新型コロナウィルスCOVID-19 オーストラリア現地状況報告




このページでは、日々状況が深刻になっているコロナウィルスのオーストラリアでの現状を伝えていきます。

オーストラリア国内の現状

8月7日時点

ビクトリア州メルボルンで感染が爆発的に拡大していることから、8月2日の午後6時から、メルボルン市内(首都圏31の地方政府エリア)で、ステージ4ロックダウン(ステージ4の警戒レベル)が発令されています。

ステージ4のロックダウンの対象は以下のエリアです。

31 metropolitan local goverment areas
Banyule, Hume, Moreland, Bayside, Kingston, Mornington Peninsula, Boroondara, Knox, Nillumbik, Brimbank, Manningham, Port Phillip, Cardinia, Maribyrnong, Stonnington, Casey, Maroondah, Whitehorse, Darebin, Melbourne, Whittlesea, Frankston, Melton, Wyndham, Glen Eira, Monash, Yarra, Greater Dandenong, Moonee Valley, Yarra Ranges, Hobsons Bay

これらのエリアでは以下が義務付けられています。

  • 外出は、自宅から5キロ以内にとどまる
  • 家族から1日に1回、1人だけ、食料品と生活必需品の買い物にのみ外出可能
  • 運動の為の外出は、最長1時間まで許可
  • レクリエーション活動は禁止
  • 8pm~5am夜間外出禁止
  • この時間内の外出は、仕事、医療や介護などの理由によるものは許可
  • レストランとカフェはお持ち帰りと配達のみ営業
  • 外出時にマスク着用など顔をカバーすることを義務付け(違反は罰金)

ステージ4ロックダウンは6週間、9月13日までとなっています。また、ビクトリア州の他の地域では、8月5日からステージ3のロックダウンが発令されています。

ニューサウスウェールズ州政府は、外出時に人が集まる公共の場種でのマスク着用を強く推奨しています。

国内での州をまたいでの移動にも制限が課されています。

クイーンズランド州では、コロナウィルスのホットスポットに指定される他州の地域から入州を拒否しています。これらの地域の住民でなくても、過去14日以内にこれらの地域に滞在した者の入州が拒否されます。クイーンズランド州政府が指定するホットスポットは、ビクトリア州全域、ニューサウスウェールズ州全域、首都特別区域(ACT)全域です。

ノーザンテリトリー(北部準州)では、入州後14日間のホテルでの強制隔離($2500自己負担)が課されています。タスマニア州では、入州後14日間のホテルでの強制隔離($2800自己負担)が課されています。ニューサウスウェールズ州は、ビクトリア州からニューサウスウェールズ州へ戻る移住者に対して、ホテルでの強制隔離($3000自己負担)を義務付けました。

8月7日朝の時点で、オーストラリア全国の累計感染者数は19,862人で、死者が255人です。その内、回復したと報告されているのが11,112人です。前日から増加した新たな感染者数は483人で、この内訳は、ビクトリア州での471人とニューサウスウェールズ州での12人です。

各州毎の確認された累計感染者数は、オーストラリア首都特別区域(ACT)が113人、ニューサウスウェールズ州が3,832人、ノーザンテリトリーが33人、クイーンズランド州が1,088人、サウスオーストラリア州が456人、タスマニア州が229人、ビクトリア州が13,469人、ウェスタンオーストラリア州が642人です。

7月1日時点

7月1日にニューサウスウェールズ州がコロナ規制を緩和しましたが、ビクトリア州では過去4日間で220人以上の新規感染者が確認され、36の地域がロックダウン状態に後戻りしました。

ニューサウスウェールズ州では7月1日から規制が更に弱められました。家庭に訪問者を招き入れることが出来る人数上限は20人へと拡大されました。屋外の集会の上限も20人です。州内の移動に制限はなく、ホリデーの旅行も制限はありません。

ニューサウスウェールズ州において、スポーツなどの活動で20人以上が集まる場合は、規定のコロナウィルス安全対策(COVID-19 Safty Plan)の遂行が義務付けられます。その上で、上限人数は500名迄となっています、

