
ハンターバレーは、シドニーから車で約2時間で行けるオーストラリア最古のワイン産地です。広大なぶどう畑とブロークンバック山脈の景色、150以上のセラードア(ワイナリー直営の試飲所)、そして子どもも楽しめる巨大ガーデンがそろい、家族旅行にもカップル旅にもぴったりの場所です。
この記事では、実際に1泊2日で訪れた際の写真をもとに、立ち寄った観光スポットを順番にご紹介します。旅の拠点となるのは、ワイナリーが集まるポコルビン(Pokolbin)地区です。
写真でめぐるハンターバレーの観光スポット
今回訪れたのは、ガーデン・買い物・ワイナリー・絶景をひと通り楽しめる11か所です。
1. ハンターバレー・ガーデンズ
「オーストラリア最大のディスプレイガーデン」を掲げる、この地域いちばんの人気スポットです。約14ヘクタールの敷地にテーマの異なる10の庭園があり、散策路は全長約8kmにもなります。

乗り物とイベント:観覧車、メリーゴーラウンド、スイングチェア、ティーカップなどがあります。乗り物は有料で、学校休暇やイベント期間のみの運行です。私たちが訪れた春休みには、巨大なクモやマンモスのオブジェも展示されていました。
ローズガーデン:10月はバラが見頃。毎年10月中旬には「ローズウィーク」も開催されます。
ストーリーブック・ガーデン:『不思議の国のアリス』のお茶会やハンプティ・ダンプティなど、絵本の世界を再現したエリア。子ども連れにはここが一番人気です。
オリエンタルガーデンと滑の池:中国風の東屋や滑、色鮮やかな花壇が水面に映る、写真映えスポットです。池には鳥も泳いでいます。
インド風ガーデンやトピアリー:彫刻が美しいインド風の東屋、象の形の植木など、歩くたびに景色が変わります。

2. ハンターバレー・ガーデンズ・ショッピングビレッジ
ガーデンの隣にある小さな商店街です。チョコレート専門店や雑貨店、カフェが並び、中央のガゼボ(東屋)周辺でのんびり休憩できます。敷地内の「ザ・セラー・レストラン(The Cellar Restaurant)」は、レンガ造りの落ち着いた雰囲気です。隣には遊具の充実した公園もあり、子どもが体を動かすのにも最適です。

3. デ・ボルトリ・ワインズ
オーストラリアを代表する家族経営ワイナリーのハンターバレー拠点です。石積みの入口看板が目印で、ワイン試飲とあわせてチーズも楽しめます。

4. ハンターバレー・ビジターインフォメーションセンター
ポコルビンの入口、ワインカントリー・ドライブ沿いにある観光案内所です。ワイナリーの地図やパンフレットがそろい、無料Wi-Fiも使えます。到着したら最初に立ち寄り、どのセラードアを回るか計画を立てるのがおすすめです。

5. ハリガンズ(Harrigan’s Hunter Valley)
ブローク・ロード沿いにあるアイリッシュパブ兼宿泊施設です(旧名:Harrigan's Irish Pub & Accommodation)。夕方はそばのぶどう畑を散歩でき、ブドウの木の整列した景色の中、子どもたちも大喜びでした。番の端にバラが植えられているのも、この地域らしい光景です。

6. リサ・マクギガン・ワインズ
ハンターバレーのワイン一家に生まれたリサ・マクギガンによる華やかなブランドで、現在はブローク・ロード沿いの「VAMP by Lisa McGuigan」(2198 Broke Road, Pokolbin)で試飲できます。写真は当時、宿泊先のハンターリゾート(Hunter Resort、ハーミテージ・ロード)で訪れた試飲カウンターです。

7. テンパス・トゥー周辺
スタイリッシュな建物に、セラードアと日本・タイ料理の「おいしい(Oishii)」などが入った複合施設です。入口前では、ワイナリーを巡る馬車ツアーの馬車を見かけることもあります。

