日本でも話題のUBER(ウーバー)をはじめとする配車アプリですが、オーストラリアでは、特にシドニー、メルボルン、ブリスベン、アデレード、パース、キャンベラ、ゴールドコーストといった都市部においては広く浸透しています。
近年ではUBERだけでなく、DiDi(ディディ)やOla(オラ)といった競合サービスもオーストラリアに進出しシャアを伸ばしており、配車アプリの価格とサービスの競争が激化しています。
中でもDiDiは2018年にメルボルンに進出してから急成長を遂げ、現在ではメルボルン、ブリスベン、サンシャインコースト、ゴールドコースト、シドニー、コフスハーバー、アデレード、パース、キャンベラでサービスを展開しています。
その安さと便利さ、そして、サービスの種類の豊富さから、タクシーを利用するよりも配車アプリを利用する人たちが増えており、タクシー業界で働く人たちの脅威となっています。
ここでは、未だ配車アプリを使ったことがないという方の為にオーストラリアでの配車アプリの利用の仕方について紹介します。
配車アプリを使う
UBER、そして、DiDiは日本を含むあらゆる国に進出しておりますので、世界中のいろいろな国で利用できるのが特徴です。
海外に旅する機会の多いスマートなビジネスマンたちは、出張先でスマホからUBERやDiDiを呼んで、移動に使っています。オーストラリア国内でも、いくつかの配車アプリをスマホにインストールして、その時々で都合に合わせて使い分けている人達が増えています。
事前予約も可能なので、早朝の移動にも利用できます。特に荷物があって空港まで行くときなどは便利です。空港にも、大抵はターミナルに併設された駐車場の脇に、配車サービス専用のピックアップエリアが配備されています。
迎車を予約するのは簡単で、スマホにダウンロードしたアプリから、24時間いつでも簡単にすることができます。車種も4名から、大人数対応のワゴンまで様々で、チャイルドシートの追加や車いす対応の車種のリクエストも可能です。
無料登録して、スマホアプリをダウンロードすれば、予約前に概算料金も計算されます。予約確定すれば、クレジットカードかPayPalから支払いを済ませますので、ドライバーとのお金のやり取りがありません。余計な金額を請求されることがないので安心です。
オーストラリア国内の消費者の評価によると、配車の数や総合的なサービスで満足度が高いのはUBERですが、利用料金の安さやカスタマーサービスで評価が高いのはDiDiです。
オーストラリアで配車サービスを使うなら、両方登録してアプリをインストールしておくと便利でしょう。なお、日本で既にアプリを使っている方はそのままオーストラリアでもお使いいただけます。
オーストラリアでのUBER登録と予約
ここではUBERを例に説明します。アプリの登録・使用法方法は、UBERもDiDiもほぼ同じです。
UBER登録
お使いの端末が日本語対応であれば、自動的に日本語が表示されます。英語で表示された場合でも、表示内容や操作は以下の説明の通りです。
先ずはリンクからUBERサイトへ行きます。すると以下のようなフロントページに飛びます。
お使いのブラウザによっては、UBERの他のページに飛ぶこともあるようですが、サイト上部のUBERのロゴをクリックすればUBERのフロントページに移動します。
UBERのフロントページにたくさんあるサービスの中から、「RIDE」をクリックします。そして、上部の「Sign up」をクリックして、「Sign up to ride」を選択します。すると、以下のような登録画面が現れます。
登録画面が日本語表示ではなく、英語表示でも大丈夫です。登録は英語でも、アプリは日本語でお使いいただけます。以下は英語の登録画面です。項目は日本語画面と同じです。
名前(ローマ字)、電話番号(最初の桁の“0”は省く)、そして、任意のパスワードを設定します。
プロモーションコードは、友人を紹介した時などにもらえる割引コードです。持っていなければ空欄にしております。これについては後で説明します。
「私はロボットではありません」にチェックを入れて、「ユーザー登録」をクリックします。
すると、「乗車の準備が整いました」という画面になります。
また、登録したメールアドレスに以下のような内容の確認のメールが届いている筈です。
お使いの端末のアプリダウンロード機能を使って、UBERのアプリをダウンロードしましょう。
メールの「配車依頼をする」とクリックしても、お使いの端末のアプリダウンロードへと移動します。
iPhoneならこんな感じ、
AndloidならGooglePlayでこんな感じです。
Windows端末からもWindows 10のアプリをダウンロードしてお使いいただけます。
UBER予約