ニューサウスウェールズ州で既に営業再開中なのは、フードコートを含むレストランやカフェ、プールなどの運動施設、映画館などの娯楽施設、観光アトラクション、美容サロン、カジノ、マーケット、パブなどです。音楽のコンサートやナイトクラブは引き続き営業停止中です。

4平方メートルに1名、他人と1.5メートル以上の間隔を取るソーシャルディスタンスのルールはあらゆる状況で引き続き適応されます。

ビクトリア州では、感染者数の増加から、7月1日より以下の郵便番号の地域が外出を制限するロックダウン状態に戻ってしまいました。食料品の買い物など必要不可欠の場合以外の外出が禁止され、レストランやカフェはお持ち帰りと配達のみの営業となります。
郵便番号:3012、3021、3032、3038、3042、3046、3047、3055、3060、3064
これらの地域での規制は、短くても7月29日までは継続されます。これらの地域の居住者はニューサウスウェールズ州へ入ることが禁止され、違反すると投獄か罰金の対象となります。

ビクトリア州のその他のエリアでは、6月21日から規制が以下のように変更されています。家庭に訪問者を招き入れることが出来る人数上限は5人へと縮小されました。屋外の集会の上限は10人です。

ビクトリア州のレストランやカフェ、そして、パブやクラブは、上限20人まで店内の飲食が可能です。美術館や博物館、観光アトラクション、映画館、コンサートホールなどの施設は、1屋内スペースあたり、最高20人までの収容が認められています。

ビクトリア州の屋内スポーツ施設は、1スペースあたり20人までで、グループアクティビティーについては10人までの参加が認められています。もちろん、ソーシャルディスタンスのルールはあらゆる状況で引き続き適応されます。

7月1日朝の時点で、オーストラリア全国の累計感染者数は7834人で、死者が104人です。その内、回復したと報告されているのが7037人です。感染者数は前日から71人の増加で、この内ビクトリア州で64人の新たな感染者が確認されました。

各州毎の確認された感染者数は、オーストラリア首都特別区域(ACT)が108人、ニューサウスウェールズ州が3,189人、ノーザンテリトリーが29人、クイーンズランド州が1,067人、サウスオーストラリア州が443人、タスマニア州が228人、ビクトリア州が2,159人、ウェスタンオーストラリア州が611人です。

上記以前の状況と政府の対策については、以下のリンクをクリックすると表示されます。

政府公式情報

オーストラリア政府のコロナウィルス対策についてと各州の対応についての情報は、政府のこちらのページにまとめられています。

オーストラリア政府からのコロナウィルスに関するメディアリリースは、こちらをご覧ください。

オーストラリアでの現状と感染者数などについての最新情報は、こちらで確認できます。

政府が5月8日に発表した段階的にコロナウィルスに関する規制を緩める3段階のステップについては、こちらを参照してください。

コロナウィルスに伴う閉鎖や中止の情報

コロナウィルス拡大の影響により、数々の行事の中止されています。今までに、以下のような大きなイベントが中止となっています。

3月後半までは、オーストラリアがロックダウンしなかったことに対する批判の声も人々の間で多く上がっていました。イタリアの感染者が3月はじめ迄は、3月半ば時点のオーストラリアの感染者数程度であったことから、放っておくとイタリアの二の舞になる危険性があると警告する人達が増え、彼らは適切な期間のロックダウンを訴えていました。

オーストラリアが実質的なロックダウンに入ってからは、経済が失速し、人々の生活も法的に規制されるようになり、オーストラリアが独裁的な統治国家に向かうことを危惧する人々が増えて、デモが起こり警察と衝突する場面も見られています。コロナウィルスの蔓延は、情報統制によりでっち上げられた全世界規模での詐欺ではないかと疑う人々も増加しています。

今のところ全国または各州規模での学校の閉鎖はされていません。これは、ドクターやナースなどの重要な職種につく人たちが子供の面倒を見るために外出できなくなることを避けるためでもあり、学校に行かないことでより広いコミュニティー(ショッピングセンターなど人が集まる場所)にさらされることで感染のリスクを高める可能性もあるという理由からです。必要不可欠な理由で学校に行かなければならない生徒以外の全ての生徒は、4月後半に新学期が始まってからはオンラインでの授業を受けていましたが、5月からは段階的に教室での授業が再開されています。

