オーストラリアでベストな携帯電話のプランを選ぶには?

Vodafone販売店

オーストラリアには携帯電話サービスを提供する電話会社がとにかくたくさんあります。

なんせ50社以上あるので、現地の人でも聞いたことが無いという携帯会社も多く、それぞれに特徴があり、どのキャリアを選べばいいのか迷ってしまうことでしょう。

より自分に適したプランを選んで、節約するのために、検討すべき項目をまとめてみました。

どの携帯電話会社のプランがいいのか?

Optus販売店

多くの人は、「プランのことを知り合いに聞いたから」とか、「紹介されたから、いいやと思って」とか、「他に知らなかったから、すすめられるままに」というのを携帯プランに加入した理由として挙げます。

私も、最初はそうでした。私は最初Optus(オプタス)のプリペイドプランに加入して、その後、月々の契約プランに変更しました。そして、新しい電話が欲しくなったので、電話とセットの24カ月契約プランをVodafone(ボーダフォン)でしました。理由は知り合いの多くが使っていたのがVodafoneだったからです。他社の料金を調べて比較するなど全くしませんでした。私自身が無頓着だった為に、他の会社のプランを使えば大きく節約できることを知らずに、高い利用料を払い続けていたわけです。

その後、かなり長い間Vodafoneを利用していましたが、もっとお得な 電話会社のオプションがあることを知り、色々とリサーチした結果、当時(2017年1月時点)でベストであったYomojo(ヨモジョ)という携帯会社のプランに乗り換えました。今では数社からもっと安い携帯プランが出ており、中でもCatch Connect(キャッチコネクト)のプランが最安です。

きっかけは、このサイトに記事を書こうと思い携帯事情を調べたことでした。おかげで、契約している全てのプランを合わせると、月々の費用は半分以下となり、利用データも増えました。電波のつながりやサービスも全く問題なく、逆にもっといいのではないかと感じる程です。

別記事の「オーストラリア携帯電話プランの価格と内容の比較」に、リサーチした結果である、プリペイドや月々のSIM契約プランなどの携帯の基本プランの種類と料金についてまとめています。

オーストラリアの携帯電話サービス供給会社

Telstra販売店

最大手3社は、Telestra(テレストラ)Optus(オプタス)、そして、Vodafone(ボーダフォン)で、これらの会社はネットワーク、すなわち、通信回線設備のインフラを所有しています。

他の多数の電話会社は、これら3社の通信回線設備を借りて運営している訳ですが、それでも、大手3社より安く競争力のあるプランを消費者に提供しています。

通信回線設備を持たずに運営する電話会社は正式にはMobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)、略して MVNOといい、オーストラリア国内に約50社存在します。

Coles、Woolworths、Aldiなどのスーパーマーケットブランドの携帯プランや、街でよく店舗を見かけるVirgin Mobile(バージンモバイル)、先に挙げたYomojo(ヨモジョ)やCatch Connect(キャッチコネクト)もこれらのMVNOの電話会社です。

携帯電話プランの選び方

数ある携帯電話会社とそのプランのそれぞれに特徴があり、中で全ての人にとってベストな携帯電話プランと言うものはありませんが、その人の状況にとってベストなプランというのはあるでしょう。

ここで、どのようにして自分に合ったベストプランを見つけたらいいのかその方法を見つけていきましょう。

最初に決めること

先ずは、以下のことを決めましょう。

  • 月々の契約で後払い(postpaid)のプランにするのか?
  • プリペイド(prepaid)のプランにするのか?
  • 12か月か24か月の契約で最新のスマホ携帯電話を手にしたいのか?
  • 通話とテキストメッセージ(ショートメッセージ)は月にどれくらい必要か?
  • 国際電話は掛ける必要があるか?
  • インターネットのデータはどれくらい必要か?
  • 月々の予算は?

