
このページでは、日々状況が深刻になっているコロナウィルスのオーストラリアでの現状を伝えていきます。
オーストラリア国内の現状
8月7日時点
ビクトリア州メルボルンで感染が爆発的に拡大していることから、8月2日の午後6時から、メルボルン市内(首都圏31の地方政府エリア)で、ステージ4ロックダウン(ステージ4の警戒レベル)が発令されています。
ステージ4のロックダウンの対象は以下のエリアです。
31 metropolitan local goverment areas
Banyule, Hume, Moreland, Bayside, Kingston, Mornington Peninsula, Boroondara, Knox, Nillumbik, Brimbank, Manningham, Port Phillip, Cardinia, Maribyrnong, Stonnington, Casey, Maroondah, Whitehorse, Darebin, Melbourne, Whittlesea, Frankston, Melton, Wyndham, Glen Eira, Monash, Yarra, Greater Dandenong, Moonee Valley, Yarra Ranges, Hobsons Bay
これらのエリアでは以下が義務付けられています。
- 外出は、自宅から5キロ以内にとどまる
- 家族から1日に1回、1人だけ、食料品と生活必需品の買い物にのみ外出可能
- 運動の為の外出は、最長1時間まで許可
- レクリエーション活動は禁止
- 8pm~5am夜間外出禁止
- この時間内の外出は、仕事、医療や介護などの理由によるものは許可
- レストランとカフェはお持ち帰りと配達のみ営業
- 外出時にマスク着用など顔をカバーすることを義務付け(違反は罰金)
ステージ4ロックダウンは6週間、9月13日までとなっています。また、ビクトリア州の他の地域では、8月5日からステージ3のロックダウンが発令されています。
ニューサウスウェールズ州政府は、外出時に人が集まる公共の場種でのマスク着用を強く推奨しています。
国内での州をまたいでの移動にも制限が課されています。
クイーンズランド州では、コロナウィルスのホットスポットに指定される他州の地域から入州を拒否しています。これらの地域の住民でなくても、過去14日以内にこれらの地域に滞在した者の入州が拒否されます。クイーンズランド州政府が指定するホットスポットは、ビクトリア州全域、ニューサウスウェールズ州全域、首都特別区域(ACT)全域です。
ノーザンテリトリー(北部準州)では、入州後14日間のホテルでの強制隔離($2500自己負担)が課されています。タスマニア州では、入州後14日間のホテルでの強制隔離($2800自己負担)が課されています。ニューサウスウェールズ州は、ビクトリア州からニューサウスウェールズ州へ戻る移住者に対して、ホテルでの強制隔離($3000自己負担)を義務付けました。
8月7日朝の時点で、オーストラリア全国の累計感染者数は19,862人で、死者が255人です。その内、回復したと報告されているのが11,112人です。前日から増加した新たな感染者数は483人で、この内訳は、ビクトリア州での471人とニューサウスウェールズ州での12人です。
各州毎の確認された累計感染者数は、オーストラリア首都特別区域(ACT)が113人、ニューサウスウェールズ州が3,832人、ノーザンテリトリーが33人、クイーンズランド州が1,088人、サウスオーストラリア州が456人、タスマニア州が229人、ビクトリア州が13,469人、ウェスタンオーストラリア州が642人です。
7月1日時点
7月1日にニューサウスウェールズ州がコロナ規制を緩和しましたが、ビクトリア州では過去4日間で220人以上の新規感染者が確認され、36の地域がロックダウン状態に後戻りしました。
ニューサウスウェールズ州では7月1日から規制が更に弱められました。家庭に訪問者を招き入れることが出来る人数上限は20人へと拡大されました。屋外の集会の上限も20人です。州内の移動に制限はなく、ホリデーの旅行も制限はありません。
ニューサウスウェールズ州において、スポーツなどの活動で20人以上が集まる場合は、規定のコロナウィルス安全対策(COVID-19 Safty Plan)の遂行が義務付けられます。その上で、上限人数は500名迄となっています、