スマホにダウンロードしてインストールしたアプリを開きます。
携帯番号を入れると、パスワード入力画面に移動しますので、登録時に設定したパスワードを入れてください。
すると、現在地を自動的に探知した地図が表示され、「行先は?」というボックスが出ます。
ここに、目的地を入力します。ちなみに、周辺にいるUBERの車も表示されます。
「行先は?」の右端の時計マークをクリックすると、事前に配車がリクエストできます。お好きな日時で事前予約できます。
行先を入力すると、車種が選べます。各車種の見積料金も表示されます。各アイコンクリックすると車種の詳細が現れます。
この例では4人乗りの標準車種である「uberX」を選択しています。
下部の「UBERXを依頼する」をクリックして予約する前に、「お支払いの追加」をクリックして、クレジットカードかPayPalを登録します。PayPalについて詳しくは「オーストラリアでPayPalアカウントを開設する」をご覧ください。
すると登録した支払い情報が表示されます。
そして、「依頼する」ボタンをクリックして完了です。後は迎車を待ちます。
UBERのアプリのから、支払い情報や、乗車情報(利用履歴)、困ったときのヘルプなどがご覧いただけます。
「無料乗車」という項目があるところをクリックすると、クーポンコードが表示されます。このコードを友達に教えて、友達が登録時にクーポンコードを入力すると、あなたと友達に最高$5のUBERクーポンがもらえます。
オーストラリアでUBERドライバーになるには?
車を所有しているならば、最も簡単で早くお金を稼ぐ方法の一つがUBERドライバーになることであると、各メディアが取り上げてからUBERのドライバーになる人たちが増えています。
オーストラリアでUBERのドライバーになるには、どうしたらいいのでしょうか?
UBERドライバーになる条件
オーストラリアでUBERドライバーとして働くには、ドライバーライセンス、車検がある車、そして、フルカバーの任意保険が必要です。
使用する車は、9年以上古くなく、大きなダメージがないこと。
年齢は21歳以上、オーストラリアのフルライセンス取得1年以上(Pプレートの初心者期間は含まない)、そして、過去3年に免停が無く、過去10年に飲酒と薬物摂取の違反が無いことが条件です。
また、登録審査の際に、2年以上期限が残っているパスポートと証明写真が必要です。
ウェブサイトで登録(サインアップ)することができますが、UBER側で犯罪歴や運転歴を審査するのに2週間程かかるそうです。
UBERには登録する車によって、カテゴリーがあり、UberXが最も人気のカテゴリーで、4ドアハッチバックの小型車や小型セダンで登録出来るカテゴリーです。
それより上のカテゴリーにUberXL, UberSELなどがあります。
UBERドライバーの仕事はどんな感じ?
スマホとネット環境が必須です。
スマホに入れたUBERアプリを通して仕事のオファーが来ます。
UBERドライバーで仕事をしている最中は常にスマホをオンにしてアプリを起動していなければならないので、バッテリーの消耗とデータの使用料はかさみます。
出来る仕事ならオファーを取る、できなければ取らないという様に、やりたい時だけUBERドライバーになれるのが、副業で空いている時間にやっている人が多い理由です。
基本的に、依頼を出した利用客の近くの車に通知がいきます。
依頼主のもとには、アプリのGPSがガイドしてくれます。
UBERドライバーの稼ぎ時は、空港行の客が多い早朝と、お出かけする人が多い土曜の夜だそうです。
オーストラリアでUBERドライバーになることに興味があるなら、UBERのサイトにいって「Sign up to drive」をクリックして、UBER DRIVERに登録してみましょう。
さいごに
オーストラリアでは、移動手段として一般的になってきおり、ビジネスとしても急成長を続け、最初はUBERだけだったのが、現在では数社が参入して競争も激化している配車サービス市場。タクシー業界からも目の敵にされ、一時はオーストラリアの労働法や税法で運営側と就労側に規制をする動きもみられ、将来的には市場が無くなることも懸念されましたが、コロナ禍で利用者激減の打撃を受けたものの現在では利用者は増え続けています。
オーストラリアで配車アプリが利用できる都市は日に日に拡大しており、シドニー、メルボルン、ブリスベン、アデレード、パース、キャンベラ、ホバートという大都市の他に、現時点では、バイロンベイ、ケアンズ、サンシャインコースト、タウンズビル、ゴールドコースト、ジーロン、ベンディゴ、モーニントン半島、ニューキャッスル、ウーロンゴンなどがリストされています。
以上、オーストラリアのUBER(ウーバー)、DiDi(ディディ)などの配車サービスについてでした。