
庭園から松の間を望む
豪寿庵(ごうじゅあん)は、シドニーハーバーの水辺沿いの高級住宅地、Balmain(バルメイン)にある純和風旅館です。
超がつく日本通のオーナー、リンダさんに案内していただきました。
豪寿庵ツアー
1800年代に建てられた、貴重なサンドストーンが使われた建物が豪寿庵です。

豪寿庵玄関外観
外部からはわかりませんが、一度入り口のドアをくぐると、そこにはハッとするほどの純和風空間が広がります。

豪寿庵ロビー
細部までこだわっており、すごいお金が掛かっていることがうかがえます。
入り口横には小さな畳の茶の間があります。

入口横の茶の間
敷地中央にある池には、これも非常に高価であろう鯉が優雅に泳いでいます。人面魚らしき鯉も目撃できました。

池の鯉 - Photo by Masami Urasaki
赤い傘と鯉の池の風景が美しく、思わず記念写真撮影をしたくなります。赤い傘の下で、抹茶と和菓子か団子を食べたくなります。

まるで京都
禅庭園にはミニ竹林もあって雰囲気満点です。
まるで、京都の由緒ある旅館か料亭にいるようです。

渡り廊下 - Photo by Masami Urasaki
オーストラリアであることを忘れてしまいます。
お風呂は飛騨から特注し直輸入したひのきを使ったお風呂です。素晴らしい香りがぷんぷんしてうっとりです。

檜風呂
客室
2室ある客室は、それぞれに「松の間」と「竹の間」という名前がついています。

竹の間
どちらのお部屋も細部まで純和風で妥協がありません。素晴らしい出来です。

松の間
各部屋は8畳の畳の間です。畳のにおいも素敵です。畳の上に寝転がって、庭を眺めながら昼寝したくなります。
ふすまひとつも相当額すると思われる骨董品が使われており、細部に至るまで、日本の高級旅館でもここまではやらないであろうというこだわり様です。
ふすまの向こうにはモダンで洗練されたバスルームが備え付けられています。
この純和風と超モダン洋風のコントラストがまたすばらしい
コンセプトは江戸なので、純和風の景観を損なわないよう、テレビは戸棚の中に隠されています。
これだけ高価なものが至る所に使われていれば、宿泊できるのは16歳以上からというのもうなづけます。
宿泊料金
金~日の宿泊
2名1部屋:$420 (追加1名$100)
1名1部屋:$380
月~木の宿泊
2名1部屋:$360 (追加1名$100)
1名1部屋:$330
月~木までの連泊、2泊だと10%、3泊だと15%のディスカウントになります。
料金には朝食(日本食)が含まれます。夕食は含まれません。
日本文化のワークショップ
ここは、日本の文化交流の場所としても機能しており。日本の伝統と文化を伝えるワークショップも頻繁に開催されています。
詳しくは豪寿庵のサイトに載っていますので、チェックしてみてください。
また、日本文化に関連する特技や知識をお持ちの方は、豪寿庵を通して何か発信できるかもしれませんので、興味があればリンダさんに連絡してみるといいでしょう。

オーナーのリンダさん
連絡先は記事末尾にある豪寿庵のサイトでご確認ください。
場所と行き方
シドニー中心部からのバスでの行き方を案内します。
バスでの行き方1
シドニーのQVB(クイーン・ビクトリア・ビルディング)沿いのYork Street(ヨークストリート)から、442番にバスに乗車し、Balmain(バルメイン)のDarling Street(ダーリングストリート)沿いのバス停、Colgate Avenue(コルゲートアベニュー)との交差点で下車します。
バス停名は「Darling St At Colgate Av]です。
バス停の向かい側が豪寿庵です。
乗車時間は15分程です。
バスでの行き方2
セントラル駅のRailway Square(レイルウェイスクエア)から、433番のバスに乗車し、Balmain(バルメイン)のDarling Street(ダーリングストリート)沿いのバス停、Gladestone Park(グレードストーンパーク)という公園の前で下車します。
バス停名は「Darling St Opp Gladestone Park]です。
乗車時間は30分ちょっとです。
そこから、上記の442番のバスが停車するバス停まで2分程、Darling Street沿い歩いて豪寿庵に向かいます。
バスの乗り方と詳しい時刻の調べ方は「シドニーのバスの乗り方と降り方」に説明しています。
Website: https://www.ryokangojyuan.com/
Facebook: https://www.facebook.com/Ryokan-Gojyuan-180527628665967/
208 Darling Street Balmain NSW 2041 Australia
(02) 9810 3219