ニューサウスウェールズ州で既に営業再開中なのは、フードコートを含むレストランやカフェ、プールなどの運動施設、映画館などの娯楽施設、観光アトラクション、美容サロン、カジノ、マーケット、パブなどです。音楽のコンサートやナイトクラブは引き続き営業停止中です。
4平方メートルに1名、他人と1.5メートル以上の間隔を取るソーシャルディスタンスのルールはあらゆる状況で引き続き適応されます。
ビクトリア州では、感染者数の増加から、7月1日より以下の郵便番号の地域が外出を制限するロックダウン状態に戻ってしまいました。食料品の買い物など必要不可欠の場合以外の外出が禁止され、レストランやカフェはお持ち帰りと配達のみの営業となります。
郵便番号:3012、3021、3032、3038、3042、3046、3047、3055、3060、3064
これらの地域での規制は、短くても7月29日までは継続されます。これらの地域の居住者はニューサウスウェールズ州へ入ることが禁止され、違反すると投獄か罰金の対象となります。
ビクトリア州のその他のエリアでは、6月21日から規制が以下のように変更されています。家庭に訪問者を招き入れることが出来る人数上限は5人へと縮小されました。屋外の集会の上限は10人です。
ビクトリア州のレストランやカフェ、そして、パブやクラブは、上限20人まで店内の飲食が可能です。美術館や博物館、観光アトラクション、映画館、コンサートホールなどの施設は、1屋内スペースあたり、最高20人までの収容が認められています。
ビクトリア州の屋内スポーツ施設は、1スペースあたり20人までで、グループアクティビティーについては10人までの参加が認められています。もちろん、ソーシャルディスタンスのルールはあらゆる状況で引き続き適応されます。
7月1日朝の時点で、オーストラリア全国の累計感染者数は7834人で、死者が104人です。その内、回復したと報告されているのが7037人です。感染者数は前日から71人の増加で、この内ビクトリア州で64人の新たな感染者が確認されました。
各州毎の確認された感染者数は、オーストラリア首都特別区域(ACT)が108人、ニューサウスウェールズ州が3,189人、ノーザンテリトリーが29人、クイーンズランド州が1,067人、サウスオーストラリア州が443人、タスマニア州が228人、ビクトリア州が2,159人、ウェスタンオーストラリア州が611人です。
上記以前の状況と政府の対策については、以下のリンクをクリックすると表示されます。
5月26日時点
4月から感染者増加率が軽減していく状態が継続しています。ロックダウンの段階的解除も順調に進められています。
5月25日(月)から全国の殆どの学校の対面授業が再開されました。学校再開1日後の火曜日に、ニューサウスウェールズ州イースタン・シドニーの2つの学校で、各校共に生徒1名の感染が確認され学校が閉鎖されるという事態が発生しましたが、他の学校は感染者が出ない限り生徒の受け入れを継続します。
6月1日からニューサウスウェールズ州のカフェとレストランでは、現時点で催行10名迄に制限されている店内飲食が、50名迄になります。食器などのシェアにつながるバフェなどの営業は禁止されています。シドニーのタロンガ動物園は、6月1日再開園する予定です。また、ジム、美容サロン、日焼けサロンなどの営業再開許可を模索しています。
6月1日からビクトリア州では家庭と屋外での20名迄の集会、そして、1泊のホテルとキャンプ場での宿泊が許可されます。
1.5メートルの間隔をあけるソーシャルディスタンシングの適用は今後も継続されます。
5月26日朝の時点で、オーストラリア全国の累計感染者数は7118人で、死者が102人です。その内、回復したと報告されているのが6,532人です。感染者数は前日から9人の増加でした。
各州毎の確認された感染者数は、オーストラリア首都特別区域(ACT)が107人、ニューサウスウェールズ州が3,090人、ノーザンテリトリーが29人、クイーンズランド州が1,056人、サウスオーストラリア州が439人、タスマニア州が228人、ビクトリア州が1,605人、ウェスタンオーストラリア州が564人で、ACT、ノーザンテリトリー、サウスオーストラリア州は3週間近く感染者の増加はありません。
5月14日時点
5月14日からニューサウスウェールズ州で、政府が5月8日に発表した「段階的にコロナウィルスに関する規制を緩める3段階のステップ」の第1段階のステップが実施されました。カフェとレストランが店内での飲食サービスを最大10人までの条件付きで再開しました。今までアクセスが禁止されていた公園の遊具なども子供たちに開放されました。
