おすすめの使えるVPNサービス一覧‐海外から日本の動画などのコンテンツに制限なくアクセス

海外在住者の「日本のテレビを見たい」、「日本のサイトに制限なくアクセスしたい」というニーズも、日本から「海外の動画コンテンツを視聴したい」というニーズも満たす技術として、最近になってどんどん認知度を上げているVPN。

VPNは、在住国以外のインターネットサーバーを経由することでIPアドレスを変更し、あたかも別の国や地域から接続しているかのように見せることで、海外からの接続制限が設けられたサイトにアクセスすることを可能にします。

単に海外のコンテンツを制限なく観るための道具ではなく、インターネットへの接続を匿名化してプライバシーを保護することと、セキュリティーを向上させることがVPNの本来の機能なんです。

ちなみに、VPNは正式にはVirtual Private Network(仮想専用通信網)といいます。技術的な話はこれくらいにして、以下に日本の動画などのコンテンツを見るのに使えるおすすめのVPNをリストしました。

定評のVPNサービスいろいろ

こちらでは、グローバル規模で安定した運営がされており、ユーザー評価も高いVPNサービスをリストしました。

世界各国に多数のVPNサーバーを保有しており、日本のIPアドレスだけでなく世界各国のIPアドレスを経由できますので、匿名性とセキュリティーを高める目的においては非常に有用なプロバイダーばかりです。

日本のコンテンツを見たいだけでなく、世界中のコンテンツを制限なく見たいという方におすすめです。

NordVPN

NordVPNは、市場最速を謳っている全世界で利用者も多く最も有名なVPNの1つで、世界中でも安定的に優れたVPNサービスが提供できると言われるパナマの会社です。

NordVPNは、ビジネスでの利用者も多く、Forbes、Business Insider、The Wall Street Journal、Mashableなどの一流ブランドと提携しています。

多数の日本語メディアでも取り上げられている超有名VPNで、ユーザーレビューの評価も高いので安心して利用できます。利用料金は24カ月のプランだと月額US$3くらいです。

日本人の評価も高い、世界規模で定評の安定したサービスをお望みならNordVPNをおすすめします。

NordVPNのサイトを見る

Surfshark

Surfsharkは、世界で最も人気があるVPNの1つで、NordVPNよりも利用者は少ないものの、速度、使いやすさ、サービスの質の高さで定評のVPNサービスを提供しています。

全世界60カ国以上に1700以上のサーバーを提供し、日本だけでなく世界中のVPNサーバーのIPアドレスを利用することが可能です。

サービスの質の高さだけでなく、料金の安さが魅力で、24カ月のプランだと、1カ月当たりUS$2.49の低料金です。私がプランを購入した時は、24カ月のプランで一括で、日本円で6千円台後半の支払いで済みました。1年以上問題なく利用し続けています。

Surfsharkには、日本のアクセスポイント(IPアドレス)が10以上あります。しかも、アクセスできる端末の台数に制限がありませんので何台でも同時にVPN接続することが可能です。

格安でユーザーの評価も高いVPNをお探しなら、迷わずSurfsharkでしょう。

Surfsharkのサイトを見る

Surfsharkは、申込んだサービスの契約期限が切れると自動更新されるように設定されますので、契約を更新せずにキャンセルする場合は、チャットから「自動更新をやめたい」、「キャンセルしたい」などと入力すればキャンセルの手順を示してくれます。手順通りにクリックしていけば簡単にキャンセル可能です。チャットは日本語でも大丈夫です。期限が近くなるとメールで知らせてくれますので、それから手続きすれば問題ないでしょう。

Atlas VPN

Atlas VPNは、使いやすさ、手頃な価格、高速で安定した接続を提供するVPNサービスです。初心者でも簡単にセットアップし使用できる点が強みで、特に海外に住む日本人にとって、日本国内限定のコンテンツへのアクセスやオンラインセキュリティの向上に有効です。

