ワーホリでファーム体験【前編】オーストラリアのAyr(エア)でピッキング

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ワーキングホリデービザでオーストラリアに来たアイさん(女性)の、ファームでピッキングをした体験記をお届けします。

アイさんは、ファームの求人を求めてクイーンズランドとタスマニアに行ったり、ウーフを体験されました。貴重な体験と共に、色々なファームの事情や労働環境などの役立つ情報をいっぱい話してくれました。

WWOOF(ウーフ)

はじめに、WWOOF(ウーフ)とはWilling Workers On Organic Farmsの略で、農場でボランティアで働く代わりに、住居と食事などを供給してもらうシステムで、WWOOF(ウーフ)をする人たちをWWOOFer(ウーファー)と呼びます。

以前は、ウーフの体験でワーホリのセカンドビザの申請が出来ましたが、規則が変わり、無償労働でのセカンドビザの申請が出来なくなり、ウーフの体験者は以前に比べて半減したそうでウーファーを頼りにしていた小規模経営のビジネスが打撃を受けています。

以下はアイさん談です。

私はウーフで、オージーの家の家庭菜園の草取りなどをして過ごしました。

給料は発生しませんでしたが、家賃は無料で食事も出て、オージーの家庭に入って一緒に暮らすという体験をしました。

とても気さくで楽しい家庭で、忘れられない体験となりました。

ファームの体験記【前編】

では、アイさんにファーム体験を語ってもらいましょう。

ウーフ体験の後、友達の話を聞いてファームで働くのが楽しそうだなと思うようになりました。

私の友達はファームでヨーロッパ人との出逢いがあり、めでたくカップルでシドニーに戻って同棲生活を始めたりしてファームに行って大正解だったと話してくれました。

他の国の人達と一緒に一団となって働くと言う経験も楽しそうだなと思ったのと、かなりのお金が稼げて生活の足しになるというのもファームに行くことを決めた理由です。

クイーンズランド州のAyr(エア)

先ずは、クイーンズランド州のAyr(エア)という地域にあるファームと提携しているバッパー(バックパッカーの集まる宿)に行った時の話をします。

エアはさとうきびの産地として有名で、観光土産のポストカードにもサトウキビとトラクターが写っているほどですが、私はズッキーニ、スイカ、キュウリ、そして、コーンの収穫の仕事をしました。

バッパーではファームの仕事の斡旋をしてくれます。泊まって仕事のオファーを待つシステムになっています。

街には、スーパーマーケットのColes(コールズ)やWoolworths(ウールワース)もありますが、週末は早く終わってしまうため不便でした。

着いたのは土曜日の夕方5時過ぎだったので、スーパーも閉まっていたのですが、2-3日はゆっくりしてから仕事を始めるつもりだったので、「明日行けばいいや」と思って寝ました。

しかし、着いた翌日の早朝から仕事が回ってきたのでびっくりしました。

2段ベッドで寝ていたら、朝4時に起こされて、タックスとスーパーアニュエイションの為の記入書類を渡されました。

ランチも用意しておらず水も買って無かったので焦りましたが、バッパーにいた皆が食べ物を少しずつ恵んでくれ、なんとか初の仕事に行くことができました。

注:スーパーアニュエーション(Superannuation)とは、オーストラリアの年金制度で雇用主は給料の9.5%をスーパーアニュエーションとして支払う義務がある。

ズッキーニの収穫

初めてのファーム体験はズッキーニの収穫でした。私はズッキーニを日本で食べたことも無かったので全てが新鮮でした。

ズッキーニは下からピョンピョンとバナナみたいに生えているのです。食事用のナイフを渡されてきき手だけでヘタを切って収穫します。

収穫は、他の人数人と横一列に並んで前進しながら行います。獲ったズッキーニは片腕にバランス良く積みながら前進する為、手足の短い日本人には不向きです。

ズッキーニは特に傷つきやすい為、スーパーバイザーに「絶対に落とすな!」と厳しく言われプレッシャーが凄かったです。

しかも、軍手に線を引かれて、「ここまでのサイズに育った物を収穫するのよ!」と強く言われましたが、いちいち軍手でサイズを測る時間の余裕はなく適当に収穫していると後ろから付いてくるスーパーバイザーに「あんた小さいの獲ったでしょ!」と怒られたりしました。