新型コロナウィルスの影響で、オーストラリアの4月の失業率は6.2%で前月より1%増加しました。当初予想の8.3%よりはよいものの、約60万人の雇用者数が減少したことになります。オーストラリアの労働参加率は65.3%です。
5月15日朝の時点で、オーストラリア全国の累計感染者数は6,989人で、死者が98人です。その内、回復したと報告されているのが6,301人です。各州毎の確認された感染者数は、オーストラリア首都特別区域(ACT)が107人、ニューサウスウェールズ州が3,063人、ノーザンテリトリーが29人、クイーンズランド州が1,052人、サウスオーストラリア州が439人、タスマニア州が227人、ビクトリア州が1,520人、ウェスタンオーストラリア州が552人で、ACT、ノーザンテリトリー、サウスオーストラリア州、タスマニア州、ウェスタンオーストラリア州は1週間以上、感染者の増加はありません。
5月11日時点
政府は、5月8日に段階的にコロナウィルスに関する規制を緩める3段階のステップを発表しました。
第一のステップでは、仕事と社会活動を再開するための経済活動の再開にフォーカスしています。10人までの集会、5人までの家庭への来客、そして、州内の必要不可欠でない移動を許可するなどの緩和を含みます。小売業の店舗も再開し、カフェとレストランもソーシャルディスタンシングが適用できることと、一度に10名迄の客を限度に店舗営業が再開されます。
第二のステップでは、更に20人までの集会を許可し、そして、ジム、マッサージやエステなどの美容サービス、ギャラリーや映画館などのエンターテイメント施設の再開を含みます。屋内のスポーツ施設も条件付きで再開されます。
第三のステップでは、規制を最低限まで取り除き、かつ、コロナウィルスへの安全対策が行き届いた「ニューノーマル」の状態へと社会が移行することを目指します。100人までの集会を許可し、ナイトクラブやサウナなどの営業再開とフードコートでの飲食が許可されます。州をまたぐ国内の移動に一切の制限が無くなりますが、国外への旅行は引き続き制限されます。ソーシャルディスタンシングも引き続き適用されます。
各州によって、対応の開始日や詳細が違ってきますので、こちらで確認してください。
規制緩和の第一のステップが始まるのは、ビクトリア州は5月12日(火)から、ニューサウスウェールズ州は5月15日(金)から、クイーンズランド州は5月14日(木)から、サウスオーストラリア州は5月11日(月)から、タスマニア州は5月11日(月)からとなっています。
ウェスタンオーストラリア州、オーストラリア首都特別区域(ACT)は既に規制が緩和されています。ノーザンテリトリーは既に独自の計画に沿って規制が緩和されています。
5月11日朝の時点で、オーストラリア全国の累計感染者数は6,941人で、死者が97人です。その内、回復したと報告されているのが6,163人です。各州毎の確認された感染者数は、オーストラリア首都特別区域(ACT)が107人、ニューサウスウェールズ州が3,053人、ノーザンテリトリーが29人、クイーンズランド州が1,045人、サウスオーストラリア州が439人、タスマニア州が227人、ビクトリア州が1,489人、ウェスタンオーストラリア州が552人です。
5月5日時点
政府の発表によると、継続しているロックダウンの影響によりオーストラリアの失業者数は増加する一方で、いままでで約百万人の職が失われていることが推測されるそうです。データでは、3月14日から4月18日の間で7.5%の職が失われたそうですので、現時点でのパーセンテージはこれより更に多くなる見込みです。このままこの状態が継続すると、経済活動に与える損失は、金額にすると1週間当たり約40憶オーストラリアドルとなる計算だそうです。
新しい感染者数は縮小傾向にあります。5月5日朝の時点で、オーストラリア全国の累計感染者数は6,825人で、死者が95人です。その内、回復したと報告されているのが5,859人です。各州毎の確認された感染者数は、オーストラリア首都特別区域(ACT)が107人、ニューサウスウェールズ州が3,033人、ノーザンテリトリーが29人、クイーンズランド州が1,038人、サウスオーストラリア州が438人、タスマニア州が223人、ビクトリア州が1,406人、ウェスタンオーストラリア州が551人です。
4月の状況
4月29日時点
過去1週間に確認された新規感染者数は約100人、1日当たり20人以下と減少してきています。
