オーストラリアのサーフボードシエイパーはその技術力の高さで世界的に有名で、日本のサーファーの間でも、オーストラリア製のサーフボードはとても人気があります。
オーストラリアに来るサーファーなら誰もが、絶対にオーストラリアのボードを購入したいと思うのではないでしょうか?
オーストラリアのサーフボードの価格と日本へ持ち帰る方法について紹介します。
サーフィン用具の価格は?
新品
価格はボードのタイプにより異なります。
新品のボードはショートボード、および、ファンボードの安いものが$550くらいからで、DHDやJSなどの人気ブランドになると$800くらいから、高いもので$900台です。
ロングボードだと$1000から$3000の間です。
新品の初心者用EPS(特殊発泡スチロール)ボードは$200弱からあります。
中古
サーフショップや質屋で程度があまりよくないものなら$100台からあります。eBayなら、$50以下から見つかります。
$250以上出せば、かなり程度の良い中古が買えます。
その他サーフィン用具
ウェットスーツやラッシュガード、リーシュ、デッキパッドなどの道具は日本に比べると格安です。
日本で売っているものも輸入品がほとんどですので同じものが安く買えます。
どんなブランドがあるのか、そして、いくら位するのかは、通販サイトSurfStitch(サーフスティッチ)で調べられます。詳しい調べ方などは「サーフィン用具をオーストラリアの通販サイトで直輸入」をご覧ください。
免税
オーストラリアで購入したものを、たとえ使用しても、30日以内に国外に持ち出すならば消費税が返金される、「Tourist Refund Scheme」 という制度があります。
一つのお店で買い物した合計が300ドル以上であることが条件です。通常、空港の「Tourist Refund Scheme」の施設は通関ゲートを過ぎた出国のフロアにありますので、機内持ち込みができないサーフボードなどの申請は見せることができないので厳しいかもしれませんが、聞いてみる価値はあるでしょう。
「Tourist Refund Scheme」については、こちらの記事「出国時の消費税返金申請について」もご覧ください。
購入する方法
サーフショップ
やはり「実際に、手に取ってみてから購入したい」という方は、サーフショップを訪れるのがいいでしょう。
しばらくオーストラリアに滞在するなら、ローカルのサーフボードメーカーを見つけて仲良くなって、相談して自分に合ったボードをつくってもらうのもいいでしょう。
仮に店置きのストックボードを買うにしても、特に経験が浅い場合、色々と相談にのってくれて、自分のレベルにふさわしいボードを選ぶ手伝いをしてくれるのも、ショップで買うメリットでしょう。
全くの初心者なら、中古ボードを購入するのもいいでしょう。
一般的にオーストラリアのシェイパーは腕が良く、大抵のシェイプは出来るので、無名ブランドでもかなりいいものが期待できます。
時間があれば色やデザインも自分のオリジナルでフルオーダーすることも可能です。
オンラインショップ
ある程度サーフィン歴があれば、欲しいボードを見る目も養われますし、次に欲しいボードがどんなタイプのものかも見当がつくと思います。
特に欲しいメーカーとモデルがもうわかっているならば、オンラインで買っても問題ないでしょう。
最近の大手有名サーフボードは数種類の基本シェイプは決まっていて、長さや詳細だけオーダーするセミオーダーのシステムを取るものがほとんどです。
よって、インターネットでの購入が容易になり、オンラインショップを利用する人達が年々増加しています。
SurfStitch(サーフスティッチ)では、400種類ほどのサーフボードがセミオーダーで購入できます。
サーフボードはオーストラリア国内のみの発送ですが、在庫がある物については、国内送料無料でエクスプレスの特急便で発送してくれます。
数日間の滞在でも、数日前までに滞在先を指定して購入すれば、購入したサーフボードを受け取ることができます。
Surfstichには、ウェットスーツやラッシュガード、リーシュ、デッキパッドなどのサーフィングッズがたくさんあります。詳しくは「サーフィン用具をオーストラリアの通販サイトで直輸入」で説明しています。
SurfStitchでは、サーフボードはオーストラリア国内発送のみ対応ですが、リーシュ、デッキパッド、ラッシュガード等は$50以上購入で送料無料にて日本まで発送してくれます。
SurfStichでの詳しい購入方法については「オーストラリアファッションブランド通販ショップ、SurfStich(英語サイト)で日本未上陸の最新作を安く買う方法」をご参照ください。
初心者に最適な柔らかい素材でできたソフトボードは、最初のサーフボードとして人気です。オーストラリアが誇る世界チャンピオンMick Fanning(ミック・ファニング)が考案したソフトボードがMick Famming Softboardです。ソフトボードとはいえ、通常のサーフボードに劣らないパフォーマンスを発揮するMick Famming Softboardは、お値段も通常のサーフボードより安く、初心者だけでなく上級者にも人気です。Mick Famming Softboardの公式サイトからオンラインで購入できます。
新品のサーフボードを安く買いたい、または、中古のサーフボードでも構わないという方は、eBayをチェックしてみてください。特に中古ボードの出品数は非常に多く、安いものだと数十ドルで購入できます。
eBayでのサーフボードの出品者は、発送してくれない場合がほとんどですので、入札する時は引き取りに行ける場所の出品かどうかをよく確認しましょう。
サーフボードを日本へ持ち帰るには?
日本からボードを持ち込まずに、現地購入してサーフィンを楽しんで、サーフボードを日本へ持ち帰るというサーファーがたくさんいます。
飛行機に重量範囲内なら手荷物として預けることができます。2本預けても重量範囲内でしたら問題ありません。
ボードを手荷物として送るには、最低でも$250はかかります。Cube it!という日系の配送業者では、梱包も込みで1本$290からで扱っています。
DHLやUPSなど配送サービスを使うと$600前後かかります。
また、オンラインで購入したサーフボードの、転送サービスを行ってくれる業者もあります。オーストラリアにいる日本人の業者もネットで検索すれば見つけることができます。
さいごに
オーストラリアのサーフボードは質もパフォーマンスも定評があり、昔からオーストラリア製の板は日本のサーファーにも大人気です。
代理店を通さないので、同じものが、日本に比べてかなり安い値段で買えます。
現地メーカーは日本の販売店との契約上、日本の消費者へ直接売ることは出来ません。それが、ここで紹介したSurfStich他の、販売店が日本へ出荷できない理由です。
オーストラリアで波乗りするなら、オーストラリアの波に合わせてシェイプされたボードを使いたいと、サーファーなら誰もが思うでしょう。
逆に、オーストラリアシェイプだから日本の波に合わないということはなく、日本の波に適したシェイプのボードもたくさんあります。
目的と今の自分のレベルに合った板を選ぶのが良いでしょう。
現地の価格は日本と比べ物にならないほど安く性能もいいとなれば、サーフィンをしにオーストラリアに来るならボードを購入して帰るのは当然でしょう。
オーストラリアにどんなサーフボードブランドがあるのか興味がある方は、「オーストラリアのサーフボードのブランドまとめ」をご覧ください。