シドニーのライトレール(Light Rail)乗り方ガイド




シドニー ライトレール ライトレイル 路面電車 トラム

シドニーにはライトレール(Light Rail)と言う交通機関があります。これは路面電車のことで、人々にはトラム(Tram)とも呼ばれています。

この記事では、シドニーを走る路面電車、ライトレールについて紹介します。

シドニー・ライトレールについて

ライトレールには3つの路線があり、L1と呼ばれるダルウィッチ・ヒル・ライン(Dulwich Hill Line)、2019年12月に新たに開通したL2と呼ばれるランドウィック・ライン(Randwick Line)、そして、2020年3月開通予定のL3、キングスフォード・ライン(Kingsford Line)です。

引用元: https://transportnsw.info/sydney-lightrail-network-map

L1はセントラル(Central)駅とダルウィッチヒル(Dulwich Hill)駅間をつなぐ路線で、スペインの鉄道車両メーカーCAF社が供給するUrbos 3の5両編成の車両が走行しており、全長は約33メートルです。

L2はサーキュラキー(Circular Quay)駅から、セントラル(Central)駅を経由し、ランドウィック(Randwick)駅間をつなぐ路線で、フランスに本拠地を置く多国籍企業のAlstom社が供給するCitadis X-05の5両編成の車両であるCitadis 305が2つ連結した形となり、10両編成で走行しており、全長は約67メートルです。

L3は、サーキュラキー(Circular Quay)駅と反対方向のセントラル(Central)駅から南へ2駅目のムーアパーク(Moore Park)駅まではL2と同じ路線です。ムーアパークから分岐してキングスフォード(Kingsford)駅へ向かいます。2020年3月に開通する予定です。

L1とL2/L3はどちらもセントラル(Central)駅に停車しますが、L1のセントラル駅とL2/L3のセントラル駅のホームは離れており、高低差もありますので徒歩数分掛かります。L1からL2/L3に乗り換えるには、L1のキャピタルスクエア(Capitol Square)駅からL2/L3のチャイナタウン(Chinatown)駅に移動した方が距離も無く高低差もありませんので便利です。

過去、1960年代以前のシドニーにはトラム(路面電車)網が発達していましたが、バスに置き換えられ、トラムは姿を消しました。しかし、その後トラムの有用性が見直され、1997年に現在のL1のセントラル駅からウェントワース・パーク(Wentworth Park)の区間が開通したのが現在のライトレールシステムの始まりです。

Pyrmontのフィッシュマーケットの向かいWentworth Parkから

Pyrmontのフィッシュマーケットの向かいWentworth Parkから

L1ダルウィッチヒルライン(Central-Dulwich Hill)

この路線(L1)でライトレールが路面を走るのは、セントラル駅から中華街を抜けて行く区間の約1㎞で、それより先は終点のダルウィッチヒル(Dulwich Hill)駅までの間、区画された線路の上を走っていきます。

セントラル駅から、終点のダルウィッチヒル駅までの所要時間は40分です。料金はオパールカード利用で大人約$3.70(オフピーク時間帯は$2.80)です。

オパールカードについては、「シドニー公共交通機関利用に必須のオパールカード(Opal Card)」をご覧ください。また、オパールカードの具体的な使い方については、「シドニーでオパールカードを実際に購入して使ってみた【体験記】」をご覧ください。

L1で行ける場所

シドニーのチャイナタウン(中華街)へは、パディーズ・マーケット(Paddy's Markets)駅が中華街正門のすぐ近く、ショッピングセンターのマーケットシティー(Market City)真横に位置しています。

チャイナタウンへ向かう運転席越しの景色

チャイナタウンへ向かう運転席越しの景色

ダーリングハーバー(Darling Harbour)へは、エキシビジョン・センター(Exhibition Centre)駅、コンベンション(Convention)駅、ピアモント(Pyrmont)駅の3つの駅からアクセスできます。どの駅もダーリングハーバーの西側に隣接しています。

ザ・スター・カジノの真下にあるのがザ・スター(The Star)駅です。シドニー唯一のフィッシュマーケットへは、フィッシュマーケット(Fish Market)駅から歩いてすぐです。

フィッシュマーケットを過ぎてダルウィッチヒル方面へ向かうと、右手にアンザックブリッジと遠くにハーバーブリッジが見える美しい景色が楽しめます。

ライトレール車内からのアンザックブリッジとハーバーブリッジ

ライトレール車内からのアンザックブリッジとハーバーブリッジ

また、レストランやカフェが集まるトラムシェッズ(Tramsheds)へはジュビリーパーク(Jubilee Park)駅の真裏にあります。

これらの場所へ行くのに便利なライトレールを利用する乗客で、特にセントラル駅からフィッシュマーケットくらいまでの区間は車内は混み合っています。

車窓からの景色を見ていると、ダルウィッチヒルまでの40分間はあっという間に過ぎます。

L1の主な駅を紹介します。

セントラル(Central)駅 L1乗り場

セントラル駅はその名のとおりシドニーの中心となる駅で、各方面行きの電車、ライトレール、そして、バスのハブターミナルです。セントラル駅についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