オーストラリア全国の累計感染者数は4月29日の午前6:30時点で、6,738人で、死者が88人です。その内、回復したと報告されているのが5,649人です。各州毎の確認された感染者数は、オーストラリア首都特別区域(ACT)が106人、ニューサウスウェールズ州が3,016人、ノーザンテリトリーが27人、クイーンズランド州が1,033人、サウスオーストラリア州が438人、タスマニア州が217人、ビクトリア州が1,351人、ウェスタンオーストラリア州が550人です。
ニューサウスウェールズ州では、5月1日の金曜日から、2人の大人が他人の家を訪問することを許可する、今までの外出制限をやわらげる処置を発表しました。しばらく閉鎖されていたシドニーのボンダイビーチは、制限付きで再度解放されました。学校は、医療従事者などの必要不可欠の職業に就く、子供の面倒見れない親の家庭の子供以外は、オンラインでの遠隔授業が基本となっていますが、5月11日から通常の授業が再開される見込みです。
クイーンズランド州では、5月2日の土曜日から、国立公園などを解放し、家族のピクニックや週末のドライブなどを許可する予定です。
ウェスタンオーストラリア州では、1.5m間隔のソーシャルディスタンシングを守ることを条件に、10人までのグループエクササイズを許可しました。
4月25日時点
オーストラリアの一日当たりの新規感染者数は3月末をピークに減少しており、4月に入ってからは全国の累計感染者数の増加は減速を始め、4月半ばから6,000人台をキープし横ばいとなっています。ここ数日は、各州で確認された新規感染者は1ケタ台で、オーストラリア政府の対策が功をなしているとみられています。
4月25日午前6時時点でのオーストラリア国内全体で確認された感染者数は、6,687人で、死者が79人です。その内、回復したと報告されているのが5,273人です。各州毎の確認された感染者数は、オーストラリア首都特別区域(ACT)が104人、ニューサウスウェールズ州が2,994人、ノーザンテリトリーが27人、クイーンズランド州が1,026人、サウスオーストラリア州が438人、タスマニア州が207人、ビクトリア州が1,343人、ウェスタンオーストラリア州が548人です。
4月8日時点
オーストラリアで確認されている感染者数は、午前の時点でほぼ6,000人に達しました。1週間で約1,200人増加した計算となりますが、感染者数増加のスピードは弱まっており、政府の打ち出した対策が功を奏していると見られています。しかしながら、経済的な影響から、失業者数が増加し、収入の減少や停止により家賃が払えないなど、財政的問題を抱える人々が急増しています。
政府は、4月11日から4月13日が連休となるイースターの週末には、外出せずに家にいるように人々に対して要請しています。
正当な理由なく外出することと、そして、家族以外の2人を超える集会を禁ずるルールは、クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、タスマニア州では厳しく適応されており、違反すると罰金などの処罰の対象になりますが、他州では適応の度合いが異なっています。
オーストラリア首都特別地域(ACT)でもこれらのルールは、適応されていますが、違反した場合、初回は警告で済まされるようです。
ウェスタンオーストラリア州では、正当な理由のない外出に関しては各自の常識に任せるという態度で、罰金を科すという対処は取っていないようです。
ノーザンテリトリーとサウスオーストラリア州では、家族以外の2人を超える集会を禁ずるというルールは強制されていません。これらの州では、10人を超える集会が禁止されています。
州のボーダーを閉鎖し、必要不可欠な人以外の入州を制限している州は、クイーンズランド州とウェスタンオーストラリア州で、州外から来る人に対して14日間の自己隔離を強制している州は、タスマニア州、ノーザンテリトリー、そして、サウスオーストラリア州です。
4月1日時点
ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、タスマニア州で、正当な理由なく自宅から出ることを法的に禁ずるという更に厳しいルールが、3月31日の夜に制定されました。
ニューサウスウェールズ州の場合、ルールに従わない個人には、最高6カ月の投獄か、最高で$11,000の罰金が課せられます。
正当な理由とは、食材や必要物資の買い出しの為の外出、通勤、通学、医療や介護に伴う外出、チャイルドケアの送り迎えの為の外出、献血の為の外出、法的な義務に基づく外出、運動の為の外出などです。引っ越しも許可されます。
