対象に、オンラインで旅行保険を提供しており、日本語サイトも用意されています。
また、公式サイトでは保険プランの補償内容、利用規約、Policy Wording、保険金請求(Claims)に関する情報なども公開されています。
海外の旅行保険に加入する際は、EKTAに限らず、申込み前に次のような項目を確認しておくと安心です。
- 実際に発行される保険証券(Policy)
- 補償内容と補償上限額
- 免責事項
- 保険金請求(Claims)の方法
- 問い合わせ先
- 既往症など補償対象外となる条件
EKTAは、日本の大手損害保険会社とは異なる海外の旅行保険サービスです。そのため、日本国内の保険とまったく同じ仕組みとは限りません。
一方で、オンラインで料金や補償内容を確認できるので、日本への一時帰国用の保険を探している場合には、他の旅行保険と補償内容・料金・利用条件を比較する選択肢の一つとして検討できます。
EKTAは日本への一時帰国に使える?
EKTA公式サイトでは、日本を含む世界各国を旅行先として指定できます。
そのため、海外在住者が日本へ一時帰国する際の旅行保険として選択することが可能です。
加入する際には、
- 現在の居住国
- 日本滞在期間
- 年齢
- 旅行開始日
- 既往症
- 希望する補償額
- 予定しているアクティビティ
などを入力して、実際の見積もりと補償条件を確認してください。
日本到着後でもEKTAに加入できる?
EKTAには「Already travelling(既に旅行中)」というオプションがあります。
公式サイトでは、すでに渡航先へ入国した後に保険を購入する場合、「既に旅行中」を選択する必要があると説明しています。これを選択しない場合、入国後に購入した保険が有効にならない可能性があります。
したがって、
日本に着いてから「保険に入るのを忘れていた」と気付いた
場合にも選択肢になり得ます。
ただし、旅行開始後の加入には待機期間など通常加入とは異なる条件が設定される場合があります。
可能であれば、日本へ出発する前に加入しておく方がシンプルです。
EKTAのメリット
EKTAを一時帰国用として検討するメリットとしては、
- 日本を旅行先として指定できる
- オンラインで見積もりから購入までできる
- 日本語サイトがある
- 短期旅行向けの料金を確認しやすい
- 医療・入院・医療搬送などが補償項目に含まれる
- 旅行開始後でも「Already travelling」を選択できる
などがあります。
EKTAのデメリット・注意点
一方で、次の点は理解しておいた方がよいでしょう。
第一に、EKTAは日本の大手損害保険会社の商品ではありません。
また前述した通り、2026年9月現在、公式サイト内でも引受・運営法人に関する表記に違いがあります。
さらに、保険という商品は「加入できたか」よりも、実際に事故や病気が発生したときに何が補償され、どのように保険金請求をするかの方が重要です。
料金だけで判断せず、
- 免責金額
- 既往症
- 緊急歯科治療
- 妊娠
- スポーツ
- 飲酒時の事故
- 保険金請求方法
- 必要な領収書・医療書類
などをPolicy Wordingで確認してください。
オーストラリア在住者の海外旅行保険
オーストラリア在住者であれば、EKTAだけでなく、オーストラリア国内で販売されている旅行保険も比較できます。行先は、日本だけでなく、どこの国でも選択できますし、オーストラリア在住者なら保持するビザに関係なくも加入できます。
オーストラリア国内の保険を選ぶメリットは、保険金請求や問い合わせをオーストラリア側で行いやすいことです。
一方、商品によって、
- 永住者・市民のみ対象
- Medicare eligibilityが必要
- 旅行開始前の加入が必要
- 年齢制限がある
など条件が異なる場合があります。
「オーストラリア在住なら誰でも必ず加入できる」とは限らないため、見積もり時にEligibilityを確認してください。
AllClear Travel Insurance
AllClear Travel Insuranceは、大手消費者レビューサイトTrustpilotでの評価が非常によく、あらゆる病気・ケガに対応する保険を用意しており、日本だけでなく世界中のあらゆる国への渡航に対応しています。また、年齢の制限がなく保険に加入することができます。
補償の範囲と内容は上記のTravel Insurance Saverとほぼ変わりません。
サイト内の「Quote Online」から、オンラインで簡単に保険料を見積もることが可能です。
TID
TIDは、消費者レビューサイトのProduct Reviewで高評価を得ている保険会社です。
国内外の旅行に対応した多様な補償のオプションが用意されています。カバーされるもの、カバーされないものについての説明、保険の申請方法のステップガイドなど、ユーザーにとってわかりやすくて、安心して加入できる情報が充実しています。
イギリス在住者の海外旅行保険
以下は、イギリス在住者が日本に一時帰国する時に使える旅行保険です。行先は、日本だけでなく、どこの国でも選択できますし、イギリス在住者なら保持するビザに関係なく加入できます。保険商品は条件や販売地域が変更されることがあります。
必ず公式サイトで、「自分の居住国から、日本への旅行に対して加入できるか」を確認してください。
AllClear Travel Insurance
AllClear Travel Insuranceは、大手消費者レビューサイトTrustpilotでの評価がすこぶる良く、カスタマーケアで1位の評価を得ています。
あらゆる病気やケガに対応する保険を用意しており、日本だけでなく世界中のあらゆる国への渡航に対応しています。また、年齢の制限がなく保険に加入することができます。
世界のあらゆる国の在住者対応の海外旅行保険
以下は、世界中どこの国からでも加入できる旅行保険です。行先は、日本だけでなく、どこの国でも選択できますし、だれでも加入できます。
EKTA
上記で既に説明したEKTAは、世界中の国からの海外旅行者に対応する、GoogleとTrustpilotでの利用者による評価がほぼ満点の旅行保険会社です。業界最安値を謳っています。
VisitorsCoverage
VisitorsCoverageは、定評のあるカスタマーサービスで数々の賞を授かっている保険会社で、GoogleとTrustpilotでも非常に高い評価を得ています。
世界各国からの海外旅行者に対応するプラン(International Travel Insurance)も豊富ですが、米国の訪問に特化したプラン、ヨーロッパ周遊に適したプラン、クルーズ旅行専用のプランにも力を入れています。
逆海外旅行保険とは?
