メルボルンはオーストラリア文化のハブ、すなわち中心地として知られています。特に、オーストラリアのファッション、アート、音楽の発祥地と言われており、街の雰囲気もお店も全てが洗練されています。
そんな中でも、昔からアーティストやミュージシャンが好んで住むエリアとして、文化的に発展してきたのがSt Kilda(セントキルダ)です。
セントキルダとは?
St Kilda(セントキルダ)は、メルボルンの中心地から南東方向に約6kmに位置し、Port Phillip Bay(ポートフィッリプ湾)に面している為、波が穏やかな美しいビーチもあり、メルボルントップレベルのレストランとカフェが集まっているため、地元の人にも観光客にも人気のエリアです。
メルボルンで最も人口密度が高いエリアでもあります。
以前は、メルボルンのレッドライトディストリクトとして知られていたセントキルダですが、1960年代後半から、アーティスト、ミュージシャン、そして、サブカルチャーの発信地として栄え、今でもその傾向が続いています。
ここ20年ほどの間に、セントキルダは、地価の向上によっておしゃれで高級なエリアへと変わりました。
セントキルダは毎年、数々の大規模なイベントが開催されることでも有名です。
最大規模のSt Kilda Festival(セントキルダ・フェスティバル)は今年は2月に開催予定です。また、ゲイの人たちのイベント、Pride March(プライドマーチ)は1月終わりに開催されることになっています。
毎週日曜には、アートとクラフトのマーケットが開催されます。
セントキルダの見どころ
St Kilda(セントキルダ)は、メルボルンの観光スポットが集まるエリアとして知られており、メルボルン中心地から観光周遊バスも運行しています。
St Kilda Beach(セントキルダ・ビーチ)
Port Phillip Bay(ポートフィッリプ湾)湾内の穏やかなビーチは、夏は海水浴で人気ですが、年間を通じて、ウィンドサーフィン、カイトサーフィン、ジェットスキーなどのマリンスポーツが盛んです。
ビーチには海につき出た長い桟橋、St Kilda Pier(セントキルダ・ピア)があります。
桟橋の先にはSt Kilda Pavilion(セントキルダ・パビリオン)があり、コーヒーが飲めるKiosk(キオスク)が入っています。桟橋はリトルペンギンの居住地があることでも有名です。
ビーチにはボードウォークもあり、雰囲気が良いので、天気が良い時はビーチでゆっくりくつろぎたくなります。
ビーチ沿いの道沿いのClock Tower(クロックタワー)も観光写真スポットとして人気です。
Luna Park(ルナパーク)
セントキルダ・ビーチをほんの少し陸側に入ったところに、大きな顔のゲートで有名な遊園地、メルボルンのルナパークがあります。
同じく顔のゲートで有名なシドニーのルナパークと比べると、メルボルンのほうが顔が怖いです。
Acland Street(アクランド・ストリート)
Acland Street(アクランド・ストリート)周辺は、Acland Village(アクランド・ビレッジ)とも呼ばれ、カフェとケーキショップが集まることで有名なエリアです。
Acland StreetとBarkley Stとの交差点はメルボルン中心地から来る96番のトラムの終着駅でもあります。車は通行できません。
トラム終着駅付近のAcland Streetの両側には数々のケーキショップ、カフェ、レストランが並んでいます。
どこもレベルが高く、どこの店に入っても外れることはないと言われています。
私たちは、「Amigos」というメキシカンの店でランチを食べ、「95」というカフェでコーヒーとケーキを購入しましたが、どちらも絶品でした。
これがAmigosで食べたブリトーとナチョスです。
こちらがカフェ「95」です。
周りにはケーキショップが軒を連ねています。
Fitzroy Street(フィッツロイ・ストリート)
こちらも、ハイレベルのレストランとカフェが集まることで有名なストリートです。
いくつものトラムの通り道にもなっている広いストリートの両側に店が並んでいます。
行き方
メルボルンの中心地からトラムで30分弱です。
96番のトラムはメルボルン中心部のBourke Streetから、112番はCollins Streetから、16番はSwanston Streetから乗ることが出来ます。
電車の詳しい時刻については、Public Transport Victoria (PTV)のサイトのJourney Plannerで、出発地(Leaving from)と到着地(Going to)にそれぞれの場所名と日時を入力すれば調べられます。
電車乗車時には、Myki(マイキ)というプリペイドカードが必要です。日本で言うスイカです。
カードは6ドルで、別途乗車料金のチャージが必要です。駅やニュースエージェントで購入できます。
Myki(マイキ)の使い方については、「メルボルンでMykiカードを購入して公共交通機関を利用した【体験記】」で説明しています。