オーストラリアで最も高い所にある他に例を見ないユニークなスキーリゾートがCharlotte Pass(シャーロット・パス)です。
この記事では、実際に行ってきた体験をもとに、ニューサウスウェールズ州、Snowy Mountains(スノーウィー・マウンテンズ)のスキー場、シャーロット・パスを紹介します。
Charlotte Pass Snow Resort(シャーロット・パス・スノー・リゾート)とは
オーストラリア最大のスキー場であるPerisher(ペリッシャ―)から8km先の標高の高い位置にあるリフト数4基の小規模なスキー場です。
標高が高いだけあって、オーストラリア史上最も低い温度が記録された地でもあります。オーストラリア大陸最高峰、海抜2228メートルのMt Kosciuszko(コジオスコ山)に近く、夏は登山道が開通して登山客が訪れます。
冬は登山道はもちろん、ペリッシャーからシャーロットパスへの一般道も雪で閉鎖されるために、車で行くことは出来ません。その為、シャーロットパス専用のキャタピラで走る雪上バスが運行しています。
私たちは日帰りで訪れましたが、山の上のスキー場にはホテルやロッジが併設されており、宿泊して楽しむこともできます。シャーロットパスのアイコンである建物が1930年に建てられたKosciuszko Chalet Hotel(コジオスコ・シャレ―・ホテル)で、ヨーロッパのスキーリゾートを彷彿させる外観にテンションが上がります。
リフトは、チェアリフトが1つ、そして、Tバーリフトが1つ、Jバーリフトが2つです。私たちが訪れた日はチェアリフトが動いておらず、Jバーのリフトしか運航していなかったので、スノーボードでバーのリフトに乗ったことのない私は、上手く乗りこなすことが出来ず辛い思いをしました。それでも、当日は雪質も良く、天気も良くて、景色は最高で楽く滑ることが出来ました。
リフトとは別に、初心者用のベルトコンベアもありますので、リフトを使わず、ベルトコンベアーで登ってレッスンを受ける子供達も多く見られました。
リフト券だけだと1日券で大人一人あたり109ドル、子供は68ドルで、雪上バスが別料金で往復大人105ドル、子供85ドル別料金ですが、Day Tripperというリフト券、往復雪上バス、そして、ランチがセットになった1日パッケージを大人109ドル、子供68ドルで購入することが可能です。Day Tripperは人気のパッケージなので、事前購入と日時の予約が必要です。
私たちはDay Tripperを、Groupon(グルーポン)の特別セールで80ドルで購入しました。グルーポンには、シャーロット・パスの宿泊パッケージなども割引価格で出ていることもあるので、興味がある方はグルーポンをチェックしてみてください。
グルーポンについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Charlotte Pass(シャーロット・パス)への行き方
シャーロット・パスは、Perisher(ペリッシャ―)の駐車場横にあるSkitube Terminal(スキーチューブ・ターミナル)から特別雪上車のOversnow(オーバースノー)で40分ほどの場所にあります。ペリッシャ―までの行き方は、こちらをご覧ください。
冬場はペリッシャーからシャーロット・パスまでの道路が閉鎖されるために、自動車でのアクセスが出来ず、専用の雪上バスでのみアクセス可能です。距離にすると8kmですが、雪上車はスピードが出ないので約40分掛かります。
Skitube Terminal(スキーチューブ・ターミナル)がある場所は、Perisher Valley(ペリッシャ―・バレー)とも呼ばれています。スキーチューブ・ターミナルの中にシャーロット・パスのカウンターがあり、雪上バスはこのカウンターの裏手から出発します。
Charlotte Pass公式サイト
https://charlottepass.com.au/
さいごに
Charlotte Pass(シャーロットパス)は、車でのアクセスが出来ない為、1日に訪れる人数も制限され、混まないスキー場として知られています。
スキー場の規模としては非常に小さく、チェアリフトは1つしかありませんが、ロケーションは素晴らしく、雪質も良いので、初心者の方や混雑が苦手な方には良いスキー場なのではないでしょうか。
Day Tripperのパッケージを使えば、他のスキー場より安く、雪上バスの体験もユニークですので、楽しめると思います。
私たちが、シャーロットパスに行った時は、朝7時15分に雪上バスが出発したので、かなり早く宿泊していたジンダバインを車で出発しました。
前日の大雪で道路状況がわからなかったので、6時前に出発しましたが、タイヤチェーンを装着する必要も無かったので40分くらいでペリッシャーに到着しました。道具を下ろして、Perisher(ペリッシャ―)の駐車場に車を止める時間に15分程余分に掛かりました。
Day Tripperのランチは通常25ドルのピザが一人につき丸々1枚で、十分な量でした。リフト券、ランチ、往復雪上バスがセットのDay Tripperはコスパが非常に高いです。
ちなみに、スキー場のコインロッカーは一日15ドルで何度も再利用できました。
帰りのペリッシャーまでの雪上バスは午後3時頃シャーロットパス出発でしたが、結局ペリッシャーを車で出るのは4時半くらいになっていました。
送迎時間は予約時に設定されます。私たちの7時15分の出発便は朝一番の便だったので、もう少し遅い便にしてもらえないか聞いたのですが、予約が多く他の時間を選択することが出来ませんでした。
スキー・スノーボードの道具をレンタルするなら、Jindabyne(ジンダバイン)ですることをお薦めします。シャーロットパスのスキー場でもレンタル出来ますが、かなり割高になります。道具は雪上バスの外側についたバスケットに入れて、いくらでも一緒に運ぶことが出来ます。最安でサービスもいいおすすめのレンタルはMonster Depot Ski HireのGroupon特別パッケージです。詳しくは、こちらの記事で説明しています。
以上、ユニークで楽しい、シャーロットパスでのスキー体験でした。
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