海外在住者が日本へ帰国する際に使える日本側の保険として、いわゆる「逆海外旅行保険」もあります。
日本から海外へ行く際の旅行保険とは逆に、海外から日本へ来る人を対象とした保険です。
東京海上日動の専属代理店サイトでは、2026年現在、
- 日本滞在31日以内:TOKIO OMOTENASHI POLICY
- 日本滞在32日以上:逆海外旅行保険
という区分で案内されています。
31日以内ならTOKIO OMOTENASHI POLICY
TOKIO OMOTENASHI POLICYは、日本滞在31日以内を対象とする医療中心の保険です。
日本人でも利用できます。
現在の案内では、日本到着後でも入国日を含め5日以内なら申し込みできるとされています。
一方、保険の申込サイトにはアクセス可能地域の制限もあるため、渡航前に確認しておく方がよいでしょう。
32日以上なら逆海外旅行保険
32日以上日本へ滞在する人には逆海外旅行保険があります。
こちらはTOKIO OMOTENASHI POLICYとは異なり、日本入国後には加入できません。
また、オンラインだけで完結する商品ではなく、手続き方法も異なります。
長期間日本へ一時帰国する予定なら、出発前に確認しておくとよいでしょう。
クレジットカード付帯保険も確認する
旅行保険を新たに購入する前に、自分が持っているクレジットカードの海外旅行保険も確認してみましょう。
クレジットカード付帯保険には、
自動付帯
カードを保有していることで補償対象になるもの
と、
利用付帯
航空券や交通費など所定の費用をカードで支払うことが条件になるもの
があります。
さらに、
- 一時帰国が補償対象となるか
- 傷害・疾病治療費はいくらか
- 補償期間
- 配偶者・子供も対象か
- 旅行開始前に必要な手続き
- 居住国に関する条件
を確認してください。
カードを持っているだけで「旅行保険は十分」とは限りません。
日本一時帰国と保険についてのよくある質問
一時帰国で国民健康保険に加入できる?
海外に生活の本拠があり、日本への滞在が一時的な「一時帰国」である場合、原則として国民健康保険には加入できません。
厚生労働省は国民健康保険について「日本国内に住所を有する方」を加入対象としており、自治体も一時帰国者についてより明確な案内を出しています。例えば越谷市は、生活の本拠が海外にある人が日本へ一時帰国した場合は国民健康保険に加入できないと案内しています。(厚生労働省)
そのため、一時帰国中の病気やケガに備える場合は、海外旅行保険など民間の保険を事前に検討しておくことが重要です。
住民票を戻せば国保に入れる?
住民票を一時的に戻せば必ず国民健康保険に加入できる、というわけではありません。
重要なのは住民票の手続きだけではなく、実際に「日本を生活の本拠としているか」です。
例えば越谷市は、一時帰国者が住民登録をした場合でも、その後短期間で海外へ再転出した場合には、国民健康保険の資格を取得時まで遡って取り消すことがあると案内しています。その間に国保を使って医療機関を受診していた場合、保険者が負担した医療費の返還を求められる可能性もあります。(越谷市公式サイト)
日本へ本帰国して実際に生活の本拠を日本へ移す場合と、数週間・数か月だけ滞在する一時帰国では扱いが異なるため、不明な場合は滞在先の市区町村に確認してください。
1か月だけ日本に帰る場合は?
