オーストラリアではIDカードを携帯していると便利
オーストラリアでは、いろいろな所でIDカードの提示を求められることがあります。
特に20代~30代中ぐらいまでの方は、夜の街へ出かける際や、お酒を買う際は携帯が必須でしょう。オーストラリアでは18歳未満の飲酒は禁止されています。日本人は年齢より若くみられますので、20代の方は18歳未満に見られることが多いです。
アルコールを飲めるパブやクラブに入場するの人に対して、入り口にいるバウンサー(警備の人)はIDの提示を求める権利があります。通常、バウンサーは、独自の判断で、見た目が20代中ぐらいまでに見える人に対してIDの提示を求めるそうです。また、酒屋(Liquor ShopまたはBottle Shop)でお酒を買うのにもIDの提示を求められます。さすがに、どう見ても若く見えない人は顔パスです。
IDの提示を求められるということは、若くみられたということなので、年を取ると嬉しかったりします。私の知り合いは37歳でも、パブに入場するのにIDの提示を求められて喜んでいました。逆に、昔はIDを求められたのに、求められなくなると、見た目が老けたという証拠でもあるので悲しかったりします。
Driver's LicenceかPhoto IDか
免許証等の、写真、生年月日、現住所が入っているものならばIDカードとして使えます。
もちろん、英語表記の物でないとIDとしては認められませんので、日本の免許証などは使えません。日本のパスポートはOKです。旅行で、短期滞在している場合はパスポートを持ち歩くことに抵抗はないでしょうか、長期滞在となると、いつもパスポートを持ち歩くのは面倒ですね。
オーストラリアで免許を取るのは、日本で既に免許を持っていれば、書き換えだけで済むのですが、免許取得費用は、1年有効のもので$56、3年間で$132、5年間で$178掛かります。また、日本の免許証の正式な翻訳者(NAATIの資格を持つ翻訳者)が行った翻訳を入手する必要があります。翻訳費用は、$100まで見積もっておけばよいでしょう。
詳しくは、日本の免許をオーストラリアの免許に書き換えるの記事をご覧ください。
免許を取得するまでもないけど、IDが欲しいという場合は、写真付きIDカード、Photo Cardを取得するとよいでしょう。
Photo Cardの申込方法
Photo CardはNSW州の公共手続きを管轄するService NSWで申込みできます。料金は、5年間有効なPhoto Cardが$52、10年間有効なものが$93(21歳以上の申込者に限る)です。
必要なものは申込書と、パスポート、そして、現住所が証明できる書類です。
申込書は記事下にある、Service NSWのリンク先ページからダウンロードできます。
現住所が証明できる書類は、NSW州の住民として、定住場所があることを証明できる住所が記載されている公共機関等からの手紙などです。例えば、銀行口座を開設した後に送られてくる通知などが代表的です。
お近くのService NSWの窓口の場所も、記事下のService NSWのリンク先ページで検索できます。
Service NSW窓口で申込み時にその場でID用の写真を撮られますので、お化粧や髪型が決まっている時にしましょう。申込みをした後は、5日以内に申し込みの際に届け出た住所にカードが郵送されます。
住所を証明する書類の入手、そして、カードを郵送で受け取ることを考えて、一定の期間滞在できる住所が見つかってから手続きをすることをお勧めします。
また、期限切れ前に、更新のお知らせが登録住所に送られますので、引っ越し、または、出国の際は、住所変更の通知を忘れないようにしてください。
Apply for a NSW Photo Card
https://www.service.nsw.gov.au/transaction/apply-nsw-photo-card