量産型ワーホリ体験にならないために




ワーキングホリデー制度がより一般化して多くの人が利用するようになって、それに伴うエージェント業などのビジネスも発達しました。そうなると、業者(エージェント)が手配してくれるので、自分で苦労してやる手間が省けて便利になり、利用する人が増えます。

全ておまかせで量産型ワーホリ体験

業者はビジネスでやっていますので、当然のことながら採算性を重視します。ワーホリ体験をパッケージ化してより多くの人たちに提供して利益が上げられるようにします。

最近は数多くの日本語サポートをする無料エージェントがあり、利用者にお金を請求すること無く、到着後の銀行開設、携帯電話開通、英語学校の手配、観光ツアーの手配などをしてくれます。英語が話せなくても、現地の事情を知らなくてもやってくれるのでお手軽で利用者も増える一方です。

知らない土地で、お手軽で安心、そして、日本語で情報が得られるという大きなメリットがあり、滞在中入り浸っている人たちもたくさんいます。一方で、選択肢が限られているため、同じような体験をするワーホリ利用者が量産されるということにもなっています。

この量産型ワーホリ体験の罠にはまりやすいのは、既に説明した、ワーホリが手段であり体験は自分がつくるものという意識が無い人達です。

エージェントを賢く利用する

ところで、無料エージェントが何故無料でできるのか?無料なのにエージェントの数が多いのは何故かと疑問に思ったことはありませんか?

無料エージェントは紹介先の業者からマージンをもらうことで成り立っているのです。英語学校などの手配をしてくれるのはマージンがもらえるところだけです。ですから、紹介する側としては出来るだけ利益率の高い学校を利用者にすすめます。

断りにくいほど強い押しで、半ば強制的に手配をするエージェントもいると聞きます。来たばかりで事情がわからない人たちに商品を売るのは簡単です。何故なら、来たばかりの人は何も知らないので他に比較するものがないからです。

携帯電話サービスのプランを例に挙げてみましょう。渡航先の国でも日本と同じように数十社以上の携帯電話サービス供給会社があり、値段も様々ですが、何も知らなければ比較のしようがありません。

来たばかりで不安なところに「これがおすすめです」と紹介されて、しかも日本語サポートがあるとなれば「まあ、いっか」となるのが普通じゃないでしょうか?後で高いサービスを契約したことに気づいても手遅れです。

ネット上には、無料エージェントにない情報もたくさんあります。英語の情報でなくても、最近ではSNSを通じてワーホリ経験者のネットワークもありますので、自分で調べようと思えばいくらでも調べることができます。

ここでは、無料エージェントを否定しているのではないということを付け加えておきます。無料エージェントはボランティアではありません。紹介する側もマージンがもらえて、される側も満足いくサービスが得られるなら、どちらにとっても利益のあるWIN-WINの関係だと言えるでしょう。

無料エージェントは優良な情報を提供してくれる場所でもありますが、利益を無視した世話役ではないと言うことを理解して、頼り切らずに自分でも調べて判断する癖をつけることをおすすめします。

情報収集や手配の手間を省くように、上手に無料エージェントを利用すれば、あなたの時間と労力を節約できます。

語学学校などの斡旋については、無料エージェントを通すと高いということはありませんので、エージェントを通して手配してもらうのもよいでしょう。

ただ、契約や申込みの際には、人の意見を鵜呑みにして流されるのではなく、自分の考えをしっかりと持った上で、調べて、自分の状況に照らし合わせてよく検討してからにしましょう。

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