1か月程度の一時帰国で、引き続き生活の本拠がオーストラリアなど海外にある場合は、通常は国民健康保険への加入対象とはなりません。(厚生労働省)
そのため、日本滞在中の医療費に備える方法としては、
- 海外旅行保険
- 居住国で加入している保険の海外旅行補償
- クレジットカード付帯の海外旅行保険
などを確認することになります。
一時帰国期間が長い場合でも、単純に「○か月以上なら国保に入れる」というものではなく、生活の本拠がどこにあるかが重要です。
子供も保険が必要?
子供も日本で医療機関を受診すれば医療費が発生するため、一時帰国中の医療費をカバーする方法を確認しておくことをおすすめします。
特に海外在住の子供が日本の公的医療保険に加入していない場合、診察や治療費は原則として自己負担になります。
旅行保険を利用する場合は、子供も被保険者として含まれているかを必ず確認してください。クレジットカード付帯保険についても、カード所有者本人だけが対象の商品と、家族特約が付いている商品があります。JCBも、家族特約が付帯するカードであれば同行家族が補償対象となる場合がある一方、年齢などの条件を確認する必要があると案内しています。(jcb.co.jp)
日本到着後でも旅行保険に入れる?
商品によりますが、日本到着後でも加入できる海外旅行保険はあります。
例えばEKTAには「Already travelling(既に旅行中)」というオプションがあり、すでに渡航先に到着している場合でも、このオプションを選択して旅行保険を購入できます。
ただし、通常の保険と同じように即時補償されるとは限りません。EKTAの規約では、すでに旅行中に加入するケースについて補償開始まで待機期間が設定される場合があります。
そのため、可能であれば日本へ出発する前に加入しておく方が分かりやすく安心です。
海外旅行保険と国保はどちらが安い?
単純比較はできません。
国民健康保険は旅行保険ではなく、日本に生活の本拠を置く住民を対象とした公的医療保険制度です。保険料も前年所得や世帯状況、自治体などによって異なります。(厚生労働省)
一方、海外旅行保険は、
- 滞在日数
- 年齢
- 渡航先
- 補償額
- 補償内容
などによって料金が決まります。
したがって、「安い方を選ぶ」というより、一時帰国者の場合はそもそも国保の加入資格があるかどうかを先に確認する必要があります。
生活の本拠が海外にあり、日本への一時帰国である場合は国保に加入できないケースが一般的なので、その場合は海外旅行保険などが現実的な選択肢になります。(越谷市公式サイト)
クレジットカード付帯保険は使える?
使える場合がありますが、カードを持っているだけで必ず補償されるとは限りません。
クレジットカードの海外旅行保険には主に、
自動付帯
カードを保有していることで補償対象になるタイプ
利用付帯
航空券や公共交通機関、旅行代金などをそのカードで支払うことが補償条件となるタイプ
があります。JCBも、自動付帯と利用付帯では適用条件が異なると説明しています。(jcb.co.jp)
一時帰国前には、カード会社の規約で少なくとも次の点を確認しておくとよいでしょう。
- 日本への一時帰国が「海外旅行」として補償対象になるか
- 利用付帯か自動付帯か
- 傷害・疾病治療費の補償額
- 補償期間
- 子供や配偶者も対象になるか
特に医療費の補償額が十分かどうかは重要です。
EKTAは日本への一時帰国に使える?
EKTAは世界各国への旅行を対象とした海外旅行保険を提供しており、日本を渡航先として保険を購入することができます。EKTA公式サイトでは、世界各国への旅行を補償対象にできると案内しています。
また、すでに旅行を開始している場合にも「Already travelling」を選択して購入できる仕組みがあります。
ただし、加入前には必ず、
- 居住国
- 日本での滞在期間
- 年齢
- 既往症
- 補償開始日
- 医療費の補償範囲
- 免責事項
を確認してください。
なお、EKTAは保険会社そのものではなく、現在の利用規約ではAura Global FZ-LLCが保険仲介者として販売し、保険商品はIC “EIG” LLCが引き受けると記載されています。
まとめ
海外に生活の本拠を持つ人が日本へ一時帰国する場合、一時的に住民票を戻せば簡単に国民健康保険へ加入できる、という考え方は2026年現在では通用しにくくなっています。
複数の自治体が、海外を生活の本拠とする一時帰国者は国民健康保険に加入できないことを明確に案内しています。
したがって、短期の一時帰国なら、
クレジットカード付帯保険を確認
↓
居住国の旅行保険を比較
↓
EKTAなど国際的な旅行保険を比較
↓
必要に応じて日本国内の一時帰国者向け保険も比較
という順番で検討すると分かりやすいでしょう。
EKTAは、オンラインで日本を渡航先として見積もりできるため、比較対象の一つとして使いやすいサービスです。
一方、料金だけでなく、保険会社、補償内容、免責事項、保険金請求方法まで確認してから加入してください。