オーストラリアで日本の電化製品を使用するためのガイド

オーストラリアに住んでいるけど、日本から持ち込んだ電化製品を使いたいと考える方も多いでしょう。日本でしか手に入らない調理器具や美容器具などの電化製品などがたくさんあります。

しかし、オーストラリアと日本では電圧やコンセントの形状が異なるため、注意が必要です。この記事では、オーストラリアで日本の電化製品を使用する際のポイントを解説します。

オーストラリアと日本の電圧の違い

  • 日本の電圧: 日本では、一般的に100ボルトの電圧が使用されています。
  • オーストラリアの電圧: オーストラリアでは、240ボルトの電圧が標準です。

オーストラリアでは一般的に240ボルトの電圧が使用されています。電源周波数は50ヘルツです。このため、他の国から持ち込んだ電化製品をオーストラリアで使用する場合は、電圧の違いに注意し、必要に応じて変圧器や変換プラグを用意する必要があります。

正確には、オーストラリアの電源電圧は公式には230ボルトと規定されています。しかし、実際には240ボルトで供給されることが多いとされています。このため、オーストラリアに関連する電気製品や情報では、230ボルトと240ボルトのいずれの表記も見られます。

これは、オーストラリアが過去に240ボルトを標準としていたことに由来しており、国際基準に合わせて230ボルトに移行する過程にあるためです。しかし、実際の電圧は地域や設備によって異なることがあります。

変圧器の使用

オーストラリアで日本の電化製品を使用する場合、変圧器が必要です。変圧器を使用しないと、電化製品が故障する可能性があります。

変圧器の選び方

  1. 電流値の確認: 使用する電化製品の電流値(ワット数)を確認し、それに適した変圧器を選びましょう。
  2. 変圧器の種類: 変圧器には「ダウントランス」と「アップトランス」があります。日本の100ボルトの電化製品をオーストラリアで使用する場合は、240ボルトを100ボルトに変換する「ダウントランス」が必要です。「ダウントランス」は、正式には「ステップダウントランスフォーマー」で英語では、’Step Down Transformer'です。

変圧器の購入時の注意点

  • 変圧器の容量は、使用する電化製品の消費電力に適している必要があります。消費電力が高い製品には、それに見合った容量の変圧器が必要です。使いたい日本の電化製品のワット数を調べて、それ以上のワット数の変圧器を購入してください。
  • 使用する電化製品の種類によっては、大容量の変圧器が必要になる場合があります。たとえば、ヘアドライヤーやアイロンなどの高出力機器は、小さな変圧器では対応できません。

変圧器は日本で買わないといけないと思っている方もいるみたいですが、そんなことはありません。オーストラリアでも手に入ります。炊飯器やフードプロセッサーなどの調理家電やドライヤーなどの電化製品のワット数は大きく、1000ワット以上の重量もそれなりある大型変圧器が必要になります。

日本では変圧器は、安いものだと1万円以下から手に入ります。オーストラリアでも、$100未満から購入できます。持ち込む電化製品のワット数よりも2割くらいは高いワット数に対応する変圧器にしておけば安心です。

コンセントのプラグ形状の違い

オーストラリアと日本では、コンセントのプラグ形状が異なります。オーストラリアでは、三角形の上がハの字になった3ピンタイプが標準です。そのため、日本の電化製品をオーストラリアで使用するには、変換プラグも必要になる場合があります。

変圧器を使うならば変圧器のコンセント受け口が日本のプラグ形状に対応していれば(通常は対応している)、変換プラグ不要です。変圧器のコンセントがオーストラリアのプラグ形状でない場合(オーストラリア国内で購入したものでない場合)は、変換プラグが必要になります。

電化製品によっては、マルチ電圧対応の物もあり、日本、オーストラリア、そして、いかなる国を問わず変圧器が不要なものもあります。ノートブックコンピューターやスマホなどの充電器の多くはマルチ電圧対応です。充電アダプタなどに「100-240V」と書いてあれば、変換プラグだけでどこの国でも使えます。

まとめ

オーストラリアで日本の電化製品を安全に使用するためには、適切な変圧器と変換プラグの準備が欠かせません。日本から持ち込む電化製品の仕様を確認し、必要な変圧器と変換プラグを準備することで、安心してオーストラリアで使用することができます。

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