オーストラリアの格安携帯電話プランYOMOJO

オーストラリアで最もお得に携帯電話を利用する方法は、電話機を自分で手配して、SIMカードのみのプランを電話会社から購入することです。

お知らせ

今まで、長年の間、オーストラリアで携帯電話を利用してきました私が、色々と調査して、実際に試した上でいきついたのがYOMOJOのSIMオンリーのプランでしたが、これは2017年の話です。

YOMOJOは、2017年の半ばくらいまでは業界最安値レベルを維持していましたが、携帯各社の間での価格競争が激化し、もっと安いプランを出す携帯電話会社が現われてきました。中でも、Catch Connectは、2021年現在ダントツの安さです。また、日本への国際電話が掛け放題で最安なのがBoost Mobileです。

以下のYomojoの記事は2018年時点での内容となります。

この記事では、YOMOJO(ヨモジョ)のSIMプランについて詳しく紹介します。

YOMOJOとはMVNO携帯電話サービスプロバイダー

私が携帯電話とワイヤレス・ブロードバンド・インターネットの両方で利用しているYOMOJO(ヨモジョ)は、オーストラリアの携帯電話市場に2016年に新規参入した電話会社です。

YOMOJOは、Optus(オプタス)4Gネットワークを使っているので、オーストラリアの広い範囲をカバーしており、Optus同様に電波の届きも通話の質も抜群です。

Yomojoの運営形態は通信回線設備を持たずに運営するMVNO(Mobile Virtual Network Operator)です。ちなみにオーストラリアで通信回線設備を持っているのは、約50社の電話会社の内、Telestra(テレストラ)、Optus(オプタス)、そして、Vodafone(ボダフォーン)の3社だけで、他は全てMVNOということになります。

格安SIMプランを提供するMVNOはYOMOJO以外にも存在します。私がYOMOJOを選んだ理由は、当時最安値の価格と、レビューサイトでの消費者の評価も良かったのが選択の理由です。実際に使ってみて、満足する結果で、YOMOJOは賢い選択だったことを確認しました。

MVNOについて興味がある方は、オーストラリアの携帯電話サービス供給会社を参照してください。

料金

通話&テキスト無制限のプラン

今、各電話会社で主流の通話&テキスト無制限とインターネットデータのセットのプランです。

通話&テキスト無制限のプラン

$15.90:通話&テキスト無制限 国際通話なし データ2GB
$29.90:通話&テキスト無制限 国際通話なし データ4GB
$34.90:通話&テキスト無制限 国際通話なし データ10GB

注: 2018年7月31日現在

インターネットデータのみのプラン

一般的にブロードバンドインターネットとか、ワイヤレスインターネットと呼ばれるプランです。

インターネットデータのみのプラン

$15.90:データ3GB
$45.90:データ15GB
$69.90:データ50GB
$85.90:データ70GB

注: 2018年7月31日現在

YOMOJOの特徴

調べていただければすぐに分かるでしょうが、とにかく安いというのと、自由自在にプランをカスタマイズできる、そして、長期契約がなく、1か月単位で解約もプラン変更も自由というのが大きな特徴です。

メリットとデメリット

YOMOJO(ヨモジョ)の特徴を、以下にメリットとデメリットに分けてまとめてみました。

YOMOJOのメリット(利点)

  • 安い
  • インターネットデータのみのプランもある
  • Optusの4Gネットワーク利用なのでつながりが良い
  • Yomojo間の通話はフリー
  • SIM郵送受取以外、全てオンライン上で手続きが完結する(*1)
  • オンラインチャットのカスタマーサービスが便利で親切(英語タイプが遅くても大丈夫)

YOMOJOのデメリット(難点)

  • オンラインでの受付のみで実店舗なし
  • SIMは郵送なので3-5日掛かり、申込んだ日に即使用開始不可
  • プランオプションの国際通話パッケージ(特別料金)対応国に日本は含まれない
  • オンラインチャットのカスタマーサービスは英語のみ、チャット慣れしていない人には使いにくい
  • クレジットカードかデビットカードがないと支払いできない
  • カード払い手数料が2%掛かる(AMEXは3%)(*2)

*1 開通時、電話でオペレーターと通話しなければいけない電話会社が多いですが、YOMOJOはその必要がありません。
*2 オーストラリアでは、カードでの支払い時に手数料がチャージされることが普通にあります。

国際通話について

残念ながら、パッケージの国際通話(100分通話で$10の特別価格)の対象30か国に日本は含まれていませんので、日本への国際通話を希望する場合はこのオプションをつけても意味がありません。

だからといって、日本への通話ができない訳ではなく、日本への国際通話は1分あたり$0.60で可能です。

日本へは主に、LineやSkypeのオンラインチャットを利用するのならば、国際電話通話料パッケージよりも、インターネットデータが多い方が助かります。

国際通話は、各携帯電会社の国際通話プランを利用するより、Phone Card(ホーンカード)といって、国内通話で中継局から海外につないでくれるサービスを使った方が安かったりします。

ちなみに、Phone Card Choiceというサイトで各種Phone Card(ホーンカード)の日本通話にかかる料金が調べられます。最安値で対固定電話で1分当たり$0.025です。

他の電話会社のプランを見ても、予算が月に$40以下の場合は、特別料金での国際通話が含まれているパッケージプランはありません。

以下にリストしたプランを見ていただければお分かり頂けると思いますが、YOMOJOのプランは同じような内容のプランでも他社より、かなりお安くなっていますので、その分のメリットの方が大きいと言えます。

その他特徴

YOMOJOのプランは全て月ごと(30日毎)で、長期契約はありません。

後払い(postpaid)もプリペイド(prepaid)も可能で、プランの料金と内容はどちらを選んでも同じです。

プリペイドでも、登録したカードからの自動引き落とし支払いです。解約しない限りは継続しますが、解約はいつでも可能です。

また、引き落とし前と引き落とし後には、毎回メールで連絡が来ますので、プラン変更や解約のタイミングも見逃さずに済みます。

30日毎に請求月が区切られますので、月によっては、請求日がずれてきます。

さいごに

YOMOJO(ヨモジョ)のプランは、他の電話会社の同じレベルのプランと比べて安いのが特徴です。

実店舗が無くネットでしか取扱いしないという運営形態が、これだけの低コストサービスを実現している秘訣でしょう。

Optusネットワークなので電波の届きも通話の質も抜群です。

私は、YOMOJOを利用して約4年経ちますが、今のところ不満はありません。

長期契約がなく、30日単位で解約もプラン変更も自由というのも魅力です。1か月間実際に使ってみて、自分の必要に応じて、プラン内容を変更することもできるので便利です。

最低契約期間は30日間なので、1か月以下の短期の利用には不向きかも知れませんが、2-3か月以上の期間、オーストラリアで携帯電話、または、モバイルインターネットを利用したいという人には、YOMOJOのプランも選択肢に入れて検討してみてはいかがでしょうか?

注意


2017年中頃までは、YOMOJOが業界最安値でダントツのおすすめプロバイダーでしたが、2018年に入り状況はかなり変わりました。現2020年時点で、業界最安値でおすすめなのが、YOMOJOと同じOptus(オプタス)4Gネットワークを使っており、月々更新のプランの他に、90日間または1年間有効な長期更新不要のプランも充実しているCatch Connectです。

Catch Connectについては、こちらの記事「オーストラリア最安値のプリペイド携帯電話SIMプランCatch Connect」で詳しく説明しています。


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