新型コロナウィルスCOVID-19 オーストラリア現地状況報告




このページでは、日々状況が深刻になっているコロナウィルスのオーストラリアでの現状を伝えていきます。

オーストラリア国内の現状

7月1日時点

7月1日にニューサウスウェールズ州がコロナ規制を緩和しましたが、ビクトリア州では過去4日間で220人以上の新規感染者が確認され、36の地域がロックダウン状態に後戻りしました。

ニューサウスウェールズ州では7月1日から規制が更に弱められました。家庭に訪問者を招き入れることが出来る人数上限は20人へと拡大されました。屋外の集会の上限も20人です。州内の移動に制限はなく、ホリデーの旅行も制限はありません。

ニューサウスウェールズ州において、スポーツなどの活動で20人以上が集まる場合は、規定のコロナウィルス安全対策(COVID-19 Safty Plan)の遂行が義務付けられます。その上で、上限人数は500名迄となっています、

ニューサウスウェールズ州で既に営業再開中なのは、フードコートを含むレストランやカフェ、プールなどの運動施設、映画館などの娯楽施設、観光アトラクション、美容サロン、カジノ、マーケット、パブなどです。音楽のコンサートやナイトクラブは引き続き営業停止中です。

4平方メートルに1名、他人と1.5メートル以上の間隔を取るソーシャルディスタンスのルールはあらゆる状況で引き続き適応されます。

ビクトリア州では、感染者数の増加から、7月1日より以下の郵便番号の地域が外出を制限するロックダウン状態に戻ってしまいました。食料品の買い物など必要不可欠の場合以外の外出が禁止され、レストランやカフェはお持ち帰りと配達のみの営業となります。
郵便番号:3012、3021、3032、3038、3042、3046、3047、3055、3060、3064
これらの地域での規制は、短くても7月29日までは継続されます。これらの地域の居住者はニューサウスウェールズ州へ入ることが禁止され、違反すると投獄か罰金の対象となります。

ビクトリア州のその他のエリアでは、6月21日から規制が以下のように変更されています。家庭に訪問者を招き入れることが出来る人数上限は5人へと縮小されました。屋外の集会の上限は10人です。

ビクトリア州のレストランやカフェ、そして、パブやクラブは、上限20人まで店内の飲食が可能です。美術館や博物館、観光アトラクション、映画館、コンサートホールなどの施設は、1屋内スペースあたり、最高20人までの収容が認められています。

ビクトリア州の屋内スポーツ施設は、1スペースあたり20人までで、グループアクティビティーについては10人までの参加が認められています。もちろん、ソーシャルディスタンスのルールはあらゆる状況で引き続き適応されます。

7月1日朝の時点で、オーストラリア全国の累計感染者数は7834人で、死者が104人です。その内、回復したと報告されているのが7037人です。感染者数は前日から71人の増加で、この内ビクトリア州で64人の新たな感染者が確認されました。

各州毎の確認された感染者数は、オーストラリア首都特別区域(ACT)が108人、ニューサウスウェールズ州が3,189人、ノーザンテリトリーが29人、クイーンズランド州が1,067人、サウスオーストラリア州が443人、タスマニア州が228人、ビクトリア州が2,159人、ウェスタンオーストラリア州が611人です。

5月26日時点

4月から感染者増加率が軽減していく状態が継続しています。ロックダウンの段階的解除も順調に進められています。

5月25日(月)から全国の殆どの学校の対面授業が再開されました。学校再開1日後の火曜日に、ニューサウスウェールズ州イースタン・シドニーの2つの学校で、各校共に生徒1名の感染が確認され学校が閉鎖されるという事態が発生しましたが、他の学校は感染者が出ない限り生徒の受け入れを継続します。

6月1日からニューサウスウェールズ州のカフェとレストランでは、現時点で催行10名迄に制限されている店内飲食が、50名迄になります。食器などのシェアにつながるバフェなどの営業は禁止されています。シドニーのタロンガ動物園は、6月1日再開園する予定です。また、ジム、美容サロン、日焼けサロンなどの営業再開許可を模索しています。

6月1日からビクトリア州では家庭と屋外での20名迄の集会、そして、1泊のホテルとキャンプ場での宿泊が許可されます。

1.5メートルの間隔をあけるソーシャルディスタンシングの適用は今後も継続されます。

5月26日朝の時点で、オーストラリア全国の累計感染者数は7118人で、死者が102人です。その内、回復したと報告されているのが6,532人です。感染者数は前日から9人の増加でした。