日本のテレビ番組や動画配信サービスなど、国内限定コンテンツへのアクセスが可能になり、公共のWi-Fiなどセキュリティが不安な環境でも安全に利用できます。また、オンライン活動を保護し、トラッキングや監視から身を守ることができるため、プライバシーを重視するユーザーにとっても最適です。

Atlas VPNの利用は、ウェブサイトからアカウントを作成し、適切なプランを選択、デバイスにアプリをダウンロードし接続することで簡単に開始できます。Atlas VPNは、コストパフォーマンスに優れ、ユーザーフレンドリーな設計で、オンラインでの安全と快適さを提供する魅力的な選択肢となっています。

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ExpressVPN

ExpressVPNは、上記のNordVPNとSurfsharkと並んで、世界最大のVPNサービスプロバイダーの一つです。この3社はよく比較されることが多く、VPNサービスを紹介しているブログなどでは必ずと言っていいほど取り上げられるプロバイダーです。

ExpressVPNのVPNサーバーの速度はNordVPNとSurfsharkと並んで、業界最速を誇ります。利用料金は12カ月のプランで月額約US$8と他より高めです。

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CyberGhost VPN 

CyberGhost VPNは、上記の3社と比較されることが多い、やはり世界的に有名なVPNサービスプロバイダーです。

日本国内のVPNサーバーの数が多いのが特徴です。利用料金は24カ月のプランで月額300円くらいで、Surfsharkと同じくらい安いです。だたし、短期のプランは割高です。

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PureVPN

PureVPNは、香港を拠点としたVPNで、140か国以上に6500以上のVPNサーバーを持ちます。PureVPNは軍事レベルの暗号技術を使用しており、高いセキュリティーを提供します。

対応国が多いこととセキュリティーの高さから、日本のコンテンツ見る目的だけでなく、VPNをフルに活用したいユーザーに最適のVPNサービスです。

利用料金は2年間のプランだと、月額US1.99とここで紹介する中では最安です。

PureVPNでは、アメリカ、イギリス、シンガポール、マルタ共和国、ドイツ、オーストラリア、カナダのVPNサーバーにある専用IPアドレス(Dedicated IP)を通過料金で提供しており、自分専用のIPアドレスとして割り当ててもらうことが可能です。残念ながら日本国内の専用IPアドレスは提供していません。日本の専用IPアドレスは以下で紹介しているインターリンクで提供しています。

PureVPNのサイトを見る

日本人向けのサービスに特化したVPN

こちらには、日本人対象のサービスに特化したVPNプロバイダーをリストしました。日本のサービスなので、海外から日本のコンテンツを見られる環境を整えることに特に力を入れています。

もちろん、日本以外の海外のコンテンツが見たいという需要にも対応しています。日本以外の国にあるVPNサーバーの数とカバーしている国数は、上記のグローバル規模のVPNプロバイダー達には及びませんが、日本国内のVPNサーバーを使いたい日本人ユーザーには嬉しいサービスです。

サイトが日本語対応で日本語の説明が充実しているのは、上記のグローバル規模のVPNプロバイダー達も同じですが、困った時に日本人のカスタマーサービスが日本語で対応してくれるのは、以下に挙げたVPNサービスの大きな強みです。

MillenVPN(ミレンVPN)

MillenVPNは、ウェブホスティングサービスを提供する日本の会社が手掛けるVPNサービスです。キャイーンが広告塔になっているので日本のVPNサービスの中では知名度も高いのではないでしょうか。

2年プランだと月々わずか360円(税抜)と日本のVPNサービスプロバイダーの中では最安です。中国から日本へのVPN接続にも対応しています。また、日本人のカスタマーサービスなので困った時も安心です。

日本の動画コンテンツの対応数も多く、海外ベースのVPNでは観れないコンテンツもMillenVPNなら視聴できます。観られるコンテンツについて詳細は、サイトの対応表をご覧ください。