8. ティレルズ・ワインズ
1858年にエドワード・ティレルが創業し、今も5代にわたる家族経営が続く老舗ワイナリーです。大きな木の下に古い小屋や樽の装飾が並び、開拓時代の雰囲気を感じられます。名物のセミヨンは必飲です。住所:1838 Broke Road, Pokolbin。

9. ブロークンウッド
2018年に約800万ドルをかけてリニューアルした、木の外壁が印象的なセラードアです。黄色いパラソルのテラスに、レストラン「The Wood」とカジュアルな「Cru Bar + Pantry」があります。

10. オードリー・ウィルキンソン
今回の旅でいちばんの絶景スポットです。ブロークンバック山脈の麓の丘の上にあり、360度に広がるぶどう畑と湖を見渡せます。青い屋根のセラードアは、テラス席からの眺めも最高。旧醉造所を使った小さな博物館は入場無料です。住所:750 De Beyers Road, Pokolbin。

11. マウント・プレジント

921年、「オーストラリア史上最高の醉造家」と称されるモーリス・オシェアが設立した名門です。1880年代の古木も残り、セミヨン、シラーズ、ピノ・ノワールが看板ワイン。山を背にした白い醉造所が目印です。住所:401 Marrowbone Road, Pokolbin。
旅のヒント
- ベストシーズン:春(10~11月)はバラと新緑が美しく、気候も快適です。収穫期の夏の終わり(2~3月)もおすすめです。
- 移動手段:公共交通は不便なので、レンタカーかワイナリーツアーが基本です。オーストラリアは飲酒運転の取り締まりが厳しいので、運転手は試飲を控えるか吐き出し用のバケツを使いましょう。
- 試飲は予約が安心:人気のセラードアは週末に満席になることが多いので、公式サイトから事前予約しましょう。試飲は有料のところがほとんどです。
- 暑さ対策:日差しが強いので、帽子・日焼け止め・水は必須です。
- 子ども連れ:ハンターバレー・ガーデンズと隣の公園を中心に組めば、大人のワイン巡りと子どもの遊びを両立できます。ベビーカーで回れる場所も多くあります。
子連れの1泊2日モデルコース
1日目:シドニー出発 → ハンターバレー・ガーデンズで半日 → ショッピングビレッジで休憩 → デ・ボルトリと観光案内所 → 宿泊。
2日目:無理のない範囲でセラードアを数軒訪問 → ランチ → オードリー・ウィルキンソンで眺望を楽しみ、シドニーへ。各施設の滞在時間や試飲予約を見ながら、行き先を絞ると回りやすくなります。
日帰りで行くなら
庭園とランチ、ワイナリー1~2軒を中心にすると余裕があります。シドニーからの所要時間は出発地や交通状況で変わり、週末や連休は長めに見積もってください。
旅行前に確認したいこと
ワイナリーの試飲は予約制・有料の場合があります。車を運転する人は飲酒を避け、試飲を楽しむならドライバー付きツアーや宿泊を検討してください。春は庭園の散策、夏の終わりから秋はぶどうの収穫期の雰囲気を楽しめます。帽子、日焼け止め、飲み水も忘れずに。
まとめ
ハンターバレーは、シドニーから2時間で、花とワインと絶景をまとめて楽しめる贅沢な場所です。1日目はガーデンで家族で遊び、2日目は丘の上のワイナリーでぶどう畑を眺めながら一杯。次の週末の小旅行に、ぜひ検討してみてください。
※料金や営業時間は変更されることがあります。お出かけ前に各公式サイトでご確認ください。
公式サイト
Hunter Valley Gardens / Tyrrell’s Wines / Audrey Wilkinson / Mount Pleasant Wines
※写真は訪問時に撮影したものです。営業時間、試飲場所、料金、イベント内容は変更されるため、お出かけ前に各施設の公式情報をご確認ください。