2020年8月時点では、ビクトリア州のメルボルンでは多くの学校や教育機関が閉校となり遠隔授業へと移行しています。詳細はビクトリア州政府のウェブサイトで確認できます。

人々の生活状況

深刻化する状況を受けて、3月後半になって、人々のウィルスに対する意識が大きく変わりました。3月の頭には危機意識を持っている人は少なく、街のレストランやカフェも通常通り人々で賑わっていましたが、外食を避ける人達が増え、3月23日にはとうとうレストランとカフェの営業がお持ち帰りとデリバリーに制限され、3月終わりまでには人々の外出も制限されました。一時マスクを着用する人は少なくなりましたが、第2波の影響で感染者数が増えだした7月後半くらいからは、メルボルンではマスク着用が義務付けられ、シドニーでも市街地やショッピングセンターではマスクを着用する人が多くなりました。

多くの業種で職場に行かず自宅勤務をする人が増えています。コロナウィルス蔓延によって営業停止を余儀なくされたビジネス(多くはサービス業)からの失業者も増えており、職業安定所の機能を持つCentrelink(センターリンク)には行列ができています。

人が集まる数々のイベントが中止となり、公共交通機関の利用も極力避ける人が増加しました。

映画館、エンターテイメントの劇場、カジノ、パブ、ナイトクラブ、礼拝施設、スポーツジム、屋内スポーツ施設などの営業が停止となり、大手デパートもいくつかの店舗の営業停止する処置を取っています。

3月後半から、ロックダウンに備えて人々の買いだめも過熱し始めました。4月半ばくらいまでは、トイレットペーパー、ティッシュ、サニタイザー(アルコール消毒液)はどこに行っても売り切れている状態でした。食料品も棚から無くなる状況でした。スーパーマーケットは、トイレットペーパーなどの消耗品やパスタ・ライスなどの食料品の購入数に制限を設けるようになりました。尚、トイレットペーパーの殆どはサウスオーストラリア州で国内生産されているので、枯渇する心配は無いそうです。政府は、パニック買いをしないように国民に呼びかけています。

4月後半になって、この状況は落ち着き始め、スーパーマーケットにトイレットペーパーの在庫が出始めました。5月に入って、状況は大分改善され、6月には通常の状態に戻りました。ただ、8月からステージ4のロックダウンが布かれたメルボルンでは、買いだめの為に、トイレットペーパー他の必需品の在庫不足が再発しているようです。

なお、オーストラリアドルは、2月後半から下落が止まらず、1豪ドルあたり50セント台と過去18年間で最低値を記録しました。3月19日に対米ドルで最安値を付けたオーストラリアドルは、8月時点で70セント台に回復しています。

2020年3月に暴落したオーストラリアの株価は、2月の水準には及ばないものの若干戻しています。

オーストラリア移住者・滞在者の為の情報

オーストラリア政府により発行されている新型コロナウィルスにかかわる出入国とビザ関連の情報は、Department of Home Affairsのこちらのページで確認できます。全てではありませんが、いくつかの情報は日本語に翻訳されています。Department of Home Affairsの日本語情報ページは、こちらです。

学生ビザ、就労ビザ、ワーキングホリデービザ、ブリッジングビザなどの一時滞在ビザ(テンポラリービザ)についての新型コロナウィルス影響下における対応については、Department of Home Affairsのこちらのページをご覧ください。

新型コロナウィルスの影響により経済的打撃を受けている個人やビジネスに対するオーストラリア政府からの支援策については、財務省のこちらのページをご覧ください。

在シドニー日本国総領事館による新型コロナウィルスに関する日本語情報は、こちらのページでご覧いただけます。各州の対策の概要、一時滞在ビザ(テンポラリービザ)関連情報、日本語で遠隔対応可能な一般開業医のリストなどの様々な情報を日本語で得ることができます。

しばらくの間、このページで、オーストラリアのコロナウイルスに関する状況を更新していきます。

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