とりあえず始めるにあたって

オーストラリアに来たばかりだと、通話、テキストメッセージ、インターネットのデータがどのくらい必要かは、検討がつかないと思います。

そんな時は、プリペイドプランか、1カ月単位からの月々の契約プランを使ってみてから決めるといいでしょう。

プリペイドでなくても、1カ月単位からの月々の契約にすれば、月ごとに変更とキャンセルが可能ですので、使いながら変更して、他にいいサービスが見つかれば鞍替えすればいいのです。

契約プランとプリペイドプランにはどのような種類があるのか知りたければ、「オーストラリア携帯電話のシステムと契約・プリペイドプランの種類」をご覧ください。

各プランで最も人気なのは、国内の通話とテキストメッセージがし放題(unlimited talk and text)で、それに、インターネットデータがついているタイプのパッケージです。電話会社によって差はありますが、インターネットデータの大小によって、最も安いもので月$15くらいから、高いもので月$80くらいです。安いプランには国際電話はついていませんが、高くなるにつれて制限つきで国際電話のクレジット(利用可能料金枠)もついてきます。

インターネットデータはあまりスマホでネットをしない人でも、月1GBは欲しいところです。2GBあれば、ラインやFacebookなどのSNSを毎日使っても問題ないでしょう。SNS経由やYoutubeでビデオを見たり、SkypeやLineトークなどを使ったりするヘビーユーザーなら月8GB以上はないと辛いでしょう。

住んでいる場所にWiFi環境が整っているならば、インターネットデータは少なくてもいいでしょう。

Porting(ポーティング)

オーストラリアで既に加入している電話会社から新しい電話会社に乗り換えることを考えているなら、変わる時に、今の番号をそのまま移行することが出来ます。

その場合は、新しく契約する電話会社に現在の電話番号を引き継ぐ手続きをしてもらう必要があります。この電話番号の移行をPorting(ポーティング)といいます。

Porting(ポーティング)は、新しい電話会社にアカウントを開設(activate)する時にリクエストする必要があります。

今の電話会社には、契約期間の設定が無ければ、または、契約期間満了後ならば、何も伝える必要はありません。

開設後では番号が既に割り当てられていて、Porting(ポーティング)することはできません。

また、移行前の電話会社のアカウントを先に閉じてしまっては、電話番号も失いますので、今の番号のアカウントを維持した状態で、新しい電話会社のアカウント開設時(申込時)にPorting(ポーティング)のリクエストをしてください。

さいごに

携帯電話プラン選びで、一番時間と労力が必要なのが、最終的な決断を下すまでのリーサーチの段階なのではないでしょうか?

上述の最初に決めることの内容と重複しますが、携帯SIMプランを決めるうえでの主な要素は以下の4つです。これはどのプランも必ずといっていいほど大きく表示されていますし、オーストラリアで消費者が携帯電話プランを選ぶうえで検討する要素です。

  • 通話とテキストメッセージは月にどれだけあるか?
  • 国際通話はどれだけできるか?
  • インターネットのデータはどれだけあるか?
  • 月々いくらか?

なかなか決められない場合は、先ずは、予算を決めてから検討していけば選択肢も狭まります。

プランを選ぶ上で大事なのは、月々の基本料金がきちんと提示されており、誤解を生むような紛らわしい表示がなくわかりやすいことです。サービスに強みがあり、利用者も多いキャリアは、サービス内容に自信があるので、料金がより明確に提示されています。

そして、特にまだ携帯電話事情がわからないうちは、長期契約するのを避けて、フレキシブルに変更や解約が出来る形態のものを選ぶことで、数か月先の支払い金額の大きな節約につながるでしょう。

スマホ無料プランは、長期契約になり、スマホがついてくる分、月々の料金は高めになります。「無料」の文句にまどわされず、上記の4つの主な要素にある、どのプランにも共通する基本内容をきちんと確認し、妥当かどうか検討したうえで契約しましょう。

オーストラリア携帯電話プランの価格と内容の比較」で、大手3社と格安キャリアのCatch Connect(キャッチコネクト)の具体的な携帯電話プランを例にとって、内容と価格を比較していますので参考にしてください。

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