オーストラリア最大の競馬レース メルボルンカップ観戦ガイド

Melbourne Cup(メルボルンカップ)

オーストラリア中が注目する競馬レース、メルボルンカップは、毎年11月の最初の週の火曜日、午後3時に行われます。場所はFlemington Racecourse(フレミントン・レースコース)です。

2022年は11月1日の午後3時(日本時間午後1時)開始です。

メインレースに出馬できるのは3歳以上の24の馬たちです。今年2017年は40頭近い馬が登録しており、その中から走ることができる選ばれた24頭が開催日近くになって発表されます。

2016年の出走馬のなかには日本馬、Curren Mirotic(カレンミロティック)も含まれていました。2006年のメルボルンカップで日本の競走馬、デルタブルースとポップロックが1位2位を独占したのは、競馬ファンの間で伝説となっています。

この日のレース場は奇抜な帽子とファッションを身にまとった女性たちであふれかえります。ファッションを披露するのが毎年の恒例となり、競馬レースがメインなのかファッションショーなのかわからなくなるほどです。

この日は、朝からレースのある午後3時まで、テレビがメルボルンカップの会場と観客たちのさながらファッションショーの様子を全国規模で放映します。

メルボルンカップの日には他のレースもありますが、メルボルンカップと人々が呼ぶのは、午後3時のメインレースを指します。

普段は一切ギャンブルをしない人たちも、馬券を買ったりSweeps(スイープス)というくじを楽しんだりします。

ちなみにメルボルンのあるビクトリア州ではレースの日は祝日です。他の州は、メルボルンカップの日は祝日ではありませんが、多くの職場でレースの始まる午後3時前に仕事を中断し、テレビの前に集まって軽く飲み食いをしながらレース観戦をする光景が見られます。

余談ですが、ビクトリア州は2016年からAFL(Australian Football League)という、オーストラリアルールフットボールの Grand Final (決勝)の日も祝日となりました。

Sweeps(スイープス)

レース観戦をする職場では大抵の場合、sweeps(スイープス)、または、sweepstakes(スイープステークス)と呼ばれる、1口$2からのくじを楽しみます。オフィスで働くの人たちの間では、officeをつけて、office sweepsとかoffice sweepstakesと呼んだりもします。

職場でなくても、メルボルンカップの時間に人が集まるグループがあれば、スイープスが行われたりします。

グループによって多少の違いはあるでしょうが、スイープスの一般的なやりかたについて説明します。

くじを何口買うかは自由ですが、どの馬を選ぶかを参加者は決められず、くじ引きの結果によって割り当てられます。

出場馬数は24ですので、くじの口数を24かその倍数で揃えます。24だったら1馬あたり一口、48だったら1馬あたり2口、72だったら1馬あたり3口になります。

例えば、20人のグループでスイープスをするとします。くじの口数は48だとしたら、20人で48口のくじを分けるわけです。1人で1口以上買う人もいれば、全く買わない人もいるかもしれません。

そして、1-24までのスタートゲートナンバー、または、馬のナンバー毎に、この例の場合は48口ですので、2つづつくじを引いていきます。くじには、それぞれ購入した人の名前が書いてあります。

レースがスタートする当日の午後3時前迄にくじ引きが終わり、誰が買ったくじが、いくつどの馬に割り当てられたが発表されます。

払った金額が例え$2でも、「自分の馬」というが意識でレースを観戦すると盛り上がります。

集まった口数の範囲で、1位から3位まで、そして、一番遅かった馬の配当を割り当てするのが一般的です。

また、くじで割り当てた後に、Scratch(スクラッチ)といって、出場取り消しの馬が出た場合は、その分は無効として払い戻すのが一般的です。

馬券を買う

NSW州のTABアウトレット

NSW州のTABアウトレット

殆どの人は、直接レースコースに行くことはないと思います。国内の至る所にTABという賭け事を統括する機関のアウトレットがあります。TABは、Totalisator Agency Board(トータリゼーター・エージェンシー・ボード)の略称で、もともとは公営でしたが、今は民営化されています。