ライトレール乗り場への出口

ライトレール乗り場への出口

サンドストーンの外観もさることながら、駅のコンコースの内部も観光スポットとして訪れる価値ありです。

ライトレール(L1)の駅はシドニートレインの電車の改札のあるコンコースの外側にあります。改札口向かいの2番Pitt Stと表示のある出口を出ると目の前がライトレールの乗り場です。

セントラル駅のライトレール乗場

セントラル駅のライトレール乗場

ダルウィッチヒル(Dulwich Hill)駅

ダルウィッチヒルに近づくに連れて切り立った岩の間を線路が走る区間が増えてきます。終点のダルウィッチヒルは、ギリシャからの移民が多く定住した街として栄えた為、ギリシャ系のレストランやお店、教会などが至る所に見られます。最近はシドニーの人気居住地域として発展しています。

ライトレールのダルウィッチヒル駅

ライトレールのダルウィッチヒル駅

ライトレールのダルウィッチ駅は、電車、シドニートレインの駅の真横にありますので、帰りはシドニートレインでセントラル駅に戻るのもいいでしょう。トレインの駅へは階段を上っていったん道路に出てから行くようになりますが、すぐ隣に見えますので迷うことはないでしょう。

シドニートレインの駅ホームから、右側にライトレイルの駅を望む

シドニートレインの駅ホームから、右側にライトレイルの駅を望む

シドニートレインでダルウィッチヒル駅からセントラル駅まではほんの15分です。路線は“T3 Bankstown Line”です。ダルウィッチヒル駅はこの路線の電車しか通りません。間違ってシドニーと逆方向に行かないように、シドニー行き(City行き)の電車に乗ることだけ気をつけてください。セントラル駅までは、オパールカード利用で大人約$3.70(オフピーク時間帯は$2.80)です。

シドニートレイン

シドニートレイン

尚、ダルウィッチヒルのメインの商店街は駅から少し離れたことろにあります。商店街に行くには、手前のダルウィッチグローブ(Dulwich Grove)で降りて、駅上の線路を横切るNew Canterbury Roadを線路を横切った方向へ東へ2-3分歩くと到着します。商店街には地元で有名なカフェやおしゃれなレストランがあります。

L2ランドウィック・ライン(Circular Quay-Randwick)

Light Rail Town Hall

ライトレールのタウンホール駅

長年にわたるシドニー中心部の工事も完了し、2019年12月14日に開通したのが、L2ことランドウィック・ライン(Randwick Line)です。

この路線(L2)のほどんどの区間をライトレールは路面を走ります。路線の北の端のターミナル駅となっているのは、オペラハウスもある観光名所のサーキュラキー(Circular Quay)です。

サーキュラキー(Circular Quay)駅からセントラル(Central)駅を経由して、終点のランドウィック(Randwick)駅までの所要時間は25分です。料金はオパールカード利用で大人約$3.70(オフピーク時間帯は$2.80)です。

オパールカードについては、「シドニー公共交通機関利用に必須のオパールカード(Opal Card)」をご覧ください。また、オパールカードの具体的な使い方については、「シドニーでオパールカードを実際に購入して使ってみた【体験記】」をご覧ください。

L2で行ける場所

シドニーの目抜き通りジョージストリート(George Street)を走りますので、観光名所めぐりに利用するのもいいですし、車窓の景色を眺めるのも楽しめるでしょう。

観光名所のザ・ロックス(The Rocks)にほど近く、ハーバーブリッジ(Harbour Bridge)オペラハウス(Opera House)が一望できるフェリー埠頭、サーキュラキー(Circular Quay)駅からジョージストリート(George Street)に沿って南下していくと、クイーン・ビクトリア・ビルディング(QVB)、そして、タウンホール(Town Hall)に停車します。

更に南下し、中華街のあるチャイナタウン(Chinatown)駅を通ってセントラル(Central)駅へと向かいます。

セントラル駅の次は、お洒落なレストランやカフェ、ファッション関係のショップなどが並ぶサリーヒルズ(Surry Hills)駅です。その次のムーアパーク(Moore Park)駅には、映画館やレストラン、カフェ、様々なショップが集まるエンターテイメント・クォーター(The Entertainment Quarter)があります。

終点のランドウィック(Randwick)駅に行くまでには、競馬場であるロイヤル・ランドウィック・レースコース(Royal Randwick Racecourse)や緑豊かな野鳥の楽園であるセンテニアルパーク(Centennial Park)、そして、ニュー・サウス・ウェールズ大学(UNSW)などがあり、どこも駅に隣接しています。

L2全区間片道25分間の車窓から、シドニー各所の街中の景色を堪能することができます。

L2の主な駅を紹介します。

サーキュラキー(Circular Quay)駅

シドニー路面電車 トラム

ライトレールのサーキュラキー駅

ライトレールのサーキュラキー(Circular Quay)駅は、電車の駅を挟んで、フェリー埠頭ターミナルの反対側に位置します。カスタムズハウス(Customs House)の目の前でもあります。