各州毎の確認された感染者数は、オーストラリア首都特別区域(ACT)が107人、ニューサウスウェールズ州が3,090人、ノーザンテリトリーが29人、クイーンズランド州が1,056人、サウスオーストラリア州が439人、タスマニア州が228人、ビクトリア州が1,605人、ウェスタンオーストラリア州が564人で、ACT、ノーザンテリトリー、サウスオーストラリア州は3週間近く感染者の増加はありません。

5月14日時点

5月14日からニューサウスウェールズ州で、政府が5月8日に発表した「段階的にコロナウィルスに関する規制を緩める3段階のステップ」の第1段階のステップが実施されました。カフェとレストランが店内での飲食サービスを最大10人までの条件付きで再開しました。今までアクセスが禁止されていた公園の遊具なども子供たちに開放されました。

新型コロナウィルスの影響で、オーストラリアの4月の失業率は6.2%で前月より1%増加しました。当初予想の8.3%よりはよいものの、約60万人の雇用者数が減少したことになります。オーストラリアの労働参加率は65.3%です。

5月15日朝の時点で、オーストラリア全国の累計感染者数は6,989人で、死者が98人です。その内、回復したと報告されているのが6,301人です。各州毎の確認された感染者数は、オーストラリア首都特別区域(ACT)が107人、ニューサウスウェールズ州が3,063人、ノーザンテリトリーが29人、クイーンズランド州が1,052人、サウスオーストラリア州が439人、タスマニア州が227人、ビクトリア州が1,520人、ウェスタンオーストラリア州が552人で、ACT、ノーザンテリトリー、サウスオーストラリア州、タスマニア州、ウェスタンオーストラリア州は1週間以上、感染者の増加はありません。

5月11日時点

政府は、5月8日に段階的にコロナウィルスに関する規制を緩める3段階のステップを発表しました。

第一のステップでは、仕事と社会活動を再開するための経済活動の再開にフォーカスしています。10人までの集会、5人までの家庭への来客、そして、州内の必要不可欠でない移動を許可するなどの緩和を含みます。小売業の店舗も再開し、カフェとレストランもソーシャルディスタンシングが適用できることと、一度に10名迄の客を限度に店舗営業が再開されます。

第二のステップでは、更に20人までの集会を許可し、そして、ジム、マッサージやエステなどの美容サービス、ギャラリーや映画館などのエンターテイメント施設の再開を含みます。屋内のスポーツ施設も条件付きで再開されます。

第三のステップでは、規制を最低限まで取り除き、かつ、コロナウィルスへの安全対策が行き届いた「ニューノーマル」の状態へと社会が移行することを目指します。100人までの集会を許可し、ナイトクラブやサウナなどの営業再開とフードコートでの飲食が許可されます。州をまたぐ国内の移動に一切の制限が無くなりますが、国外への旅行は引き続き制限されます。ソーシャルディスタンシングも引き続き適用されます。

各州によって、対応の開始日や詳細が違ってきますので、こちらで確認してください。

規制緩和の第一のステップが始まるのは、ビクトリア州は5月12日(火)から、ニューサウスウェールズ州は5月15日(金)から、クイーンズランド州は5月14日(木)から、サウスオーストラリア州は5月11日(月)から、タスマニア州は5月11日(月)からとなっています。

ウェスタンオーストラリア州、オーストラリア首都特別区域(ACT)は既に規制が緩和されています。ノーザンテリトリーは既に独自の計画に沿って規制が緩和されています。

5月11日朝の時点で、オーストラリア全国の累計感染者数は6,941人で、死者が97人です。その内、回復したと報告されているのが6,163人です。各州毎の確認された感染者数は、オーストラリア首都特別区域(ACT)が107人、ニューサウスウェールズ州が3,053人、ノーザンテリトリーが29人、クイーンズランド州が1,045人、サウスオーストラリア州が439人、タスマニア州が227人、ビクトリア州が1,489人、ウェスタンオーストラリア州が552人です。

5月5日時点

政府の発表によると、継続しているロックダウンの影響によりオーストラリアの失業者数は増加する一方で、いままでで約百万人の職が失われていることが推測されるそうです。データでは、3月14日から4月18日の間で7.5%の職が失われたそうですので、現時点でのパーセンテージはこれより更に多くなる見込みです。このままこの状態が継続すると、経済活動に与える損失は、金額にすると1週間当たり約40憶オーストラリアドルとなる計算だそうです。

新しい感染者数は縮小傾向にあります。5月5日朝の時点で、オーストラリア全国の累計感染者数は6,825人で、死者が95人です。その内、回復したと報告されているのが5,859人です。各州毎の確認された感染者数は、オーストラリア首都特別区域(ACT)が107人、ニューサウスウェールズ州が3,033人、ノーザンテリトリーが29人、クイーンズランド州が1,038人、サウスオーストラリア州が438人、タスマニア州が223人、ビクトリア州が1,406人、ウェスタンオーストラリア州が551人です。