また、ニューサウスウェールズ州においては、営業停止のルールに従わないビジネスには、$55,000の罰金が課せられます。
オーストラリア政府はこれらの規制は最低でも6か月間は続くと公言しています。
オーストラリアで確認されている感染者数は午前中に4,800人を超えました。
3月の状況
3月30日時点
外での2人を超えるグループの会合が制限されました。州によっては、違反した場合は罰金などのペナルティーが課されます。ビクトリア州ではいかなるコロナウイルスに関するルールに違反した個人に、$1600ドル以上の罰金が課されます。家族のグループは、このルールから除外となりますが、肉親でない場合、屋外で3人以上が集まっていた場合は、それが自宅の庭であっても処罰の対象となります。
屋外にあるジム(公園などに設置のジム設備)やスケートパーク、プレイグランドが閉鎖となりました。ゲームセンター、遊戯施設、スイミングプールも閉鎖となりました。
カジノやパブに加えて、お酒が飲めるクラブ(RSLなど)の営業も停止となっています。エステやマッサージなどのサービスや、日焼けサロンやタトゥーパーラーなどの営業も停止となっております。
マーケット(屋外/屋内)も閉鎖となりました。
ショッピングセンター、スーパーマーケット、メディカルセンター、薬局、学校は引き続きオープンしています。
海外から帰国した住民は強制的に14日間、ホテルに隔離されることとなりました。宿泊の費用は政府が負担します。
コロナウイルスによって、職を失ったり経済的危機に陥っている個人やビジネスに対して政府から数々の援助処置が発表されています。また、家賃が払えない賃貸移住者の追い出しの禁止も制定される予定です。
オーストラリアで確認されている感染者数は午前中に4,100人を超えましたが、増加度合いは減少を見せてきているようです。
3月25日時点
オーストラリア人の海外渡航が禁止となりました。
3月25日を最後に美術館、図書館、コミュニティセンターが閉鎖されます。
美容室、理髪店のサービスが、1人あたり4平方メートルのスペースを確保することが義務付けられました。(当初言われていた。サービス時間に対する、最長30分の制限は現実的でない為、撤回されました。)
不動産のインスペクション(下見)は、個人のアポイントのみの受付となりました。
結婚式は5人まで、葬式は10人までとし、1人あたり4平方メートルのスペースを確保することが義務付けられました。
マーケット(屋外/屋内)での出店は運営されます。
クイーンズランド州が3月25日からボーダーを閉鎖することをアナウンスしました。他州からの電車も運行を停止しました。
3月25日の午後3時の時点で、オーストラリアで確認されている感染者数は2,400人を超えました。
3月23日時点
オーストラリア国内での必要不可欠でないサービスの停止がアナウンスされました。本日より、映画館、エンターテイメントの劇場、カジノ、パブ、ナイトクラブ、礼拝施設、スポーツジム、屋内スポーツ施設などの営業が停止となりました。また、レストランやカフェはテイクアウェイ(テイクアウト)とデリバリーのみの営業が許可されます。
スーパーマーケット、銀行、ガソリンスタンド、薬局、コンビニ、輸送・配達業、フードデリバリー、酒屋の営業は継続されます。また、ホテルの営業も許可されます。ショッピングセンターやデパートの営業は、他人と1.5メートル以上の間隔を置き、1人あたり4平方メートルのスペースを確保し、100名以上が集合しないことを条件に許可されます。
学校やチャイルドケアは閉鎖にはなっていませんが、「できれば子供を学校に行かせないように」との声明が出されました。ビクトリア州の学校は3月23日で今学期が終了し、24日からお休みとなります。
以下の州がボーダーを閉鎖することをアナウンスしました。
- ウェスタンオーストラリア州 3月24日1:30pm(西オーストラリア時間)から閉鎖
- サウスオーストラリア州 3月24日4:00pmから制限
- クイーンズランド州 詳細は未だ不明
3月23日の午前中時点で、オーストラリアで確認されている感染者数は1,600人を超えました。
3月20日時点
100人以上の屋内での集会の禁止に加えて、1人あたり4平方メートルのスペースを確保することが義務付けられました。
オーストラリア国内での感染者は3月20日終了時点で、870人を超えました。
3月19日時点
