QVBの名前で親しまれるQueen Victoria Building(クイーン・ビクトリア・ビルディング)は、シドニーを代表する歴史的建造物であり、シドニーに来たら必ず訪れたいショッピングスポットでもあります。
観光名所としてのQVB
QVB は、1890年代に建設された、ロマネスク式の建物で、横幅は30メートル、長さは190メートルあります。
建物の階上のフロアは、中央が吹きふけになっています。
中央部分の屋根は大きなドームになっており、内側から見上げると美しい装飾がなされているのがわかります。
毎年、クリスマス時期にはこの中央吹き抜け部分に、建物の各フロアを突き抜ける巨大クリスマスツリーがお目見えします。
建物の窓には至る所にステンドグラスが使われており、聖堂の中にいるみたいです。
南北の吹き抜け部分の上のフロアのレベルには大きなからくり時計が釣り下げられており、各時間丁度に音楽に合わせて人形が出て来るのが見られます。
南側の、Druitt Street(ドルイットストリート)を挟んで向かい側には、QVBと並ぶシドニーの有名建造物、Townhall(タウンホール)があります。
南側正面の銅像は当時の英国の女王Queen Victoria(クイーンビクトリア)です。ビルの名前は女王に由来します。
ショッピングスポットとしてのQVB
QVBのショッピングフロアは地上4フロアと地下のフロアから成っています。
地下は、南は電車のTownhall(タウンホール)駅へとつながるアーケードとなっており、北はQVBの建物が終わる地点から北東方向にそれて、ピットストリートモールのMyer(マイヤー)の地下フードコートへとつながっています。
QVBの中には、数々の有名店とインターナショナルの高級ブランド店、アクセサリーや革製品、玩具等、バラエティー豊かな店舗が入っており、各フロアにカフェも数店あります。
いくつかのお店を例に挙げると、ハイセンスなステーショナリーなどで人気のKIKKI.K、バックが有名なオーストラリアの高級ブランドOROTON、帽子で有名なヘレンカミンスキーなどがあります。
また、地下アーケードには、Perfect PortionやL'Occitaneをはじめとする、自然派スキンケアのお店が何店舗か並んでいます。
上のレベルには模型などを扱うホビーショップや、財布などの革製品や雑貨のお店なども入っています。また、アボリジニアートを扱う店や、チョコレート店もありますので、お土産ショッピングにぜひ立ち寄ってください。
QVBのお店と建物について詳しく知りたい方は、Queen Victoria Buildingのサイトをご覧ください。
アクセス
QVBの東西は、George Street(ジョージストリート)とYork Street(ヨークストリート)に挟まれ、南北はDruitt Street(ドルイットストリート)と Market Street(マーケットストリート)に挟まれており、1区画分を占有しています。
北側のMarket Street(マーケットストリート)を東に行くとすぐに、ピットストリートモールがあります。
また、Druitt Street(ドルイットストリート)か Market Street(マーケットストリート)を西に歩けば、Darling Harbour(ダーリングハーバー)です。
電車
Town Hall(タウンホール)駅改札レベルから、QVB地下アーケードへ直結。北側の改札を出るとQVBのサインがあります。
Town Hall(タウンホール)駅に止まる電車は、 “T1 North Shore, Northern & Western Line” “T2 Airport, Inner West & South Line”、“T3 Bankstown line”、“T4 Eastern Suburbs & Illawalla Line”、の計4路線となっています。
Town Hall(タウンホール)駅はCentral(セントラル)駅の次の駅です。Central(セントラル)駅から、距離にすると1㎞程なので歩いても15分ほどで行けます。
電車の路線図と時刻について詳しくは、Transport NSWのサイトでお調べください。
バス
バスはシドニー市内に向かうバスの多くが、QVBか、その周辺のエリアを通ります。QVBの前のMarket Street(マーケットストリート)とYork Street(ヨークストリートに)バス停があります。
こちらも詳しくはTransport NSWのサイトでお調べください。“From”のボックスに出発地を入れて、“To”のボックスに“QVB”または“Queen Victoria Building”と入力すれば、あなたの出発地から利用できるバス、または、電車の選択肢が表示されます。