日本のサービスを格安で受けたいなら、MillenVPN一択です。

MillenVPNのサイトを見る

Glocal VPN(グローカルVPN) 

Glocal VPNも、日本のVPNサービスです。動画視聴に特化したVPNで、日本のIPアドレス経由で動画を見る時に動画が途切れたりしないように、安定したVPN通信速度を提供しています。

また、VPNサービスによっては、観られない日本の動画コンテンツがあったりしますが、グローカルVPNなら観ることが可能というケースが多く、他のどんなVPNサービスよりも優れていると評判です。

7日間お試しできますので、ご自分が観たいコンテンツがちゃんと視聴できるか試してから決めることもできます。料金は1か月990円、6か月4950円、12カ月9350円です。

日本のサービスですので、日本語のサイトだけでなく、日本人カスターマーサービスで安心です。料金的には、海外ベースのVPNサービスにはかないませんが、観られる日本の動画コンテンツの多さと質の高いサービスでは、グローカルVPNの方が勝っています。

海外向けWiFiルーターレンタル大手のGLOCAL NET(グローカルネット)社が運営しています。

日本の動画コンテンツを存分に快適に観たいならGlocal VPNがおすすめです。

Glocal VPNのサイトを見る

インターリンクのVPNサービス

ワンランク上の日本国内のVPNサービスをお望みならインターリンクが提供するVPNサービスがおすすめです。インターリンク社は1995年より日本国内でインターネット接続サービスを開始した老舗プロバイダーです。業界の長い経験と技術に裏付けされた信頼のVPNサービスが定評です。

セカイVPNはインターリンク社が提供するVPNサービスです。

起動するだけで日本のIPアドレス経由で接続する「セカイブラウザ」というインターネットブラウザもあって、日本のコンテンツを快適に観られる環境を提供しています。

月額1100円(税込)と他社より少し高めですが、最大2か月間の無料体験もありますので、ご自分の観たいコンテンツがセカイVPNで視聴可能かを試すことができます。

インターリンク社は、自分専用の日本の固定IPでVPNできる【マイIP/マイIP ソフトイーサ版】というサービスも提供しています。日本でしかVPNを利用しない場合や自分だけに割り当てられた専用の日本国内のIPアドレスが欲しい場合に活用できます。料金はセカイVPNと同じ月額1100円です。通常のVPNサービスではアクセスできない日本のサイトもこれならOKです。

また、日本国内の専用固定IPアドレスを割り当てた【グループ専用VPNサーバー】を丸ごと提供するサービスを月額5500円で提供しています。クラウドサービスを利用するビジネスユーザーの需要があるサービスです。

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スイカVPN

スイカVPNは、中国在住の方必須のVPNサービスです。インターネットで閲覧規制の厳しい中国に住んでいる日本人なら、日本のウェブサービスにアクセスするのにVPNは欠かせません。

中国から日本へのVPNアクセスに強いのが売りですが、中国だけでなく世界中の国から同じように利用できます。

30日間のお試し期間があり、使ってみて期待にそぐわなければ無料でキャンセルできます。VPNサーバーの速度も速く快適に日本の動画コンテンツなどを楽しむことができます。

料金は1か月998円(税抜)ですが、2年プランを選べば、月額799円(税抜)です。

スイカVPNのサイトを見る

VPNについての基礎知識

VPNには、インターネット上の海外の制限されたコンテンツにアクセスする道具という以外に何ができるのかと、どういう仕組みになっているのかを簡単にわかりやすくまとめましたので、興味がある方はご覧ください。

そもそもIPアドレスって何?