Scott Morrison首相は、3月20日(金)の夜9時(オーストラリア標準時)から全ての外国人の入国を禁止する処置をとることをアナウンスしました。既に中国、イラン、イタリア、韓国からの外国人の入国を禁止していましたが、3月20日からは、日本も含むすべての国が対象となります。
オーストラリア人と居住者は今のところ、帰国を禁止されていませんが、早く帰ってくるように呼びかけられています。
ニュージーランド政府も、同じタイミングでニュージーランド人と在住者以外の入国を禁止する声明を出しました。
オーストラリア国内での感染者は3月19日午後3時過ぎの時点で、630人を超えました。
3月18日時点
Scott Morrison首相は、現状が第一次世界大戦以降、オーストラリアでは見たことのない100年に1度の状況であると述べたうえで、オーストラリア国民に海外への渡航をしないように呼びかけました。政府が国民へ海外へ渡航しないことを忠告するのは、オーストラリア史上これが初めてのことです。
また、100人以上の屋内での集会を禁止(学校、空港、公共交通機関、医療施設、介護施設、スーパーマーケットなどは除外)するとの声明を出しました。屋外の集会の場合は500人以上が禁止となります。
3月16日時点
2020年3月16日午後の時点で、オーストラリア全土での新型コロナウィルスの感染者は350人を超え、死者は5人となりました。NSW州での感染者数は171人、VIC州では71人です。確認されている感染者数は急激に増加しており、1週間で90人台から350人以上へと跳ね上がりました。
ビクトリア州、ウェスタンオーストラリア州、オーストラリアンキャピタルテリトリー(首都特別地域)が非常事態宣言(states of emergency)を発令しました。
3月15日にScott Morrison首相から公式発表があり、オーストラリア政府は、コロナウイルスの拡散を弱める対策として、他人と握手をしないこと、そして、1.5メートルの間隔をとることをオーストラリアにいる人々に要請しました。
また、3月16日の月曜からは、以下が義務付けられました。
- スタジアムやシアターなどで開かれるイベントでの500人以上の集会の禁止。
- 海外のいかなる国から入国した人の14日間の自主隔離。無視したことが判明すれば法的処置がとられるとのことです。
- 海外からのクルーズ船の30日間の入港禁止。
500人以上の集会の禁止に従って、シドニーオペラハウスでの3月に予定されている全ての公演はキャンセルされました。3月15日のScott Morrison首相からの発表を受けて、オーストラリアでホリデーを過ごしていた海外からの旅行者が緊急帰国するケースが相次いだそうです。14日間の自主隔離は、日本からの入国者にも例外なく適用されます。
オーストラリア政府が要求するこれらのウイルス対策の他にも、今後更に項目が追加される見込みで、州政府も独自に項目を制定していく構えだそうです。
政府公式情報
オーストラリア政府のコロナウィルス対策についてと各州の対応についての情報は、政府のこちらのページにまとめられています。
オーストラリア政府からのコロナウィルスに関するメディアリリースは、こちらをご覧ください。
オーストラリアでの現状と感染者数などについての最新情報は、こちらで確認できます。
政府が5月8日に発表した段階的にコロナウィルスに関する規制を緩める3段階のステップについては、こちらを参照してください。
コロナウィルスに伴う閉鎖や中止の情報
コロナウィルス拡大の影響により、数々の行事の中止されています。今までに、以下のような大きなイベントが中止となっています。
3月後半までは、オーストラリアがロックダウンしなかったことに対する批判の声も人々の間で多く上がっていました。イタリアの感染者が3月はじめ迄は、3月半ば時点のオーストラリアの感染者数程度であったことから、放っておくとイタリアの二の舞になる危険性があると警告する人達が増え、彼らは適切な期間のロックダウンを訴えていました。
オーストラリアが実質的なロックダウンに入ってからは、経済が失速し、人々の生活も法的に規制されるようになり、オーストラリアが独裁的な統治国家に向かうことを危惧する人々が増えて、デモが起こり警察と衝突する場面も見られています。コロナウィルスの蔓延は、情報統制によりでっち上げられた全世界規模での詐欺ではないかと疑う人々も増加しています。
