シドニーを代表する観光地、ダーリングハーバー(Daring Harbour)のすぐ近くに「The Star」という大きなカジノがあります。
カジノへの行き方
ダーリングハーバーからだと、ダーリングハーバーを東西に横切る歩行者専用の橋、ピアモントブリッジ(Pyrmont Bridge)の西の端の根元にあるオーストラリア国立海洋博物館(Australian National Maritime Museum)の裏手のPirrama Roadを右に(北方向に)歩いてすぐです。ダーリングハーバーから既にカジノの上のホテルのビルと「The Star」のサインが見えますので、すぐにわかるでしょう。
また、セントラル(Central)駅からライトレール(Light Rail)に乗り、6つ目のThe Starという駅で降りて、エスカレーターを上がると、すぐそこはカジノの入り口です。
カジノに入場する
入り口にはセキュリティ(ガードマン)が立っており、入場するのに、生年月日と写真があるID(身分証明書)の提示を求められます。日本から旅行で滞在の場合はパスポートを提示すればOKです。
カバンを持っている方は、中をチェックされますので開いて中を見せましょう。よほどのことが無い限りは、中身を出してチェックはされません。大きいカバンを持っていると入れてもらえない可能性があるので、宿泊先に置くか、ロッカーに一時的に入れるかするといいでしょう。
これは、ナイトクラブやパブ、高級レストランにも当てはまりますが、サンダル、タンクトップなど、ビーチにいるような恰好では入場させてもらえません。短パンやTシャツはOKです。
カジノ内ではゲームをしながら、お酒を飲むこともできます。酔っ払いすぎると追い出されることもありますので、飲み過ぎにはご注意ください。ちなみに、お水はタダで貰うことができます。
カジノ内には、レストランもあります。また、カジノの外のThe Starの建物内にもたくさんのレストランやバー、カフェがあります。
なお、カジノ内での写真撮影は禁止されています。カメラを取り上げられることはありませんが、写真を撮っていると注意されます。
カジノでのゲーム
カジノでは様々なゲームで遊ぶことができます。ここにいくつか例を挙げますので参考にしてください。
ブラックジャック(Blackjack)
あなたはディーラーと、カードの合計が、21に近くなることを競います。21により近い方が勝ちというゲームです。ただし、21を超えると負けです。
1(A)は、1か11のどちらかとして計算することを選択することができます。
絵札(J、Q、K)は10という計算になります。
2〜10の数字のカードはそのままの数字として計算します。
ジョーカーはありません。
まず最初に2枚カードが配られ、そこでストップすることも、もう1枚追加することもできます。
何枚でも追加することができますが、21を超えるとバスト(日本ではドボンとか、ブタも言います)となり、その時点で負けになります。
もう1枚カードが欲しい時は、テーブルをらタップします。そうすると、もう1枚カードがもらえます。もうストップをかけたいときには手のひらを下に向け、横に振ります。
この動作はゲームをプレイする上で必要になるので覚えておきましょう。
ブラックジャックは最初の2枚のカードが低い数字の時に、もう1枚引くのかどうかによって、バストする可能性が高く、ここでの決断が勝敗のカギを握るゲームです。
シドニーのカジノでは、ディーラーに勝つと賭けたチップが2倍になります。ペア(Pair)に賭けると11倍になります。ペアにかけるというのは、最初に配られた2枚のカードの数字がペア、すなわち、同じであるということです。さらには、自分ではなく、他のプレーヤーの勝敗に賭けることもできます。
テキサスホールデム(Texas Hold 'em)
ポーカーですが、自分の手札だけで勝負するポーカーとは、少しルールが違います。
ディーラーから自分に配られるカード2枚と、その後で引くカード(コミュニティーカードという)5枚までを組み合わせて役を作るゲームです。
賭けるタイミングは4回あります。あなたは、自分に回ってきたカードによって、いつ降りる判断を下しても構いません。途中で、賭け金を上乗せすることもできます。
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1回目のタイミング:自分にカードが2枚配られた後
2回目のタイミング:カードが3枚表にされた後
3回目のタイミング:カードが4枚表にされた後
4回目のタイミング:カードが5枚目表にされた後
ブラックジャックと違い、あなたが対戦する相手はディラーではなく、他のプレーヤーとなるゲームです。
バカラ(Baccara)
2〜3枚のカードを引き、9に近い方が勝ちというゲームです。1〜9の数はそのままで、10と絵札(J、Q、K)は0として計算します。
あなたがとディーラーと対戦するのではなく、プレーヤー(Player)とバンカー(Banker)の対戦でどちらが勝つかを予想して、あなたはプレーヤー、または、バンカーに賭けるというゲームです。
そして、タイ(tie)、ペア(pair)にも賭けることができ、タイの場合8倍、ペアの場合11倍になります。ちなみにタイとは、プレイヤーとバンカーが引き分けることで、ペアは手札がペア(同じ数字2つ)になる確率に賭けることです。
ルーレット(Roulette)
言わずと知れた、カジノの王道ルーレットです。
配当は以下の様になっています。
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1数字に賭ける…36倍
2数字に賭ける…18倍
3数字に賭ける…12倍
4数字に賭ける…9倍
6数字に賭ける…6倍
縦一列に賭ける…3倍
1-12、または、13-24、または、25-36に賭ける…3倍
赤、または、黒に賭ける…2倍
奇数、または、偶数に賭ける…2倍
1-18、または、19-36に賭ける…2倍
ビッグホイール(Big Wheel)
ディラーが円盤を回して、止まったところに賭けていたら、その数字の倍率が貰えるという単純なゲームです。1カ所だけでなく何カ所にでも賭けることができます。
ポーキー(Pokie)
トランプゲームではなくスロットマシンのゲームです。オーストラリアではスロットマシーンのことをポーキーと言います。
スロットマシーンは、1ゲーム1セントから賭けることができます。オーストラリアの二とタイの間でポーキーの人気は高く、カジノでなく、田舎町のパブにもポーキーはあります。これで、お金を失う人たちも多く、ちょっとした社会問題にもなっています。
最後に
シドニーのカジノThe Starは、ゲームをプレイしなくても入場できますので、キャンブルをしないという方でも、雰囲気を体験しに訪れてみるのもいいのではないでしょうか。ルーレットやポーキーは気軽に少額を賭けることができるので、話のネタに賭けてみてもいいでしょう。ビギナーズラックがあるかもしれません。
ただ、気軽に賭けることができるので、「次は勝てる、次は勝てる」と思って、どんどん賭け金を増やしていくと、あっという間に、100ドル200ドルは平気で飛んでいきます。賭け方には、十分注意しましょう。勝っている時は楽しいですが、ずっと勝ち続けることはまずあり得ないので、引き際を見極めるのも大切だと思います。
平日は割と空いていますが、金土の夜になると、カジノの中は人で溢れ返ります。
英語がそれほど得意ではなくても、賭けてお金を失うことはあっても、お金を騙されるということはありませんので安心してカジノ体験をお楽しみいただけると思います。
そして、何回か行かれるならば、The Starのメンバーシップカードを作ることをオススメします。無料で作れますし、カードを持っていると、カジノ内のレストランで割引されるなどお得です。