オーストラリアにある西洋最大のストゥーパ(仏塔)The Great Stupa of Universal Compassion

オーストラリア 仏教 建物

The Great Stupa of Universal Compassion

ビクトリア州Bendigo(ベンディゴ)の近くにあるThe Great Stupa of Universal Compassion(ザ・グレート・ストゥーパ・オブ・ユニバーサル・コンパッション)は、オーストラリアはもちろん、西洋文化の国では最大のStupa(ストゥーパ)です。

ストゥーパは、日本では仏塔(ぶっとう)、または、仏舎利(ぶっしゃり)と解釈され、一般的には釈迦の遺骨、または、それに代わるものを安置した塔のことを指します。

The Great Stupa of Universal Compassionの説明によると、仏教の世界において、ストゥーパは最も神聖な建造物と言われており、完全なる悟りの意識と悟りへの道を象徴すると説明されています。

ストゥーパは仏教が唱えるDharma(天の理法)を建築物として表現するものだそうです。

このストゥーパは幅が50メートルあります。未だ建設中ですが一般公開されており、中にも入ることができます。完成すると高さも50メートルになるそうです。

The Great Stupa of Universal Compassion

完成するとこの模型のようになるそうです。

完成予想模型

未完成の状態でも存在感がすごく圧巻です。

内部は広く、仏像が設置されています。ジェード、すなわち翡翠(ひすい)で出来たブッダ像が鎮座しています。翡翠で出来たブッダ像としては世界一の大きさだそうです。

The Great Stupa of Universal Compassion

右が翡翠のブッダ

建設が進むにつれて、より大きなブッダ像が来る予定だそうです。

また、天井には大きな曼荼羅が設置されるそうです。

建物の周りには、 たくさんのPrayer Wheels(日本ではマニ車と呼ばれるそうです)があります。マニ車は時計回りに回転させます。

Mani Wheels Prayer Wheels

建物の下、写真右に並んでいるのがマニ車

回すことで、お経を唱えるのと同様の効果があるとも、負のカルマを浄化する役目もあるといわれているそうです。

周りにはガーデンが区画されています。未完成なのでまだ緑が少ない状態ですが、完成したら楽園のようになることでしょう。

The Great Stupa of Universal Compassion

ガーデンの一部

この場所は仏教の唱える理法にそって建てられ、運営されているそうですが、宗教のあるなし、そして、宗教の種類に関係なく、誰でも訪れて見学できます。

私たちは無宗教ですが、楽しく見学できました。オーストラリアで、このような体験が出来るとは思いませんでした。

ちなみに、The Great Stupa of Universal Compassionという名前の、「Universal」は「すべてに共通の」とか「普遍的な」という意味と、「宇宙的」、「全世界的」という意味があり、「compassion」は「慈悲」、「共感」、「同情」という意味があります。

場所

The Great Stupa of Universal Compassionは、ビクトリア州Bendigo(ベンディゴ)の北西方向に位置し、Bendigo中心部から15㎞弱、車で20分ほどの場所にあります。

公共の交通機関が無いので、車を運転していくか、Bendigoからタクシーで行くようになります。

The Great Stupa of Universal Compassion
25 Sandhurst Town Rd, Myers Flat VIC 3556

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