日本人訪問者数
Tourism Austaliaの統計[1]によると、2014年にオーストラリアに訪れた日本人は、32万6千人でした。これは国別訪問者数で第6位だそうです。1990年代には日本からの訪問者数は1位で、今はない日本人専門の免税店が各地にあり、日本人観光客相手の現地ツアーの全盛期でした。
32万6千人のうち、ホリデーを楽しむ目的で訪れる日本人は21万3千人、友人や親戚を訪ねる人は3万1千人、ビジネスで訪れる人は3万4千人です。
ワーキングホリデー滞在者数
オーストラリア政府機関のDepartment of Immigration and Border Protectionのレポート[2]では、2014年7月~2015年6月の1年間のワーキングホリデービザ発給数は11481件で、このうちファーストビザが、9333件、セカンドビザが2148件だったそうです。これは年間を通しての発給数なので、実際にオーストラリアにワーキングホリデーで滞在する人数とは一致しません。また、人によって滞在期間も異なり、ビザの有効期限いっぱい迄いるとは限りません。ちなみに、2015年の6月30日の時点で、実際にワーキングホリデービザでオーストラリア国内に滞在していたのは、8427人だったそうです。
このデータから、ワーキングホリデーで1年未満滞在する人は、8500人から9000人前後、1年以上2年未満滞在しているのは、約2000人くらいであろうことが推定できます。
学生滞在者数
日本のオーストラリア大使館の情報[3]によると、毎年約3万5千人の日本の高校生が短期の旅行でオーストラリアを訪れるそうです。これとは別に、オーストラリアで学生として英語、または、大学やカレッジで留学した日本人は、2015年には約2万4千人だったそうです。
日本人居住者数
オーストラリア政府機関Department of Immigration and Citizenshipが2011年の国勢調査(Census)の結果をもとにまとめた情報[4]によるとオーストラリア在住の日本出生者は約3万5千人でした。このうち、ニューサウスウェールズ州在住者が1万2千人、クイーンズランド州在住者が1万人、ビクトリア州在住者が6千8百人、ウェスタンオーストラリア州在住者が3千5百人でした。
この人数は、国勢調査をした日にオーストラリアに現住所を持って定住していた人が対象ですので、定住所を持たない短期滞在者やワーキングホリデー滞在者は含まれていません。
3万5千人の68%が女性で、32%が男性、そして、平均年齢は36歳でした。また、79%が家庭で日本語を話し、17%が英語を話すということでした。
まとめ
日本人来豪者数 年間約32.6万人
日本人ワーキングホリデービザ取得者数 年間約1万1千人
日本人留学者数 年間約2万4千人
日本人在住者 約3万5千人
[1]
Tourism Australia, 2015, Japan Market Profile
http://www.tourism.australia.com/documents/Markets/Market_Profile_2015_Japan.pdf
(閲覧2016年9月2日)
[2]
Australian Goverment, 2015, Department of Immigration and Border Protection, Working Holiday Maker visa programme report, 30 June 2015
http://www.border.gov.au/ReportsandPublications/Documents/statistics/working-holiday-report-june15.pdf
(閲覧2016年9月10日)
[3]
Australian Embassy Tokyo, 2016, Ambassador Bruce Miller, Come and join our Study in Australia fair, 4th August 2016
http://japan.embassy.gov.au/tkyo/home.html
(閲覧2016年9月10日)
[4]
Australian Goverment, 2014, Department of Immigration and Citizenship, Community Relations Section of DIAC, Community Information Summary Japan-born
https://www.dss.gov.au/sites/default/files/documents/02_2014/japan.pdf
(閲覧2016年9月2日)