世界最大のコミックとポップカルチャーのイベントであるコミコン(ComicCon)のオーストラリア版である、オージー・コミコン(OZ ComicCon)は、パース、アデレード、メルボルン、ブリスベン、そして、シドニーと全国5か所で開催されたオーストラリアでも最大規模のイベントです。
アメリカ発祥のコミコンは世界各地で開催され、もちろん日本でも開催されています。2017年は12月に幕張メッセで「東京コミコン」として開催されます。
オーストラリアのコミコン、OZ ComicConの2017年度国内最終イベントが、10月30日と11月1日にシドニーで開催されましたので行ってきました。
レベルが高すぎて驚きのオーストラリアのコスプレイヤー達の写真も満載のレポートです。
ちなみに、コスプレは英語で「Cosplay」、コスプレをする人の事をコスプレイヤーと呼び、英語は「Cosplayer」です。
コミコンの様子
展示会場には、スターウォーズ(Star Wars)とマーベル(Marvel)のオフィシャル展示の他、250近くの展示とショップ、そして、ゲームコーナーやアニメの上映コーナーなど盛りだくさんで1日では見切れないほどの規模でした。
展示の他も、ハリウッド映画に出演するスターたちのトークショー、サイン会、コミックのクリエーターたちのワークショップなど、会場にいくつもあるステージで、開場から閉場までイベントが目白押しでした。
かなり気合の入ったコスプレをした来場者も多く、会場内を歩いているだけでも楽しめました。誰もが快く写真に応じてくれて決めポーズをとってくれました。
子供のいる家族連れの来場者も多く、中には家族全員コスプレした人達もいました。
コスプレには興味がない人でも、コミック、アニメ、スターウォーズ、ビデオゲームのファンなら楽しめるイベントです。
オーストラリアのコスプレイヤー達
会場にいた、たくさんのコスプレイヤー達を紹介していきます。
キャラクターの名前がわからないですが、どんどん張り付けていきます。
これはアメコミと映画のキャラクターいろいろ。
これはThe Flashというコミックのキャラクター。
これはバットマンのキャラ。
これは?
これは何でしょう?すごいキメポーズです。
素敵なコスプレカップル。
マーベルコミックのデッドプール(Deadpool)というキャラ。女性はバットマンのHarley Quinnというキャラの様です。
これは、ゴーストバスターズです。
凄いなりきり様です。似合ってます。
キャラ勢ぞろいです。それぞれ何のキャラだかわかる人教えてください。
これはお笑い系です。セーラームーンと誰でしょうか?
これはすごい、かっこいいです。
戦士系の3人。サムライもいます。子供のコスプレイヤーと一緒に記念撮影。
この人たちはメルボルン、ブリスベン、アデレードのコスプレチャンピオン達です。すごい細部まで作りこまれた衣装です。詳細は以下のチャンピオンシップにて。
スターウォーズChewbaccaのコスプレ。
コスプレイヤー達のダンス。
これは日本のアニメキャラでしょうか?横で一緒に踊っている男が気になります。
Deadpoolのコスプレ大集合。
この人はシドニーの王者決定戦のファイナリストの一人。プロカメラマンの撮影中です。
これは多分アメコミのキャラですよね?
これは何のキャラでしょう?
これは日本のアニメ系のコスプレ?
これは、スーパーマンとワンダーウーマンかな?
これは何?
この3人組のキャラは?
これはBio Shockというゲームのキャラみたいです。腕のドリルが回転するすごいコスプレでした。
6人勢ぞろいでキメポーズ。何のコスプレかわかりますか?
ゴーストバスターズとセーラームーンのコラボ。
オーストラリア・コスプレ・チャンピオンシップ
OZ ComicConの中で最も人気があるイベントがコスプレ王者を決めるChampionship of Cosplayです。
勝ち残ったメンバーだけあって、細部までこだわったコスプレ衣装のクオリティーがハンパではありません。
皆コスプレ歴の長い強者ばかりで、衣装の出来はプロ並みで映画のセットから飛び出してきたようで、制作に半年以上を費やしたという衣装まであって、「よくもそこまで...」と唖然とするほどでした。
シドニーのコスプレ王者
オーストラリアの最終戦の前に、シドニー地区大会が開かれました。
Dark Souls(ダークソウル)というゲームのAbyss Watcher(アビスウォッチャー)というキャラだそうで、LEDの剣からコスチュームの細部までを、型起こしから全て手作りで仕上げたという凝りようです。
Destiny(デスティニー)というゲームのキャラだそう。これはコスプレという域を超えています。
漫画化されてアニメ化もされた、日本のノベル、Trinity Blood(トリニティー・ブラッド)のEsther(エステル)というキャラだそうです。上でも紹介していますが、細部まで凝りに凝ったデザインと縫製が素晴らしいコスチュームです。
Final Fantasy(ファイナルファンタジー)のBahamut(バハムート)という幻獣だそう。これもコスプレと呼んでいいのかと思うほどの代物でした。細部まで手抜きなく作り上げられたクオリティーが評価された様です。歩きにくそうでした。
こちらも日本発のゲーム、The Legend of Zelda(ゼルダの伝説)のDark Link(ダークリンク)というキャラだそうです。これも細部まで作り上げられた、質の高いコスプレでした。
シドニーの王者は3番目のファイナルファンタジーのキャラでした。
オーストラリアのコスプレ王者
シドニー王者が決まった後はオーストラリアの全地区の王者を集めて、オーストラリア全体の王者を決めるAustralian Championship of Cosplayが開催されました。
先ずはパースの王者です。Skyrim(スカイリム)というゲームのNordic Carved Armor(ノルドの刻印鎧)だそうです。
こちらはアデレードの王者です。世界で最もプレイヤー数が多いと言われるゲーム、League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)のKindred(キンドレッド)というキャラだそう。全身LEDの目立ち度満点の衣装でした。
メルボルンの王者のコスプレは、韓国発のオンラインゲームであるGranado Espada(グラナド・エスパーダ)のキャラクターだそうです。
最後は、ブリスベンの王者です。Fate/Grand Order(フェイト・グランドオーダー)というゲームのLeonardo da Vinci (レオナルド・ダ・ヴィンチ)というキャラだそうです。
アメリカのシカゴで開催される世界大会への参加権を手にしたオーストラリアの王者は、またもシドニーの王者であるファイナルファンタジーのバハムートのコスプレに輝きました。
OZ ComicConの感想
オーストラリアではコミック、マンガ、アニメの人気が高く、年間を通して全国各地で様々なイベントが開催されています。
その中でも最大規模のイベントがOZ ComicConです。会場は仮装パーティーかと思うような賑やかさでコスプレする人もそうでない人も楽しんでいました。
オーストラリアではコスプレは幅広い層に受け入れられているらしく、大都市では、たまにコスプレをして歩く人を見かけることがあります。もしかしたら、コスプレ人口は日本より多いのではと思ってしまう程ですが、実際はどうなのかわかりません。
今回、会場には「それ無理があるんじゃない?」というコスプレや、「どー見てもお笑いにしか見えない」というコスプレも多く見かけました。
逆に、イケメンや美女の「似合いすぎて反則」というコスプレもたくさんいました。
今回、OZ ComicConに行ってみて、オーストラリアのコスプレの質の高さに驚かされました。
なんだかキャラがわからなくても、コスプレに興味が無くても、エンターテイメントとして十分に楽しめる内容でした。
動画はこちらでご覧になれます。