TABはQueensland(クイーンズランド)、South Australia(サウスオーストラリア)、Northern Territory(ノーザンテリトリー)、そして、Tasmania(タスマニア)では、2015年にUBETという名前に変わりましたが、この記事では、総称してTABと呼びます。

TABは、それだけのアウトレットもあれば、パブやエンターテイメント施設の中に設置されているものもあります。どんな小さな町にも1件は、大きな町なら数件「TAB」の看板を掲げた店があります。

TABのアウトレットは馬券売り場のようなギャンブル愛好者のたまり場の様でどうも入りにくいという方は、パブのTABコーナーで馬券を買うとよいでしょう、

TABがあるパブは緑の看板が’ある

TABがあるパブは緑の看板が’ある

TABではマシンを使って買うやり方と、備え付けのマークシートに記入して、それをカウンターのマシーンに読み込ませて、お金を払うやり方があります。

マシーンで購入する人

マシーンで購入する人

マークシートが簡単なので、はじめての場合はマークシートを利用するのがよいでしょう。

マークシートはこの様に置いてある

マークシートはこの様に置いてある

馬券の控えは、賭けた詳細が表示された、レシートで出てきますので大切に保管してください。後で勝った場合は、このレシートをTABカウンターに持っていって、換金してもらいます。

馬券の種類(Bet Types)

メルボルンカップの賭け方のタイプ(bet types)は、以下の様になります。

通常の競馬とほとんど同じですが、メルボルンカップにしかない特別な種類の賭け方もあります。

Win(ウィン)

1位の馬を当てる、日本でいう「単勝」にあたります。

Place(プレイス)

上位3位までに入る馬、1頭を当てます。オッズ、すなわち予想配当金はWinよりかなり下がりますが、当たる確率は増えます。

Each-way(イーチウェイ)

上述のWinとPlaceの両方に、払った金額が等分に賭けられます。選んだ一頭の馬が1位ならWinの配当、1位でなくても3位までに入れば、Placeの配当がもらえます。

Quinella(キネラ)

1位の馬と2位の馬を当てます。着順はどちらが先着でも構いません。オプションとして、2頭以上の馬を選ぶこともできますが、配当は下がります。

Exacta(エグザクタ)

1位の馬と2位の馬を着順も正確に当てます。

Trifecta(トライフェクタ)

1位から3位までの馬を着順も正確に当てます。

First Four(ファーストフォー)

1位から4位までの馬を着順も正確に当てます。
オプションとして、各順位に2頭以上の馬を選ぶこともできます。

Double(ダブル)

メルボルンカップの日に行われる、メインレースを含む2つのレースの1位を当てます。

Treble(トレブル)

メルボルンカップの日に行われる、メインレースを含む3つのレースの1位を当てます。

Quadrella(クアドレラ)

メルボルンカップの日に行われる、メインレースを含む4つのレースの1位を当てます。

以上が、基本的な賭け方ですが、多様なオプションが選べるようになっていますので、実際は多くの組み合わせの賭け方があります。

Odds(オッズ)は、それまでに賭けられた数や、馬と騎手の状態などによってレースが始まるまでの間変動します。レースの前にその時のオッズで購入できますので、オッズがどんどん低くなることが予想される馬の馬券を事前に高めのオッズで購入するというようなことも可能です。

ちなみに、オッズの表示金額は、Winの1ドルに対していくら配当があるかを示しています。

馬券が購入可能になる日は正確にはわかりませんが、毎年2日くらい前、日曜日あたりなのが恒例です。

楽しみで初体験するのならば、基本的な賭け方に従って少額を費やすのがいいでしょう。

各賭け方毎にマークシートが用意されていますので、それに記入して、カウンターで読み込んでもらって、マークシートに自分で指定した掛け金を払うという流れになります。

以上、メルボルンカップについてでした。

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