ズッキーニを入れるかごは持っていない為、ズッキーニは片腕に山盛りになるまで持ち続け、溜まったら収穫の列と一緒に動く大きな機械に乗せます。早いスピードで獲っていかないとどんどんその機械が遠くへ行ってしまうので急かされます。

果てしなく続く畑に終わりは見えず、炎天下の中での中腰の作業、単純だけど腰も肩も痛くなってきます。一体この作業はいつまで続くのか。。。そんな日々を3 日送りましたが、なんと4日目にはクビになってしまいました。

4日目も仕事行く気満々で、毎日誰がどこに配属されるかという状況が表示される黒板に自分の名前を探しましたが、どこを見ても自分の名前が無い!

「何故だー?」と思い聞いたら、収穫のスピードが遅いから首になったということがわかり、愕然としました。

たった3日しかやっていないのに、クビになったのでて物凄くショックが大きかったです!ここは時給制だったので雇用側も要領の良い人を使いたいのです。時給制は歩合制と違ってとてもシビアです。

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スイカの苗植え

  
クビになってからバッパーで待つこと3日、今度はスイカのプランティングの仕事が来ました。

この仕事は期間限定で、2週間ポッキリでしたので同じ時給制ですがクビにはなりませんでした。

スイカの苗をトラックから取って植えていくのですが、これもまたまたひたすら中腰作業でした。

しかもなんと指2本で穴を掘って苗を植えていきます。私は持参していた手袋を使いましたが指が痛くなり、最後には木の彫る道具をもらいました。

ヨーロッパの人達は素手で穴を掘って、早いペースで植えていっていたので凄いな~と感心しました。

しかも、尻が出そうな短パンにブラが透けて見えてそうな「それがのう作業をする格好か!」というような恰好で、日焼けしないように重装備でしかも作業も遅い私とは対照的に、パワフルに働くヨーロッパの若い女性たちの姿に圧倒されました。

スイカ畑もどこまでが畑なのか分からないくらい広大でした。

キュウリの収穫

そして、次はきゅうりの収穫の仕事が来ました。

地面いっぱいにきゅうりがへばりつくように生えていて、葉っぱもきゅうりも踏まないように収穫するように言われます。

獲っても獲ってもまた生えるからだそうです。しかし、どこに足の踏み場があるのか?!歩くのにも一苦労でした。

キュウリを取り時には細かいトゲが刺さりまくるので痛くて、肌が荒れて大変でした。

ピッキングが早く頑張る人には、より稼げるようにとパッキングの仕事も与えらえます。

パッキングには人数がそんなに要らない為、ピッキングでとり残しが多かったり、遅い人はパッキングの仕事はもらえません。

パッキングの仕事は楽で稼ぐことができるので欲しい。とり残しなく早くピッキングする為にはどうやったら良いのか、ネットで調べたりしましたが、なかなか難しかったです。
  

コーンのパッキングと選別

  
キュウリの後は、コーンのパッキングの仕事も来ました。

通常、この仕事に就くことができるのは、女の子の中でも、言わば勝ち組の人たちと言われています。朝6時から午後2時までの仕事で、私はたまたま1週間の休みの子の補充で仕事をもらえました。

半分に切られたトウモロコシの皮の一部分を中のコーンが見えるようにはぎ取る仕事をしました。

炎天下の外で仕事をする人達がいる中、屋根の下の涼しい場所で働けるため人気が高い仕事です。

クビにならないように仕事を極めようとした同僚は、頑張りすぎて腱鞘炎になり髪も洗えないほどに。。。
  
外でやるコーンの仕事もしました。

それはトラクターで運ばれてきたコーンをホール(そのままの状態)で売る物かカッティングして売る物と選別する仕事でした。

瞬時に選別しなければならないので集中力が要りますが、面白かったです。

ここは、休憩時間は紅茶とコーヒー飲み放題でお弁当も電子レンジで温められるとても待遇の良いところでした。

労働的にもとても楽で、週6日働ける為、集中してガッツリ稼ぎたい人には嬉しい限りです。

以上、アイさんのAyr(エア)でのファーム体験【前編】でした。

続きはこちら:ワーホリでファーム体験【後編】タスマニアでチェリーのピッキング

関連記事:オーストラリアでの仕事の探し方と種類別ローカルジョブ求職法

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