4月末時点以前の状況と政府の対策については、以下のリンクをクリックすると表示されます。

政府公式情報

オーストラリア政府のコロナウィルス対策についてと各州の対応についての情報は、政府のこちらのページにまとめられています。

オーストラリア政府からのコロナウィルスに関するメディアリリースは、こちらをご覧ください。

オーストラリアでの現状と感染者数などについての最新情報は、こちらで確認できます。

政府が5月8日に発表した段階的にコロナウィルスに関する規制を緩める3段階のステップについては、こちらを参照してください。

コロナウィルスに伴う閉鎖や中止の情報

以下の行事の中止が決定されました。

3月中にはイタリアに続いて、スペインとフランスもロックダウン(Lockdown)をすることになりました。これらの国に続いてロックダウンする国が続くことが見込まれています。オーストラリア政府は、必要な用事の為の外出は禁止していないこともあり、人々に不必要な不安を与えかねない「ロックダウン」という表現を使用することを避けていますが、ニューサウスウェールズ州の警察は現状がロックダウンの状態であると公言しており、メディアや多くの人々も現状が既にロックダウンであるという認識です。

3月後半までは、オーストラリアがロックダウンしなかったことに対する批判の声も人々の間で多く上がっていました。イタリアの感染者が3月はじめ迄は、3月半ば時点のオーストラリアの感染者数程度であったことから、放っておくとイタリアの二の舞になる危険性があると警告する人達が増え、彼らは適切な期間のロックダウンを訴えていました。

オーストラリアが実質的なロックダウンに入ってからは、経済が失速し、人々の生活も法的に規制されるようになり、オーストラリアが独裁的な統治国家に向かうことを危惧する人々が増えて、デモが起こり警察と衝突する場面も見られました。コロナウィルスの蔓延は、情報統制によりでっち上げられた全世界規模での詐欺ではないかと疑う人々も増加しています。

4月後半になってオーストラリアでの感染者増加はピークを過ぎたと見られており、5月からは緩和の方向に向かっています。

今のところ全国または地域規模での学校の閉鎖はされていません。これは、ドクターやナースなどの重要な職種につく人たちが子供の面倒を見るために外出できなくなることを避けるためでもあり、学校に行かないことでより広いコミュニティー(ショッピングセンターなど人が集まる場所)にさらされることで感染のリスクを高める可能性もあるという理由からです。必要不可欠な理由で学校に行かなければならない生徒以外の全ての生徒は、4月後半に新学期が始まってからはオンラインでの授業を受けていましたが、5月からは段階的に教室での授業が再開されています。

人々の生活状況

深刻化する状況を受けて、3月後半の2週間ほどの間に人々のウィルスに対する意識が大きく変わりました。3月の頭には危機意識を持っている人は少なく、街のレストランやカフェも通常通り人々で賑わっていましたが、外食を避ける人達が増え、3月23日にはとうとうレストランとカフェの営業がお持ち帰りとデリバリーに制限され、3月終わりまでには人々の外出も制限されました。

多くの業種で職場に行かず自宅勤務をする人が増えています。コロナウィルス蔓延によって営業停止を余儀なくされたビジネス(多くはサービス業)からの失業者も増えており、職業安定所の機能を持つCentrelink(センターリンク)には行列ができています。

人が集まる数々のイベントが中止となり、公共交通機関の利用も極力避ける人が増加しました。

映画館、エンターテイメントの劇場、カジノ、パブ、ナイトクラブ、礼拝施設、スポーツジム、屋内スポーツ施設などの営業が停止となり、大手デパートもいくつかの店舗の営業停止する処置を取っています。

美術館、図書館、コミュニティセンターが閉鎖となりました。また、国内各所の人が集まる人気ビーチが立ち入り禁止となりましたが、ビーチは運動目的の利用客にのみ再度解放されています。5月に入っても、シートやパラソル、テントを持って砂浜でくつろぐことは禁止されたままです。

深刻化する状況の中でも、マスクやゴーグルなどの防御策をとっている人達は少なく、街を歩いてもたまに目にする程度です。もともとマスクをする習慣がないオーストラリアでは、在庫も少なく、欲しくても手に入らないという状況です。

3月後半から、ロックダウンに備えて人々の買いだめも過熱し始めました。4月半ばくらいまでは、トイレットペーパー、ティッシュ、サニタイザー(アルコール消毒液)はどこに行っても売り切れている状態でした。食料品も棚から無くなる状況でした。スーパーマーケットは、トイレットペーパーなどの消耗品やパスタ・ライスなどの食料品の購入数に制限を設けるようになりました。尚、トイレットペーパーの殆どはサウスオーストラリア州で国内生産されているので、枯渇する心配は無いそうです。政府は、パニック買いをしないように国民に呼びかけています。