今のところ全国または各州規模での学校の閉鎖はされていません。これは、ドクターやナースなどの重要な職種につく人たちが子供の面倒を見るために外出できなくなることを避けるためでもあり、学校に行かないことでより広いコミュニティー(ショッピングセンターなど人が集まる場所)にさらされることで感染のリスクを高める可能性もあるという理由からです。必要不可欠な理由で学校に行かなければならない生徒以外の全ての生徒は、4月後半に新学期が始まってからはオンラインでの授業を受けていましたが、5月からは段階的に教室での授業が再開されています。
2020年8月時点では、ビクトリア州のメルボルンでは多くの学校や教育機関が閉校となり遠隔授業へと移行しています。詳細はビクトリア州政府のウェブサイトで確認できます。
人々の生活状況
深刻化する状況を受けて、3月後半になって、人々のウィルスに対する意識が大きく変わりました。3月の頭には危機意識を持っている人は少なく、街のレストランやカフェも通常通り人々で賑わっていましたが、外食を避ける人達が増え、3月23日にはとうとうレストランとカフェの営業がお持ち帰りとデリバリーに制限され、3月終わりまでには人々の外出も制限されました。一時マスクを着用する人は少なくなりましたが、第2波の影響で感染者数が増えだした7月後半くらいからは、メルボルンではマスク着用が義務付けられ、シドニーでも市街地やショッピングセンターではマスクを着用する人が多くなりました。
多くの業種で職場に行かず自宅勤務をする人が増えています。コロナウィルス蔓延によって営業停止を余儀なくされたビジネス(多くはサービス業)からの失業者も増えており、職業安定所の機能を持つCentrelink(センターリンク)には行列ができています。
人が集まる数々のイベントが中止となり、公共交通機関の利用も極力避ける人が増加しました。
映画館、エンターテイメントの劇場、カジノ、パブ、ナイトクラブ、礼拝施設、スポーツジム、屋内スポーツ施設などの営業が停止となり、大手デパートもいくつかの店舗の営業停止する処置を取っています。
3月後半から、ロックダウンに備えて人々の買いだめも過熱し始めました。4月半ばくらいまでは、トイレットペーパー、ティッシュ、サニタイザー(アルコール消毒液)はどこに行っても売り切れている状態でした。食料品も棚から無くなる状況でした。スーパーマーケットは、トイレットペーパーなどの消耗品やパスタ・ライスなどの食料品の購入数に制限を設けるようになりました。尚、トイレットペーパーの殆どはサウスオーストラリア州で国内生産されているので、枯渇する心配は無いそうです。政府は、パニック買いをしないように国民に呼びかけています。
4月後半になって、この状況は落ち着き始め、スーパーマーケットにトイレットペーパーの在庫が出始めました。5月に入って、状況は大分改善され、6月には通常の状態に戻りました。ただ、8月からステージ4のロックダウンが布かれたメルボルンでは、買いだめの為に、トイレットペーパー他の必需品の在庫不足が再発しているようです。
なお、オーストラリアドルは、2月後半から下落が止まらず、1豪ドルあたり50セント台と過去18年間で最低値を記録しました。3月19日に対米ドルで最安値を付けたオーストラリアドルは、8月時点で70セント台に回復しています。
2020年3月に暴落したオーストラリアの株価は、2月の水準には及ばないものの若干戻しています。
オーストラリア移住者・滞在者の為の情報
オーストラリア政府により発行されている新型コロナウィルスにかかわる出入国とビザ関連の情報は、Department of Home Affairsのこちらのページで確認できます。全てではありませんが、いくつかの情報は日本語に翻訳されています。Department of Home Affairsの日本語情報ページは、こちらです。
学生ビザ、就労ビザ、ワーキングホリデービザ、ブリッジングビザなどの一時滞在ビザ(テンポラリービザ)についての新型コロナウィルス影響下における対応については、Department of Home Affairsのこちらのページをご覧ください。
新型コロナウィルスの影響により経済的打撃を受けている個人やビジネスに対するオーストラリア政府からの支援策については、財務省のこちらのページをご覧ください。
在シドニー日本国総領事館による新型コロナウィルスに関する日本語情報は、こちらのページでご覧いただけます。各州の対策の概要、一時滞在ビザ(テンポラリービザ)関連情報、日本語で遠隔対応可能な一般開業医のリストなどの様々な情報を日本語で得ることができます。
しばらくの間、このページで、オーストラリアのコロナウイルスに関する状況を更新していきます。