インターネットに接続するのに使われるコンピューター、タブレット、スマホなどの端末は、個々のIPアドレスを持っています。インターネットに接続する端末に割り当てられるネット上の住所のようなものと言ったらよいでしょうか。

IPアドレスの情報は誰もが取得することができます。サイト運営者ならおわかりでしょうが、ツールを使えば、どのIPアドレスの端末がどこからサイトにアクセスしているかを知ることができます。ちなみに、あなた自身のIPアドレスもネット上で簡単に調べることができます。

ですから、国外からのアクセスに制限をかけたり、特定のIPアドレスをブロックしたりすることが可能になります。

VPNを使うことによって何ができる?

インターネット閲覧者が実際に使っている端末のIPアドレスを隠すことができるだけでなく、場所のIPアドレスに変えて見せることができます。お住いの国の別の都市でも、世界中のいかなる都市でも選択して、選んだ国の地域のIPアドレスを選んで、サイトへアクセスすることができます。

例えば、国外からのアクセス制限がある日本の動画コンテンツに海外からアクセスするのに、日本VPNサーバーのIPアドレスを選んで、あたかも日本からアクセスしているように見せることが可能です。

VPNを使うと端末とインターネットへアクセスしている位置の情報が暗号化されます。よって、プライバシーとセキュリティが強化されます。無料のWiFi接続を使う場合などにVPNを使えば、通信内容を外的攻撃から保護することが可能です。

VPNがオンだとブロックされることも稀にある

VPNを利用するにあたって注意してほしいことがあります。VPNをオンにしているとアクセスを拒否されるサイトもあります。金融機関のサイトのログインや会員サービスのサイトのログインなどで、VPNサーバーのIPアドレスが拒否されるケースがあります。

サイトによっては「アクセスできません」のような表示もなく、真っ白な画面でいつまでも表示されないケースもあり、最初はVPNがオンになっているせいでアクセスできないことに気が付かずおかしいなと思っていましたが、後になってVPNのせいだと気が付きました。

VPNオンでアクセスが拒否されたら、VPNをオフにしましょう。通常のVPNサーバーのIPアドレスは複数のユーザーで共有される仕組みのため、VPNサービスを利用して取得したIPアドレスだということが検知されやすくなります。同じIPアドレスからのアクセスが何回あったかなどの情報も収集することが可能なので、IPアドレスが古くなり何度も使われると「おかしな挙動」としてブロックされるのだと思っています。

通常のVPNでアクセスできない国外のサイトにどうしてもアクセスしたい場合は、上記のインターリンク社が提供する日本の固定IPでVPNできる【マイIP/マイIP ソフトイーサ版】のような、固定の自分専用IPアドレスを取得すれば問題は解決します。インターリンク社は日本の固定IPアドレスを提供していますが、PureVPNでは、アメリカ、イギリス、シンガポール、マルタ共和国、ドイツ、オーストラリア、カナダの専用IPアドレス(Dedicated IP)を提供しています。

さいごに

世界のVPN利用者はどんどん増加しており、近頃ではインターネットをする上で便利なツールとして一般的にも認識が広まってきています。

VPNの技術は複雑でも、VPNを使うのはとっても簡単です。各サービスプロバイダーが、それぞれ日本語の使い方説明を用意しているので、契約してすぐに使い始めることができるでしょう。

各社のアプリをダウンロード・インストールしてアプリからVPNをオンにするか、Google Chromeなどのブラウザにプラグイン(拡張機能)を追加して、拡張機能のアイコンからVPNをオンにするだけでVPNを使ってインターネットを楽しむことができます。その際に、好きな国のIPアドレスが選択できます。

私の場合、VPNを使い始めたらとても便利で、欠かせないツールとなりました。日本の動画コンテンツ視聴はもちろん、アマゾンキンドルの読み放題サービス「キンドルアンリミテッド」で日本の書籍を読んだり、アマゾンプライムのサービスで邦楽を聞いたりしてフル活用しています。日本国内にいるのと同じネット環境が得られるので、Youtubeの広告さえも日本のものになります。

以上、海外から日本のコンテンツにアクセスするのに使える、おすすめのVPNを紹介しました。

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