4月後半になって、この状況は落ち着き始め、品薄の状況ではありますが、スーパーマーケットにトイレットペーパーの在庫が出始めました。店舗でもトイレットペーパーの在庫が出はじめ、購入制限も解除され始めています。5月に入って、状況は大分改善され、通常に戻ってきています。

なお、オーストラリアドルは、2月後半から下落が止まらず、過去18年間で最低値を記録しています。3月19日に対米ドルで最安値を付けたオーストラリアドルは、回復の兆しを見せています。

2020年3月23日にオーストラリアの株価は約8パーセント下落しました。

オーストラリア移住者・滞在者の為の情報

オーストラリア政府により発行されている新型コロナウィルスにかかわる出入国とビザ関連の情報は、Department of Home Affairsのこちらのページで確認できます。全てではありませんが、いくつかの情報は日本語に翻訳されています。Department of Home Affairsの日本語情報ページは、こちらです。

学生ビザ、就労ビザ、ワーキングホリデービザ、ブリッジングビザなどの一時滞在ビザ(テンポラリービザ)についての新型コロナウィルス影響下における対応については、Department of Home Affairsのこちらのページをご覧ください。

新型コロナウィルスの影響により経済的打撃を受けている個人やビジネスに対するオーストラリア政府からの支援策については、財務省のこちらのページをご覧ください。

在シドニー日本国総領事館による新型コロナウィルスに関する日本語情報は、こちらのページでご覧いただけます。各州の対策の概要、一時滞在ビザ(テンポラリービザ)関連情報、日本語で遠隔対応可能な一般開業医のリストなどの様々な情報を日本語で得ることができます。

コロナウイルス対策

新型コロナウィルスは、空気感染するし目に見えないですが、対策をしっかりとしていれば、感染を防ぐことは可能だと思っています。

1回目の感染は軽く回復しても、2回目に感染した時に致命的なダメージを受ける可能性もあるそうです。新型コロナウィルスは少なくとも8種類が確認されているそうで、大きく別けるともLとSの2つのタイプがあり、より強力とされるL型がオーストラリアで確認されているようです。新型コロナウィルスは変異することも確認されており、今まで言われていた特性が当てはまらなくなる可能性もあります。

新型コロナウィルスについては、誤解を招く情報も多く、インフルエンザより弱いとか、どうせ皆かかるから何をしても無駄とか、粒子が小さ過ぎてマスクは意味がないとかいう情報も流れていますし、コロナウィルス自体が嘘かも知れないという情報もあります。どれが事実なのかはわかりませんが、万が一に備えて万全な対策をしておくに越したことはありません。

感染予防対策

    • 外出前に、手を石鹸で洗ってゴム手袋をしてから外出する。
    • 使ったゴム手袋は毎日捨てる。
    • 布手袋だったら、使用後は洗う。
    • 外出時は、顔、目を素手で触らない。
    • マスクをする。
    • ゴーグルを付けて目からの感染を防ぐ。
    • 帽子かフードを被る。
    • マスクの表面を触らない。
    • 使用済みのマスクは捨てる。
    • 外出した服の上着は熱湯消毒する。
    • 外出後は、靴裏をサニタイザー(消毒液)スプレーで除菌し、袋に包んで外に置いておく。
    • 人と密室空間で過ごさない。仕方がない場合は、換気をした状態を保つ。
    • 外出時は人から1.5メートル以上離れる。
    • 人混みに行かない。
    • 家族など親しい人以外とは、握手、ハグ、キスをしない。
    • 家の中で使う全てのタオルは毎日洗う。
    • 外出時、ドアノブ等と手すりを素手で触らない。
    • 食事は家族であっても同じ皿、同じ鍋から各々の箸で取らず必ず最初から分ける。
    • 部屋の換気を頻繁にする。
    • 公衆トイレを使用しない。
    • エアータオルを使わず、使っている人にも近寄らない。(ウイルスが飛沫する為。)
    • 長時間出掛ける時は公衆トイレに行かないでよいようにオムツを穿く。
    • 日光浴をする。

なお、サニタイザー(消毒液)は、アルコールベースのものが主流ですが、微酸性電解水がより強力でアルコールの消毒液の150倍の殺菌力があると言われています。日本ではネットなどで販売されています。オーストラリアで同等のものが売っていないか探していますが、見つけることができていません。

しばらくの間、このページで、オーストラリアのコロナウイルスに関する状況を更新していきます。

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