セントラル(Central)駅 L2乗り場

L2のセントラル駅は電車の駅4番出口沿いChalmers Street

ライトレール(L2)の駅はシドニートレインの電車の駅の4番出口の目の前、チャルマーズ・ストリート(Chalmers Street)沿いにあります。

ライトレール(L1)の駅は、電車の駅のコンコースの外側にあり、電車の改札内を通らないで行くには、電車の駅の北側をL2の線路に沿って回り込んで、エスカレータか階段で1レベル上に上がる必要があります。

Light Rail Randwick Line Dulwich Hill Line Central Station

ライトレールL1、L2/L3の駅の位置関係

ライトレール乗り降りの注意点

ライトレールの駅の目印は赤字に白のLマークです。

Light Rail シドニー 駅

赤丸に白地のLがライトレールの目印

ライトレールに乗車する際、または、降車する際には、ドアにあるボタンを押してドアを開けましょう。停車してボタンの周りが緑色に点滅してからボタンを押すとドアが開きます。押さないとドアが開かないことがありますので注意してください。

Light Rail Door Button

ボタンがグリーンに点滅したら押すとドアが開く

シドニーのライトレール、電車、バス、フェリーは、全てオパールカードを使って利用できます。公共交通機関がまとめて利用できる、便利でお得なオパールカードについては「シドニー公共交通機関利用に必須のオパールカード(Opal Card)」で紹介しています。

ライトレールの乗り方については、「シドニーでオパールカードを実際に購入して使ってみた【体験記】」をご覧ください。

さいごに

2019年12月にサーキュラキー(Circular Quay)からシドニー中心地を走り抜ける路線が開通して、今まであった路線に合わせて更に観光名所をまわるのに便利になったライトレールを紹介しました。

ライトレールの路線マップは、Transport NSWの以下のページでご覧ください。“Sydney Light Rail" "Sydney Light Rail network map”というタブをクリックするとマップが表示されます。また、発着時刻もお調べいただけます。

Transport NSW, Light Rail, Routes and timetables
https://transportnsw.info/routes/lightrail

シドニーの公共交通機関の時刻と路線マップは、Transport NSWのフロントページ(以下)からTrip Planner(トリッププランナー)を使って調べらることができます。Trip Planner(トリップ・プランナー)に、出発地(From)と目的地(To)を入力するとルートと料金が算出されます。

おすすめ記事

オーストラリア・ニュージーランド コンタクトレンズ 1

「オーストラリアでは、日本と同じコンタクトレンズを買うことができない」とか、「オーストラリアでは、コンタクトレンズが高いので日本で買った方が絶対にいい」というような間違った情報を信じている方達が多いよ ...

携帯プラン 2

各携帯会社のSIMはこういう形で売られています 「オーストラリア携帯電話のシステムと契約・プリペイドプランの種類」で、オーストラリアで携帯電話を利用するには、スマホ持参でSIMのみを購入するプランが一 ...

3

オーストラリアでインターネット環境を得るにはどうしたらいいか、どんな方法があるのでしょうか? この記事を読めば、オーストラリアでWiFiにつながる方法の全てが理解できます。 オーストラリアのWiFi環 ...

オーストラリアドル 日本円 送金 豪ドル 4

オーストラリアドルを日本円に換金して送金する方法は、銀行から直接行う以外にも色々あります。 先ずは多種多様な方法があることを理解して、状況に応じてお得に使い分けることをおすすめします。 銀行から送金 ...

5

オーストラリアで車を借りる方法は大きく分けて2通りあります。一つは日本から事前予約していく方法。もう一つは、現地で手配して借りる方法です。 大手レンタカー会社で借りる 短期の滞在で、既に行くところが決 ...

日本円をオーストラリアドルに両替する一番お得な方法 6

日本円をオーストラリアドルに換える方法は、空港やホテルなどでするだけではありません。多種多様な方法があります。 知らないがばかりに高くつく方法で日本円を豪ドルに換えていたというケースがたくさんあります ...

7

別記事「UGGブーツのブランドはいろいろあるけど違いはなに?」で、オーストラリアで販売させているいろいろなアグブーツについて説明しました。 その中でも、世界中で最も売れているUGG(アグ)のオーストラ ...

オーストラリアブランドECサイト 8

オーストラリアの商品が買えるオンラインショップはたくさんありますが、今回紹介するのはその中でも、サーフ、ストリート系を中心に600以上のブランド、2万点以上の商品を扱うSurfStitch(サーフステ ...

9

マネパカードはマネーパートナーズが発行する海外で使えるプリペイドカードです、 マネーパートナーズは東証一部上場のFXと証券取引をメインに扱う金融会社です。 こんな人におすすめ 旅行や短期滞在期間中に、 ...

10

Catch.com.auは、オーストラリアで今、人気急上昇中の総合ショッピングサイトです。オーストラリア国内で、ネットサーフィンしていれば、このロゴの広告を目にしたことがあるのではないでしょうか。 C ...

-交通機関
-,

Copyright© Australia Here and Now , 2020 All Rights Reserved.